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バックヴィンテージ入荷! ブルゴーニュを代表する白。高標高由来の良質な酸味と口当たりの良さ。凝縮感ある余韻が長く続きます。 1731年創業、1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得しワイン造りを開始しました。1820年に、15世紀の要塞であるシャトー・ド・ボーヌを取得し瓶熟庫として利用しており、現在も19世紀のワイン約3000本が眠っています。1995年、シャンパーニュの老舗アンリオ家の故ジョゼフ・アンリオがオーナーになると、ワイン造りの全工程において徹底した品質改革が行われました。 自社畑ブドウから造られるドメーヌワインと買いブドウからのネゴシアン部門がありますが、ドメーヌとしてのブシャールは、コート・ドールに約130ha(うちグランクリュ12ha、プルミエクリュ74ha)におよぶ優れた畑を所有するコート・ドール最大のドメーヌです。品質向上へのめざましい取組みにより、優れたテロワールの力が発揮され、国際的に高い評価を得ています。また、「幼子イエスのブドウ畑」の呼び名で有名な畑「ボーヌ グレーヴ・ヴィーニュ ド・ランファン・ジェズュ」の単独所有者としても知られています。 「コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ」は、コルトンの丘上部に位置する偉大な特級畑です。ブシャールの畑は、その丘の最上部にあり、南東向きの区画Le Cortonに畑を所有。標高は約320mで東向き。表土は薄く上品さの際立つコルトンシャルルマーニュを生み出しています。非常に優美で女性的なワイン。良質の酸によって引きたつ傑出した口当たりの良さ。凝縮感ある余韻が長く続きます。抜きん出たミネラルを思わせる風味を持ち、透明感と輝きに満ちたワインです。 DOMAINE BOUCHARD PERE ET FILS CORTON CHARLEMAGNE GRAND CRU ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ アロース・コルトン 原産地呼称:AOC. CORTON CHARLEMAGNE ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:白ワイン 辛口 VINOUS:95+ ポイント 95+ From: White Burgundy 2009 and 2008 (Sep 2010) Pale bright yellow Knockout high-pitched nose seduces with scents of violet, lavender, lemon, crushed stone, mint, cinnamon and ginger; this could be bottled as perfume. Then wonderfully rich, pure and deep but youthfully tight, with compelling aromatic lift to the citrus, spice and mineral flavors. Really explosively rich but somehow weightless. Finishes with superb length and aromatic class. I'd lay this down for five to seven years. In recent years, this has been a consistently spectacular grand cru-and a relative value. 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。Domaine Bouchard Pere et Fils / ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス コート・ドールのテロワールを忠実に再現 ブシャールの創業は1731年。1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得し、ワイン業を開始しました。 大躍進を遂げたのは、3代目のアントワーヌ・フィリベール氏の時代で、フランス革命の時に国に没収され、民間に払い下げられたポテンシャルの高い畑を次々に購入し、所有面積を広げていきました。1820年アントワーヌ氏はルイ11世と12世が築いたシャトー・ド・ボーヌ城を購入、地下を熟成庫とし、現在も使用しています。 1970?80年代、一時ブシャールは衰退の時期を迎えますが、1995年にシャンパーニュ・アンリオを所有するジョゼフ アンリオ氏が経営を引き継ぎ、畑から醸造などあらゆる面に置いて改革を行いました。そのため、現在ブシャールの品質は向上し、世界に名が知れ渡るドメーヌに返り咲きました。 自社畑のブドウから造るドメーヌワインだけではなく、長期契約だからできる栽培指導を行い、ブシャールのスタイルに合った栽培家からのブドウを購入しています。病害対策、果実の生産環境、多様性な生物環境をふまえた様々な条件をクリアして、2015年、環境に配慮した農法レベル3の認証を受けました。 コート ドールを中心に、グラン クリュを12ha、プルミエ クリュを74ha、総面積130haの畑を所有しています。約30の畑に気象台を設置し、気象データを収集。地中の温度や湿度まで把握し、病害が発生しそうな区画を予想し、ピンポイントで処置を行っています。 収穫は手で収穫し、ブドウをつぶさないように13kgの小型ケースにて運搬しています。その後、醸造所に運ばれたブドウを1階にある選果台にて丁寧に選別していきます。 ブシャールではテロワールを忠実に表現したワイン造りを目指しています。そのため、樽香は多すぎず、少なすぎずブシャールスタイルを守るため、コニャックのタランソー社と共同で専用の樽製造会社を設立。それぞれの畑に合った完全なオーダーメイドの樽を調達しています。 また、2005年に、地下2階、地上1階のグラヴィティシステムを導入した新醸造所を稼動。果実・果汁にストレスを与えない環境においてワイン造りを行っています。最新型の小型ステンレス発酵槽や熟成樽同様特性の木製発酵槽を完備。区画毎に醸造を行っています。 醸造所の地下2階には樽熟庫があり、地下のため安定した温度・湿度でワインを熟成させています。
3つの区画をアッサンブラージュし造られる、バランスよく、ムルソーを総体的に表した1本! ピエール・モレはピュリニー・モンラッシェ最上のドメーヌ、ルフレーヴの醸造長を20年にわたり務めたピエール・モレ氏が設立したドメーヌ。特級畑バタール・モンラッシェをはじめ、ムルソーを中心にコート・ド・ボーヌの上質な白と赤ワインを生産しています。 畑の特色を素直に体現することを念頭に、1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培を開始、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換しました。小樽での発酵と熟成。新樽の割合は決して高くなく、特級畑と一級畑ではおよそ30%程。造られるワインはどれも素晴らしく、ルフレーヴのワインと比べると、よりしなやかで、テロワールのユニークさを堪能できるものです。 「ムルソー」は、3つの区画をアッサンブラージュしたもの。モンテリー側のフォルジュは土壌が浅く、小さな小石がちりばめられた畑。ペランは1級シャルムの真下に位置し、砂利が多い。ショームはブラニーとナルヴォーに挟まれた標高の高い畑。これらが組み合わさることで、バランスよく、ムルソーを総体的に表したワインとなる。 ■テクニカル情報■ 発酵(樽/タンク):小樽、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):15?25%、熟成期間:17?22ヵ月、マロラクティック発酵の有無:Yes、瓶詰め時のフィルターの有無:Yes、所有面積:0.84ha(フォルジュ、ぺラン、ショーム)、土壌:粘土石灰質、ぶどう品種(セパージュ):Chardonnay 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・コルドン・ド・ロワイヤ、平均樹齢:25年、密植度:10000本/ha、収穫方法:手摘み、農法:ビオディナミ、BIO認証団体:エコセール、ビオディヴァン PIERRE MOREY MEURSAULT ピエール・モレ ムルソー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:14% 味わい:白ワイン 辛口 ワインアドヴォケイト:(90-92)ポイント RP (90-92) Reviewed by: William Kelley The 2020 Meursault is excellent, wafting from the glass with aromas of pear, hazelnuts, white flowers and freshly baked bread. Medium to full-bodied, satiny and lively, with fine depth at the core, bright acids and a chalky finish, it's the usual blend of lieux-dits Les Forges, Les Pellans and Les Chaumes de Narvaux. The 2020 vintage is another terrific success for Anne Morey, who confidently directs this 11-hectare domaine as well as her family's Maison Morey-Blanc (also reviewed in this report). In white, yields were generous, delivering classically balanced wines that get my nod as the estate's finest since 2017. In red, lower yields and rapid ripening had delivered more atypical results, with some cuvees hitting 15% alcohol, yet that was remarkably well-concealed?at least when tasting from barrel in the cellars. Published: Jan 21, 2022 1812020424550115DOMAINE PIERRE MOREY / ドメーヌ・ピエール・モレドメーヌとネゴスのふたつを高水準で両立させる希有な存在ピエール・モレイはムルソーの造り手だが、一族がムルソーにやってきたのはフランス革命まっただ中の1793年のこと。モレイと名のつく他のドメ ーヌ同様、もともとはシャサーニュ・モンラッシェの出身だという。ピエールの父、オーギュストは1935年にドメーヌ・デ・コント・ラフォンのメタイエ(収穫の一部を受け取る小作人)のひとりとなり、1971年から ピエールがそれを引き継ぐようになった。ラフォンはムルソーの1級畑や特級モンラッシェなど素晴らしい畑をもっていたが、オーナーはつねに他の仕事をもち、畑作業は小作人に任せていた のだ。ところがドミニク・ラフォンがラフォン家で初めての栽培醸造家になると、折半耕作の契約期間を延長せず、ラフォン家のすべての畑を自ら 耕作することを宣言。1986年から1991年にかけてピエール・モレイは多くの畑を失ってしまう。しかしながら、ピエール・モレイの手腕に感銘を受けていた、ピュリニー・モンラッシェの大ドメーヌであるルフレーヴは、引退が決まっているそ れまでの醸造長のジャン・ヴィロに代わって、ピエールを招聘。こうして彼は、1988年以降、ルフレーヴの醸造長として働く一方、自身の小さなドメーヌを運営し、さらに1992年にはネゴス・ブランドとして「モ レイ・ブラン」を設立。 二足のわらじならぬ三足のわらじを履くことになる。ルフレーヴの醸造長に就いてから20年後の2008年、ドメーヌ・ピエール・モレイとモレイ・ブランの仕事に集中するためルフレーヴから離れ、娘の アンヌを共同経営者に迎えて、父娘で11haの畑を耕作。同時にモレイ・ブランを経営している。ルフレーヴがそうであるように、ドメーヌ・ピエール・モレイでも1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培し、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換した。アペラシオンはドメーヌもネゴスもムルソーを中心にコート・ド・ボーヌと白と赤に集中している。ドメーヌ所有の特級畑はバタール・モンラッシェのみだが、ネゴスのほうにはモンラッシェにコルトン・シャルルマーニュ、赤のコルトンもある。 またドメーヌのラインナップには、珍しいムルソーの赤、レ・デュロがあり、表土の厚い土壌からすこぶるパワフルな赤ワインを生み出す。ピエール・モレイのワインはテロワールにきわめて忠実に仕上げられ、ムルソー1級ペリエールはその硬質なミネラル感を前面に押し出し、バター ル・モンラッシェはリッチさと力強さが表現されている。ドメーヌとネゴスの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴスを従ととらえられがちだが、ピエール・モレイの場合はそれにあたら ない。ネゴスのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様のケアがとられている。たとえ ば村名ムルソー同士をブラインドで試飲したとしても、そのブドウが栽培された区画による違いはともかく、品質的な優劣を感じることはない。ラフォンやコシュ・デュリーと並ぶ、偉大なムルソーの造り手がピエール・モレイなのだ。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「ピュリニー・モンラッシェ レ・ノロワイエ」は、洋梨のようなニュアンスとほのかに樽香が立ち昇り、空気に触れると甘いスパイスも入り混じる。オリエンタルなシャルドネ。口に含むと非常にリッチで力強く、オイリーで白い果実味の長い余韻。最後に石灰質のニュアンス。 GENOT BOULANGER PULIGNY-MONTRACHET LES NOSROYES ジェノ・ブーランジェール ピュリニー・モンラッシェ レ・ノロワイエ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ピュリニー・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. PULIGNY MONTRACHET ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ヴェルジェ」は、ショーメの真下、東向き斜面の中腹に位置する1級畑。ショーメよりも肉付きがよく、ミネラルや酸の穏やかなワインとなる。 GENOT BOULANGER CHASSAGNE-MONTRACHET 1ER CRU LES VERGERS ジェノ・ブーランジェール シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ヴェルジェ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ シャサーニュ・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. CHASSAGNE MONTRACHET ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:92 ポイント 東向き斜面の上部と下部から。濃密でクリーミィなテクスチャー、熟したリンゴ、レモン、アーシーなタッチ。バランスのとれたミディアムボディ。上質な酸のフレッシュ感にあふれ、ナッティでほろ苦いフィニッシュ。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2022/08/22Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「ムルソー レ・メ・シャヴォー」は、オーセイ・デュレスとの境界にある斜面の中腹の0.5ha。北東向きの表土が薄く石の多い粘土石灰岩土壌。透明感ある果実に荘厳なミネラル香。口に含むとフレッシュさ、力強さを感じる。余韻は白胡椒とアロマティックなハーブ香。魚料理との相性抜群。 ■テクニカル情報■ 1970年植樹。粘土石灰質土壌。小石が多く水はけのよい土地。比較的冷涼なクリマ。バトナージュなし。樽熟成12ヶ月+イノックスタンク6ヶ月。 GENOT BOULANGER MEURSAULT LES MEIX CHAVAUX ジェノ・ブーランジェール ムルソー レ・メ・シャヴォー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:90 ポイント ルーロで知られるオーセイ・デュレスのコンブに近く冷涼。斜面下部から中腹に広がり、大半は中腹。1970年に植えられた0.5ha。白い花、レモンの皮、ヘーゼルナッツ、繊細で、緊張感がある。ほろ苦いグレープフルーツの皮、塩気を帯びたフィニッシュは正確。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2022/08/22Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
まだ知られていないうちに、是非お試しいただきたい!エレガントでアプローチャブル、マルサネの新星シャルル・オードワン! ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。 フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 「マルサネ・キュヴェ・シャルリ ブラン」は、泥灰土の土壌を持つ畑で作られたシャルドネを使用します。2016年に生まれたシャルルの孫娘の名前から付けられました。 このフルボディでエレガントな白ワインは、強烈なバターの香りを放ち、柑橘類や石果のフレッシュな果実香と、ほのかな木の香りとバニラのニュアンスが混じり合う。口に含むと、ワインの幅は広くまろやかで、わずかな厚みがあり、程よい粘性を与え、ミネラルとバターの香りのバランスをとっている。フィニッシュは長くフレッシュ。シーフードやグリルした魚と相性が良いが、鶏肉や七面鳥とも相性が良い。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 現在ドメーヌで指揮をとるのはシャルル・オードワンの息子シリル・オードワン。2001年からドメーヌに参画。今回入荷の2021年は、「すごく難しい年であった。」とシリル・オードワン。2021年にエコセール認定を取得。難しい年であったが、自らを含むビオロジックを実践する生産者は、畑の状況が読めるため、うまく作ることができたという。ピュアなヴィンテージで、色は淡い、15年前のブルゴーニュのピノ・ノワールのスタイル。 ■ワインレポートより(2023/01/16)■ シャルルが1972年に自家元詰を始めた時、畑は2.5haしかなかったが15haにまで広がった。2000年から参画していた1978年生まれのシリルが、2009年に引退した父から引き継いで、品質が上がった。2021年にオーガニックの認証を得た。 マルサネ主体で、フィサンとジュブレ・シャンベルタンにも畑が広がる。5代目のシリルは単一畑に力を入れている。2014年に完成した新ワイナリーで、全房発酵を導入している。穏やかな抽出を好み、ピジャージュよりルモンタージュが主体。新樽比率は25%程度。 Charles AUDOIN Marsannay Cuve Charlie Blanc シャルル・オードワン マルサネ・キュヴェ・シャルリ ブラン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ マルサネ 原産地呼称:AOC. MARSANNAY 品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口Charles AUDOIN / シャルル・オードワン 内外から熱い注目を浴びる、マルサネのライジングスター ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。 元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 このドメーヌのアリゴテは樹齢90年の古木で、マルサネACに植えられている。よく熟して酸味が柔らかく、ボディに厚みすら感じられる。 マルサネは赤、白、ロゼの3色を展開。ロゼは一般的なショート・マセレーションではなく、ダイレクト・プレスによって造られ、新鮮味の感じられる赤い果実とミネラル感。とてもデリケートでピュアなロゼに仕上がっている。 赤ワインの場合、全房率はヴィンテージと区画により異なり、低温マセレーションの後、アルコール発酵。ピジャージュとルモンタージュを2週間行う。その後、樽に詰めて12ヶ月。さらにタンクで半年寝かせてから瓶詰めする。 マルサネの「キュヴェ・マリー・ラゴノー」は、ドメーヌの草創期に活躍したシリルの祖母に捧げられたワイン。マルサネにある5つの区画でも、樹齢が70年を超える古木のブドウのみ使用する。ピュアな果実味とストラクチャーが見事にバランスしている。 また白ワインは、228リットルのブルゴーニュ樽ではなく500リットルのドゥミ・ミュイを用いて醸造。マルサネ・ブランで新樽率は30%。バトナージュによってワインに厚みを与えながら、約1年間寝かせる。クロ・デュ・ロワ、ラ・シャルム・オー・プレートル、シャン・サロモンなどから、ミネラルのしっかりした白ワインが生み出される。
アルザス最新鋭世代、20歳でデビューした若さ溢れるナチュール・ヴィニュロンが手掛けるナチュラルワイン! ルイ・モーラーは1996年生まれ。アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。 2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で4種類のヴァン・ナチュールを醸造しました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。 「リースリング レルシェンベルグ」は、シルト(ローム、泥土)混じりのヴォージュ砂岩。南東向きの丘陵の斜面の区画。レルシェンベルグは、グラン・クリュMoenchbergメンヒベルグに隣接するリュー・ディで、フィネスとエレガントを備えたワインを生み出すテロワール。 白い花や洋ナシ、グレープフルーツ、パイナップルなどを思わせる香り。ソフトで柔らかなアタックで上品でエレガントでとてもクリーンな味わい。フィニッシュにはほろ苦さとともに、心地良い旨味が広がる。料理に合わせられる辛口のガストロノミーワイン。8?10度でサービスしてください。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 2022ヴィンテージは9/26収穫。総生産量2,800本。アルコール度数は12.5度。2024年1月時点のSO2トータルは8mg /L 残糖度:1 Sec/Dry(1リットル当たりの残糖4グラム未満) ■テクニカル情報■ 手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せず自然に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノン・フィルター、SO2も無添加で瓶詰め。 Louis Maurer Riesling Lerchenberg ルイ・モーラー リースリング レルシェンベルグ 生産地:フランス アルザス 原産地呼称:AOC. ALSACE ぶどう品種:リースリング 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口 ■アルザスワインの残糖度の記載について■ 消費者の選択を容易にするために、AOCアルザスワインは2021ヴィンテージのワインから残糖度の記載が義務付けられることになりました。 これまでアルザスワインは、特にヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・グレン・ノーブル以外のキュヴェに関して、どの程度の甘さがあるのかボトルを見ただけでは判断するのが困難でした。しかし、今後は以下の4段階の甘辛度がバックラベルに記載されることになり、購入の際により分かりやすくなることになります。 ・Sec/Dry:1リットル当たりの残糖4グラム未満 ・Demi-sec/MediumDry:1リットル当たりの残糖4グラム以上、12グラム未満 ・Moelleux/MediumSweet:1リットル当たりの残糖12グラム以上、45グラム未満 ・Doux/Sweet:1リットル当たりの残糖45グラム以上 甘辛度の記載は、この4段階のどれかの文字をラベルに直接記載するか、あるいは目盛りの形で対応する甘辛度の下にカーソルを置いて表示することができます。Louis Maurer / ルイ・モーラー アルザス最新鋭世代が手掛けるナチュラルワイン ルイ・モーラーは今年26歳になるアルザスでも最も若いヴァン・ナチュールの造り手です。彼は醸造学校在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。 高校卒業後はカトリーヌ・リスが醸造所を間借りしていたルカ・リーフェルの下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。2016年から実家のドメーヌに参画し、当時20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名前で3種類のヴァン・ナチュール(2016 ヴィンテージ)を醸造してデビューしました。 カトリーヌ・リスに続く欧米で話題の新星ルイは、カトリーヌ・リスやリエッシュ、パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについて意見交換をしています。2017ヴィンテージでは4種類のキュヴェが造られました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。 ルイ・モーラーについて ルイ・モーラーは1996年生まれ。今年26歳になるアルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。 彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。 2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で3種類のヴァン・ナチュール(2016ヴィンテージ)を醸造しました。実家のドメーヌは長年ビオロジックでブドウ栽培を行っており、2009年からはビオディナミも導入しているため、ルイはさらに先に進みたいと考え、ブドウ以外には何も加えないヴァン・ナチュールの醸造(SO2も無添加で、必要な場合に限り瓶詰め時に最低限のみ添加する)に挑戦したのです。 ルイはドメーヌの三代目になりますが、ドメーヌの創始者である祖父母も両親も彼の挑戦を強く後押ししてくれたそうです。 2017ヴィンテージではピノ・グリのキュヴェも醸造し、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワール、ピノ・グリの4種類のキュヴェがリリースされました。ルイは、カトリーヌ・リスやジャン・ピエール・リエッシュ(二人とも隣村のミッテルベルクハイムに住んでいます)、パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについての考えや哲学について意見交換をしています。ラベルデザインは彼のガールフレンドがデザインしたものだそうです。 ドメーヌについて ルイの実家のドメーヌはルイの祖父によって設立。現在はルイの父のフィリップが当主を務めています。ストラスブールとコルマールのほぼ中間のエイコフェンEichhoffen に本拠を置いています。栽培面積は16ヘクタールで、細分化された40の区画がエイコフェンと隣村のアンドロー、エプフィグ、イッタースヴィラーに点在しています。 ドメーヌでは昔から除草剤や化学肥料は一切使用しておらす、15年以上前に完全なビオロジックに転換。2009年からはビオディナミも導入しました。これによって、ブドウ木の生命力が劇的に向上し、自然に収量が低くなり、ブドウ中のエキスも最上の状態で凝縮されるようになりました。 ドメーヌの畑は全て耕耘され、中耕除草も行います。ブドウ畑の畝の間には下草を生やし、ライ麦と野菜を栽培しています。そして、初夏に下草を抜いて、畝の間に敷き詰めてカバークロップにしています。こうすることによって、草が自然の覆いの役割を果たし、過剰な暑さや雨から土を保護してくれるのです。また、地中の温度が低く保たれることによって微生物の活動と、土中の水の浸透能力が維持されるという効果もあるのです。 ブドウの病害予防には、イラクサ、トクサ、ヤナギなどのハーブや植物の煎じ薬を用いています。また、堆肥や牛糞、ブドウの搾りかすや藁などをベースにしたコンポストを自前で作って畑に撒いています。生命力に満ちたこのコンポストによって土が活性化され、健康で成熟した果実を造るために必要なあらゆるミネラル成分がブドウ木に行き渡ります。ドメーヌでは、生きた土壌とブドウ木から、成熟のピークに達したブドウを低収量で収穫することがテロワールを表現するために必要不可欠な条件であると考えています。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「ピュリニー・モンラッシェ 1er ラ・ガレンヌ」は、軽やかに高く立ち昇る、ローズヒップとお香の混じり合った香り。溌剌としたワイン。ピュリニーの1級の中で最も繊細なものの一つ。ミネラル味を素晴らしく表現。 GENOT BOULANGER PULIGNY-MONTRACHET 1ER CRU LA GARENNE ジェノ・ブーランジェール ピュリニー・モンラッシェ 1er ラ・ガレンヌ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ピュリニー・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. PULIGNY MONTRACHET ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:93 ポイント サン・トーバン側の丘の上部。0.37ha。トースティで、標高の高さからくる冷涼感、フレッシュ感がある。レモン、白桃のノート、クリーミィなテクスチャー、精妙で、緊張感の持続するフィニッシュ。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2022/08/22Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「ブルゴーニュ・シャルドネ」は、美しい黄金色の率直でオープンな香りを持ち、その幅広いアロマパレットで常に驚きを与えてくれます。口当たりがよく、しっかりとした味わいで、同時にドライでまろやか、豊満で太く、深く滑らかで、口中に良い持続性があります。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:0、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:1ha、ぶどう品種(セパージュ):Chardonnay 100%、平均樹齢:25年、収穫方法:手摘み ■2021年ヴィンテージ情報■ 「2021年のヴィンテージは、自然の気まぐれに翻弄されました。完璧な糖度と酸度のバランスを得るべく、各区画毎の忍耐のお陰で果実は十分に成熟しました。 この美しい収穫は、ノウハウ、忍耐力、注意深く観察すること、区画毎のを定期的な管理、ワイナリーでの全ての人力を駆使して細心の注意を払った選別など、長期にわたる作業の結果です。リッチではありませんが、2012年ヴィンテージのように繊細で、ピノ・ノワールの素晴らしさを余すところなく表現しています。」(モンジャール・ミュニュレ 現地ヴィンテージレポートより) DOMAINE MONGEARD MUGNERET BOURGOGNE CHARDONNAY ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・シャルドネ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.0% 味わい:白ワイン 辛口モンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
オリヴィエ・ルフレーヴ、ヴェルジェ、JMブロカールと名門ドメーヌの醸造長経験した、醸造のプロフェッショナルが造るシャブリ! パトリック・ピウズは、オリヴィエ・ルフレーヴでシャブリの醸造長を一任された、1973年生まれカナダ・ケベック出身のパトリック・ピウズ氏が、2008年に設立したドメーヌです。 あるべき姿のシャブリにこだわり、シャブリのテロワールにもこだわる、故に、シャブリ・ヴィラージュもそのテロワールごとに仕上がりが異なる特徴をもったワインに仕上がるのです。ヴィラージュだけで4テロワール、6種類のグラン・クリュと11種類のプルミエは、年間110,000本を生産する規模にまで成長しています。 「シャブリ 1er レ・セシェ」は、ヴァイヨンに含まれる南東向きの畑。澄んだミネラル風味とレモングラスの香りが特徴。ピュアで緻密。青リンゴと白い花のアロマに、トーストしたナッツとヨードのニュアンス。肉付きが良く、力強い。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 「2022年は9月1日に収穫を始め、14日間かけて収穫した。とても暖かかったので、6時間後にデブルバージュ(沈殿)を行わなければならなかった。ワインの骨格に還元が入らなかったんだ。満月の8月15日に良い雨が降ったおかげで、収量は50?55hL/haほど。澱引きが早かったことを除けば、比較的簡単なヴィンテージだった。発酵もマロもすべて早く進んだので、11月末までにすべてが終わった。硫黄と結合しなかったので、アルコール度数は11.8%から12.2%で、すべて65mg/L前後です。2009年のようなワインになると思っていたのですが、エキスのおかげで2012年のような苦味があります。」vinousより ■テクニカル情報■ 産地:Chablis 1er Cru ブドウ品種:シャルドネ100% 醸造・熟成:フレンチオークで発酵後、11ヶ月フレンチオークで熟成 Patrick Piuze Chablis 1er Cru Les Sechets パトリック・ピウズ シャブリ 1er レ・セシェ 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口 ワインアドヴォケイト:93 ポイント The Wine Advocate RP 93 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2025 - 2035 Pure and precise, the 2022 Chablis 1er Cru Sechet mingles aromas of green apple and white flowers with hints of toasted nuts and iodine. Medium to full-bodied, fleshy and charming, it's satiny and enveloping, with bright acids and a saline finish. More immediate and demonstrative than usual, it remains one of the highlights of the range. Quebecois Patrick Piuze, who established his eponymous maison in Chablis after stints working with Jean-Marie Guffens and Brocard, has produced a fine set of 2022s. These are some of the richer, more textural wines that I've tasted at this address, despite Piuze being a comparatively early harvester. Readers will remember the rudiments of Piuze's approach: hand-harvested grapes are pressed firmly in old Vaslin presses, their juice fermented in used barrels and stainless steel, with sur lie elevage of comparatively short duration, because Piuze wishes to capture the maximum of freshness and energy by early bottling. The resulting wines are elegantly textural but incisive, clearly differentiated by site. This is also the best address to explore the village-level Chablis AOC, as Piuze produces a number of cuvees and lieu-dit bottlings designed to highlight the diversity that this large appellation encompasses. Published: Sep 08, 2023 vinous:91 ポイント 91 Drinking Window 2024 - 2034 From: Where Art Thou Chablis? - Chablis 2021 & 2022 (Sep 2023) The 2022 Chablis Les Sechets 1er Cru has a very expressive bouquet of peach and light mango scents commingling with wet stone. The palate is very well-balanced, with hints of tropical fruit. Very seductive, with a touch of fennel right on the finish. Lovely. - By Neal Martin on July 2023 It is always a pleasure to taste with the Canadian turned Chablis winemaker, Patrick Piuze, not just because of his wines but because he is always candid in his assessments of vintages. “In 2022 I started picking on September 1 and picked over 14 days, stopping on one afternoon,” he said as we tasted in his quite cramped cellar. “It was very warm, so we had to do the debourbage [settling] after six hours. The reduction didn't go into the backbone of the wine. The yields are around 50-55hL/ha thanks to good rain on August 15 when there was a full moon. It was a relatively easy vintage [echoing the sentiment of Duplessis earlier that day] apart from racking fast. Everything went fast in terms of fermentation and malo, and so everything was done by the end of November. It didn’t combine with the sulfur, so everything is around 65mg/L with between 11.8% to 12.2% alcohol. I thought it was going to be like 2009, but it has the bitterness of the 2012 due to the extract.” The sheer number of cuvees that Piuze produces can be a bit disorientating at times, especially with his various “Terroir de…” cuvees. But each has its individualities that make them interesting to taste, just a couple like the Terroir de Courgis and Les Roncieres seemingly compromised by the warm season.Patrick Piuze / パトリック・ピウズ 名門ドメーヌで醸造長を努めた、醸造のプロフェッショナル! 1973年生まれカナダ・ケベック出身のパトリック・ピウズ。Marc Chapoutierに出会うことでそのワイン造り人生が始まる。その後、オーストラリア、南アフリカ、イスラエルでワイン作り修行、1997年にカナダ・モントリオールにワインバーを開く。2年間にわたり、「ワインカルチャー」を取り入れた新しい形のワインバーを営むも、どうしても「醸造に携わりたい」気持ちが強くなり、2000年にブルゴーニュに旅立つこととなるのです。 Puligny Montrachetに位置するOlivier Leflaiveにて収穫を勤めると、その腕を見込まれ、オリヴィエ・ルフレーヴのシャブリの醸造を一任され、醸造長としてシャブリに移ります。4年間勤め、その後ヴェルジェの醸造に参加。パトリック・ピウズの醸造界での名声が確固たるものになり始めるこの時期、Jean-Marc Brocardより是非にと醸造長に迎えられます。 この頃より「将来は自らの名前でワインを醸造すること」を決意、いよいよ2008年7月この地シャブリに実現したのです。 パトリックの思うところは「栽培と醸造は、全く異業種の職業である」ということ。自らは醸造のプロ、同時に、それぞれのテロワールを熟知した醸造のプロでありたいと思っています。彼のワインは、いくつかの畑はメテヤージュ契約で自ら栽培。 その他の畑も積極的に栽培に参加し、グロワーとの関係を大前提に、醸造家として欲しい葡萄のみを手に入れることが出来るよう常に彼らとは蜜に接する努力を惜しみません。お互いの絆を強めることで結果、クオリティの高い葡萄のみを入手することが出来ています。あるべき姿のシャブリにこだわり、シャブリのテロワールにもこだわる、故に、シャブリ・ヴィラージュもそのテロワールごとに仕上がりが異なる特徴をもったワインに仕上がるのです。ヴィラージュだけで4テロワール、6種類のグラン・クリュと11種類のプルミエは、年間110,000本を生産する規模にまで成長しています。
オリヴィエ・ルフレーヴ、ヴェルジェ、JMブロカールと名門ドメーヌの醸造長経験した、醸造のプロフェッショナルが造るシャブリ! パトリック・ピウズは、オリヴィエ・ルフレーヴでシャブリの醸造長を一任された、1973年生まれカナダ・ケベック出身のパトリック・ピウズ氏が、2008年に設立したドメーヌです。 あるべき姿のシャブリにこだわり、シャブリのテロワールにもこだわる、故に、シャブリ・ヴィラージュもそのテロワールごとに仕上がりが異なる特徴をもったワインに仕上がるのです。ヴィラージュだけで4テロワール、6種類のグラン・クリュと11種類のプルミエは、年間110,000本を生産する規模にまで成長しています。 「シャブリ グラン・クリュ レ・プリューズ」は、西向きに広がるセライン川の右岸に位置し、キンメリッジアンの石灰岩と粘土質の土壌で育った樹齢35年のブドウから造られます。フローラル、プリティ、ミネラル、素晴らしい余韻が楽しめる1本です。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 「2022年は9月1日に収穫を始め、14日間かけて収穫した。とても暖かかったので、6時間後にデブルバージュ(沈殿)を行わなければならなかった。ワインの骨格に還元が入らなかったんだ。満月の8月15日に良い雨が降ったおかげで、収量は50?55hL/haほど。澱引きが早かったことを除けば、比較的簡単なヴィンテージだった。発酵もマロもすべて早く進んだので、11月末までにすべてが終わった。硫黄と結合しなかったので、アルコール度数は11.8%から12.2%で、すべて65mg/L前後です。2009年のようなワインになると思っていたのですが、エキスのおかげで2012年のような苦味があります。」vinousより ■テクニカル情報■ 産地:Chablis Grand Cru ブドウ品種:シャルドネ100% 醸造・熟成:フレンチオークで発酵後、11ヶ月フレンチオークで熟成 Patrick Piuze CHABLIS GRAND CRU LES PREUSES パトリック・ピウズ シャブリ グラン・クリュ レ・プリューズ 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口 ワインアドヴォケイト:93 ポイント The Wine Advocate RP 93 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2025 - 2040 The 2022 Chablis Grand Cru Les Preuses is also rather rich and textural this year, mingling notes of sweet orchard fruit and confit orange with notions of toasted nuts and buttery pastry. Medium to full-bodied, broad and fleshy, with lively acids and a saline finish, I'd expect this to take on more cut and tension by the time it's bottled. Quebecois Patrick Piuze, who established his eponymous maison in Chablis after stints working with Jean-Marie Guffens and Brocard, has produced a fine set of 2022s. These are some of the richer, more textural wines that I've tasted at this address, despite Piuze being a comparatively early harvester. Readers will remember the rudiments of Piuze's approach: hand-harvested grapes are pressed firmly in old Vaslin presses, their juice fermented in used barrels and stainless steel, with sur lie elevage of comparatively short duration, because Piuze wishes to capture the maximum of freshness and energy by early bottling. The resulting wines are elegantly textural but incisive, clearly differentiated by site. This is also the best address to explore the village-level Chablis AOC, as Piuze produces a number of cuvees and lieu-dit bottlings designed to highlight the diversity that this large appellation encompasses. Published: Sep 08, 2023 vinous:93 ポイント 93 Drinking Window 2025 - 2042 From: Where Art Thou Chablis? - Chablis 2021 & 2022 (Sep 2023) The 2022 Chablis Les Preuses Grand Cru has an elegant bouquet with apricot puree, yellow flowers and light Mirabelle aromas, with hints of crushed stone emerging with time. The palate is well-balanced, with a slightly viscous opening matched by a silver bead of acidity. The salinity comes through right on the finish. Excellent. - By Neal Martin on July 2023 It is always a pleasure to taste with the Canadian turned Chablis winemaker, Patrick Piuze, not just because of his wines but because he is always candid in his assessments of vintages. “In 2022 I started picking on September 1 and picked over 14 days, stopping on one afternoon,” he said as we tasted in his quite cramped cellar. “It was very warm, so we had to do the debourbage [settling] after six hours. The reduction didn't go into the backbone of the wine. The yields are around 50-55hL/ha thanks to good rain on August 15 when there was a full moon. It was a relatively easy vintage [echoing the sentiment of Duplessis earlier that day] apart from racking fast. Everything went fast in terms of fermentation and malo, and so everything was done by the end of November. It didn’t combine with the sulfur, so everything is around 65mg/L with between 11.8% to 12.2% alcohol. I thought it was going to be like 2009, but it has the bitterness of the 2012 due to the extract.” The sheer number of cuvees that Piuze produces can be a bit disorientating at times, especially with his various “Terroir de…” cuvees. But each has its individualities that make them interesting to taste, just a couple like the Terroir de Courgis and Les Roncieres seemingly compromised by the warm season.Patrick Piuze / パトリック・ピウズ 名門ドメーヌで醸造長を努めた、醸造のプロフェッショナル! 1973年生まれカナダ・ケベック出身のパトリック・ピウズ。Marc Chapoutierに出会うことでそのワイン造り人生が始まる。その後、オーストラリア、南アフリカ、イスラエルでワイン作り修行、1997年にカナダ・モントリオールにワインバーを開く。2年間にわたり、「ワインカルチャー」を取り入れた新しい形のワインバーを営むも、どうしても「醸造に携わりたい」気持ちが強くなり、2000年にブルゴーニュに旅立つこととなるのです。 Puligny Montrachetに位置するOlivier Leflaiveにて収穫を勤めると、その腕を見込まれ、オリヴィエ・ルフレーヴのシャブリの醸造を一任され、醸造長としてシャブリに移ります。4年間勤め、その後ヴェルジェの醸造に参加。パトリック・ピウズの醸造界での名声が確固たるものになり始めるこの時期、Jean-Marc Brocardより是非にと醸造長に迎えられます。 この頃より「将来は自らの名前でワインを醸造すること」を決意、いよいよ2008年7月この地シャブリに実現したのです。 パトリックの思うところは「栽培と醸造は、全く異業種の職業である」ということ。自らは醸造のプロ、同時に、それぞれのテロワールを熟知した醸造のプロでありたいと思っています。彼のワインは、いくつかの畑はメテヤージュ契約で自ら栽培。 その他の畑も積極的に栽培に参加し、グロワーとの関係を大前提に、醸造家として欲しい葡萄のみを手に入れることが出来るよう常に彼らとは蜜に接する努力を惜しみません。お互いの絆を強めることで結果、クオリティの高い葡萄のみを入手することが出来ています。あるべき姿のシャブリにこだわり、シャブリのテロワールにもこだわる、故に、シャブリ・ヴィラージュもそのテロワールごとに仕上がりが異なる特徴をもったワインに仕上がるのです。ヴィラージュだけで4テロワール、6種類のグラン・クリュと11種類のプルミエは、年間110,000本を生産する規模にまで成長しています。
シャサーニュ・モンラッシェ村にあるACブルゴーニュの区画のブドウを使用した、贅沢なキュヴェ! ドメーヌ設立の1920年代から元詰めを実現。これが30年代にアメリカに紹介され、「世界最高の白ワインの生産者」の一人として、今日の名声を獲得するきっかけとなった。シャサーニュの白の方が高く評価され、赤ワインにスポットが当たることが少ないが、ラモネの手にかかっては、テロワールのポテンシャルの高さ、白同様最高の赤が造られる。世界的に著名なドメーヌでありながら、ワイン造りはシンプルで伝統的手法だが、醸造所には最新鋭の設備を採り入れている。 「ブルゴーニュ コート・ドール ブラン」は、シャサーニュ・モンラッシェ村にあるACブルゴーニュの区画のブドウを使用した、贅沢なキュヴェ。ラモネの持ち味である力強いミネラルが堪能出来つつも、ふくよかな果実味が見事に溶け合ったバランスの良い仕上がりの白ワインです。 レモンイエローの外観。白い花の香りと共に、シトラスや白桃などのピュアな果実のアロマがグラスから立ち上ります。柔らかいアタックと凝縮感のある果実味が魅力。豊かなミネラルが口内に広がり、長い余韻へと導きます。芯の通ったシャープな酸味が全体を引き締めており、熟成による変化も楽しめるでしょう。 Jean Claude Ramonet Bourgogne Cote d'Or Blanc (Domaine Ramonet) ジャン・クロード・ラモネ ブルゴーニュ コート・ドール ブラン (ドメーヌ・ラモネ) 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ドール地区 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE COTE D'OR ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口DOMAINE RAMONET / ドメーヌ・ラモネシャサーニュの至宝、今やシャサーニュの名手にとどまらず、ブルゴーニュの頂点を究め、フランスの星付きレストランの殆どが、仰々しくこのドメーヌ名をワインリストに刻む。ドメーヌ設立の1920年代から元詰めを実現。これが30年代にアメリカに紹介され、「世界最高の白ワインの生産者」の一人として、今日の名声を獲得するきっかけとなった。シャサーニュの白の方が高く評価され、赤ワインにスポットが当たることが少ないが、ラモネの手にかかっては、テロワールのポテンシャルの高さ、白同様最高の赤が造られる。世界的に著名なドメーヌでありながら、ワイン造りはシンプルで伝統的手法だが、醸造所には最新鋭の設備を採り入れている。赤は50%を除梗、破砕はしない。コンクリートタンクで30度、8?10日かけてアルコール発酵する。発酵中、液循環・ピサージュを1日3回、合計6回実施する。熟成はオーク樽12?15ヶ月。澱引き後、卵白で清澄し、ごく軽くフィルターをかける。初代ピエール氏は1994年に他界するまでカーヴに立ち続けた伝説の人物。畑はモンラッシェ0.25ha(樹齢70年以上)バタール・モンラッシェ0.13ha、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ0.12ha、シャサーニュ・モンラッシェ・レ・リュショット0.98ha(樹齢50年)、シャサーニュ・モンラッシェ・レ・カイユレと同じくヴェルジェ。いずれもこれ以上望みようがないほど完璧にして長熟なシャルドネワインであること、天下に隠しだてのしようがない。もし幸運にもドメーヌ・ラモネのワインに出会えたら、思い切って手に入れ、なおかつ4?5年は瓶で寝かせ成長を祈る事。時期が来るまで我慢が肝心。
ジャン・グロの正統的後継者「ミシェル・グロ」! 2014年初リリース! ミッシェル・グロ2番目のモノポール白! ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ ブラン フォンテーヌ・サン・マルタン」は、当主ミシェルが父ジャンの意志を継承し40年の歳月をかけて作り上げたモノポール区画。19世紀末のフィロキセラの被害によってブドウ畑が壊滅して以来、畑の大部分が森に還っていたが、1976年に父ジャンが開拓を始め、続いてミシェルが畑の再建に着手。年数を掛けブドウを植栽し、ついに2014年からモノポールとして赤と白のワインをリリースした。 ジュラ紀後期の石灰が混ざった地層は5キロ先のコルトンの丘にも見られ、シャルドネに適した土壌と標高の高さから、できあがるワインにはミネラル感とフレッシュさが強く感じられる。コルトンやペルナンヴェルジュレスの白に通じる味わい。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2020年から2021年にかけての冬は温暖で雨が多かったため、冬の終わりには土壌に十分な水分が供給された。2月末の気温が穏やかだったため、非常に早い芽吹きが心配された。幸い3月は涼しかったが、3月末には再び気温が上昇した。4月6、7、8日の強烈な霜に見舞われたときには、すでに生長サイクルが始まっていた。被害は非常に深刻だったが、区画によって大きな差があった。丘の上の最も早い圃場は壊滅的な被害を受けたが、平地の最も遅い圃場は比較的被害が少なかった。コート・ド・ニュイの区画では、平均して40?50%の損失と推定される。オート・コート・ド・ニュイは標高が高く、ブドウの収穫時期が遅かったため、被害を免れた。この突然の停止に続き、かなり寒い4月と5月にも助けられ、植生は再び動き出すのに苦労し、ヴィンテージは遅いものになりそうだった。凍結したブドウの木と他の木との間の発育の差は、はっきりと目に見えた。 6月には夏の天候に戻り、ブドウの木は電光石火の勢いで成長し始めた。夏の残りは不順な天候が続き、グリーン・ハーヴェストを難しくし、菌類による病気の発生を促した。8月中旬以降は天候が回復し、ブドウのヴェレゾンが完了し、成熟が進んだ。この段階でブドウの健康状態は良好だったが、うどんこ病が発生した。 ■テクニカル情報■ 村名、プルミエクリュ、グランクリュのワインは、仕込みタンクから引いた後、数日後に樽詰めして18か月間寝かせます。格付けやその年のワインの特性に応じて全体の新樽率は平均25?30%で、村名なら30%、プルミエクリュ50%、グランクリュ100%といった具合に新樽を割り当てていきます。翌年の冬、マロラクティック発酵が終わると亜硫酸を添加しワインを安定させます。複数の樽に跨って18か月間の熟成を遂げた同一のアペラシオンのワインをブレンド用のステンレスタンクに集め、アペラシオン毎に卵アルブミンによって全体を清澄し、8月の瓶詰めまで静かに寝かせます。 Domaine Michel GROS Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Fontaine St Martin Blanc Monopole ドメーヌ・ミシェル・グロ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ ブラン フォンテーヌ・サン・マルタン (モノポール) 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE HAUTES COTES DE NUITS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口Michel GROS / ミシェル・グロ 1830年から続くヴォーヌ・ロマネの名門中の名門グロ一族 旧ジャン・グロの正統的後継者「ミシェル・グロ」 ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。 中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 ヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了。リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロ。また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロである。 あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継いだ。 ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承された。 ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランである。このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在する。 ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有する。ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超える。これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画である。 ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーである。 また生産量の多いオート・コートは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちの1本といえよう。
ビオディナミの巨匠マルク・テンペが醸す、綺麗な酸が残るゲヴュルツトラミネール100%の白ワイン! ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。標高は225?260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。 「アムゼル ゲヴュルツトラミネール」は、ツェレンベルグ村の粘土泥灰土壌、少収量のゲヴュルツトラミネールをやさしくプレス後、37hlのフードルで23ヶ月発酵・熟成し瓶詰めしました。緑色がかった黄金色、ライチやパイナップル、フローラルで華やかな香り、しっかりとした旨味と完熟の柑橘のアタックはボリュームたっぷりで、バランス良く口中に拡がり長い余韻が楽しめる逸品です。 ■テクニカル情報■ 栽培/認証:ビオロジック ビオディナミ/エコセール デメテール 土壌:粘土 泥灰土 標高・向き:300m・南東 面積・収量:0.46ha 品種(収穫/樹齢):ゲヴュルツトラミネール100%(手摘み/平均50年) 酵母:自生酵母 発酵・熟成:9月収穫/空気圧式圧搾、37hlのフードルで23ヶ月間、発酵・マロラクティック発酵・熟成、軽く濾過・無清澄 残糖:8.2g/L SO2:収穫直後・発酵中・熟成中・瓶詰め時:少量 トータル:123mg/L MARC TEMPE AMZELLEGEWURZTRAMINER マルク・テンペ アムゼル ゲヴュルツトラミネール 生産地:フランス アルザス 原産地呼称:AOC. ALSACE ぶどう品種:ゲヴュルツトラミネール 100% アルコール度数:14.5% 味わい:白ワイン 辛口Domaine Marc Tempe / ドメーヌ ・ マルク ・ テンペ 現地でも日本国内でも絶大評価のビオディナミスト、ジャポン大好き陽気でタフな巨人の繊細な造り ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。標高は225 ? 260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。 初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴が ポコポコ。そう彼の畑はビオディナミ。総面積8haの畑で、93年からビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使 わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。 ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。見れば樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)も。除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」 太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。房、茎をつけたまま優しく5 ? 6時間かけてプレスします。「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温か さを感じます。その後アルザスの伝統的な大樽フードルと古樽の中、シュールリー(澱の上)で2年間の熟成、一般的アルザスワインに比べ新ヴィンテージのリリースが遅くなるのも頷けます。 2006年の初来日後、幾度となく私達のもとへやってくる日本大好き、とてつもなく陽気な彼は見かけに似合わず繊細な芸術家 「私は画家セパージュがキャンバス テロワールは絵の具」とその土地風土とブドウそのもののエネルギーに敬意を表します。今やアルザスビオディナミの第一人者といって も過言ではないマルクのテロワールごとの味わいをお楽しみ下さい。 マルク・テンペ 生産者の息子として生まれ、醸造専門学校を卒業後、大手メーカーの醸造に携わる。INAOで11年務めた後は、醸造コ ンサルタントを手掛け、グランクリュの制定の責任を任されるほどのアルザ スの地質を知り尽くす超実力派。 1993年に愛妻アンヌ・マリーと共に念願のドメーヌ・マルクテンペを立ち上げる。 ビオディナミへの転換期間に3年を費やし1996年から本格的にビオディナミ農法へ移行。現在ではゴーミヨ四ツ星掲載などフランス国内はもちろん日本でもすでに絶大な評価を得ている。 2002年よりミネルヴォワでのワイン造りも。こちらでも存分にテンペ スタイルを貫く。アルザスワインの巨匠でありつつ、ビールもこよなく愛する誇り高き自由人。
ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリーが手掛ける、豊かなミネラル感が素晴らしいアリゴテの白ワイン! ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。 アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きにはぜひともお勧めしたいドメーヌです。 「ブルゴーニュ・アリゴテ」は、マルサネのレ・ゼタルとシャンフォレイという2つの区画に植えられたアリゴテから。浅く、小石がちの土壌から、ミネラルの風味が強い、シャープなアリゴテが生まれる。 ■テクニカル情報■ 使用酵母:自生酵母 ぶどう品種:Aligote 100% ぶどうの仕立て:シングル・ギュイヨ 収穫方法:手摘み 農法:リュット・レゾネ DOMAINE BRUNO CLAIR BOURGOGNE ALIGOTE ドメーヌ・ブリュノ・クレール ブルゴーニュ・アリゴテ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:アリゴテ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口Bruno Clair / ブリュノ・クレール 今日、20haを超える大ドメーヌに発展し、伝統のマルサネ・ロゼは今も健在。 ブリュノ・クレールは苦労人である。マルサネの大ドメーヌ、クレール・ダユに生まれながら、その所有畑を十分に受け継ぐことが出来なかった。祖父でマルサネ・ロゼの生みの親、ジョゼフが死去し、その相続を巡って一族で争いが起こったからである。 79年に自分の名を冠するドメーヌを立ち上げてはいたが、その時の畑はマルサネとフィサン、それにサヴィニーのドミノードとモレ・サン・ドニのアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジー。このアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジーはクロ・ド・タールの上にある標高300m以上の高地にあり、荒れ地となっていたのをブリュノが整備し、ブドウを植え付けたものだ。 85年、クレール・ダユのうち伯母が所有していた半分の土地はボーヌのネゴシアンに売られ、両親や兄弟の持ち畑を統合してドメーヌ・ブリュノ・クレールを強化。90年代に入ってさらに畑を増やし、現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模にまで発展している。 現在、当主のブリュノ、セラーマスターのフィリップ・ブランがドメーヌの舵とりをしているが、そこにブリュノの二人の息子エデュアールとアルチュール、長女のマルゴが参画。エデュアールは8年前から主に畑を担当、3年前から醸造に関わり、アルチュールは2年前からセラーと試飲を担当している。 畑では化学薬品は使用せず、オーガニック肥料(堆肥)を使用。 パーセル全体でビオロジック栽培を採用。手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0〜10%)していたが、ヴィンテージによって異なるものの、長男エデュアールが加わってから、ここ数年のヴィンテージでは徐々に全房を使用した醸造を行っている(約30%)。必要に応じて低温マセレーションを行い、自生酵母による自然発酵を待つ。樽熟成はクリマとヴィンテージにもよるが16〜22ヶ月。新樽率は20〜50%でグラン・クリュであっても100%ということはない。 ステンレンスタンクの中で1年間寝かされるマルサネ・ロゼの素晴らしさはいうまでもなく、ブルゴーニュ名物ジャンボン・ペルシエ(ハムとパセリのゼリー寄せ)とじつに相性がよい。また、昨今人気が急上昇しているマルサネの赤ワインでは、将来1級に認可される可能性のあるロンジュロワがとくに素晴らしくお値打ち。このクリマの一部には樹齢70年を超える樹が植えられている。 ドメーヌはジュヴレ・シャンベルタンにも数々のクリマを所有する。特級のクロ・ド・ベーズに加え、一級はクロ・デュ・フォントニ(モノポール)、プティット・シャペル、カズティエ、そしてクロ・サン・ジャックだ。ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強く豊かな風味が特徴。若いうちからも楽しめるが、長期熟成のポテンシャルは大きい。 28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、どうしてもどこかが手薄になるものだが、ブリュノ・クレールの偉大さはどのアペラシオンも完璧に仕上げられていること。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「コルトン・シャルルマーニュ」は、コルトンの丘の西側に面し、世界最高峰の白ワインを生み出すことで知られる特級畑。かつては、中世にヨーロッパのほぼ全土を治めた偉大な王、カール大帝が所有していたという類い稀なるテロワールを誇ります。 ネクタリンとアプリコット、甘いスパイスの混じるヴォリュームたっぷりの香りを醸し出す。口に含むと濃縮感があり、しっかりとしたマチエールがある。ジンジャー、ピーチ、スパイスのニュアンスの後、スモーキーな余韻が広がる。 GENOT BOULANGER CORTON CHARLEMAGNE GRAND CRU ジェノ・ブーランジェール コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ アロース・コルトン 原産地呼称:AOC. CORTON CHARLEMAGNE ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:94 ポイント ル・シャルルマーニュの西側急斜面0.29ha。馬で耕す。レモンオイル、白桃、ヨード、張りがあり、リフレッシュさせられる。多層的で、濡れた石、潮の飛沫、繊細な緊張感が持続する。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2024/02/13Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
キンメリジャン土壌が生む、エレガントでフルーティーで親しみやすい三姉妹のシャブリ! ブルゴーニュのシャブリ近郊のベーヌ村に位置するワイナリーです。ワインメーカーであり父であるアラン・ジェフロワの指導の下、娘のシルヴィ、ナタリー、オーレリーは、ドメーヌ・ド・ラ・コルナスを立ち上げました。 ミネラル感とストラクチャーが際立つベーヌ村は、世界で最も優れたキンメリジアン土壌です。古代の大西洋の底で、現在は粘土/石灰岩で、化石化したカキ、魚の骨格、その他の海洋生物が混合した、栄養分に恵まれた重たい土壌です。 ドメーヌ・ド・ラ・コルナスは、ベーヌ村に、数ヘクタールのブドウ畑を所有しています。南向きの丘の斜面には、シャブリとシャブリ1級畑、ボーロワのブドウの木が植えられている。シャブリとシャブリ1級ボーロワは、優秀な醸造学者シリル・ミニョットによって特別に醸造されています。 「シャブリ」は、明るく澄んだ輝きのあるグリーンがかった麦藁色。 最初は花、徐々に甘く熟した果物のマイルドな香りが広がります。 力強いミネラル感が果物の風味を引き立てるとともに植物のニュアンスを後押し、それらが見事に調和しています。魚介類、甲殻類、豚肉料理などに。 熟したチーズや、フルーツタルトなどのデザート。 DOMAINE DE LA CORNASSE CHABLIS ドメーヌ・ド・ラ・コルナス シャブリ 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS 品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.0% 味わい:白ワイン 辛口 シャルドネDomaine de la Cornasse / ドメーヌ・ド・ラ・コルナス エレガントでフルーティーで親しみやすい三姉妹のシャブリ! ブルゴーニュのシャブリ近郊のベーヌ村に位置するワイナリーです。ワインメーカーであり父であるアラン・ジェフロワの指導の下、娘のシルヴィ、ナタリー、オーレリーは、ドメーヌ・ド・ラ・コルナスを立ち上げました。 ミネラル感とストラクチャーが際立つベーヌ村は、世界で最も優れたキンメリジアン土壌です。古代の大西洋の底で、現在は粘土/石灰岩で、化石化したカキ、魚の骨格、その他の海洋生物が混合した、栄養分に恵まれた重たい土壌です。 ドメーヌ・ド・ラ・コルナスは、ベーヌ村に、数ヘクタールのブドウ畑を所有しています。南向きの丘の斜面には、シャブリとシャブリ1級畑、ボーロワのブドウの木が植えられている。シャブリとシャブリ1級ボーロワは、優秀な醸造学者シリル・ミニョットによって特別に醸造されています。
モンラッシェとドゥモワゼルを所有するシャサーニュの隠れたスター! ドメーヌ・ギィ・アミオ(以前のドメーヌ名はアミオ・ボンフィス)はシャサーニュ・モンラッシェに4代続く造り手で、3代目のギィに代わって、現在はふたりの息子、ティエリーとファブリスがもっぱらドメーヌの運営を取り仕切る。珠玉のクリマ、特級モンラッシェやモンラッシェとピュリニー・モンラッシェ1級カイユレに挟まれた、幻のような狭小の区画ドゥモワゼルも所有している。 遅摘みによるリッチな味わいがこのドメーヌの特徴で、それぞれのクリマが本来持つミネラル感とともに荘厳な世界を提供してくれる。シャサーニュ・モンラッシェの造り手なだけにクロ・サン・ジャンやマルトロワなど赤ワインのラインナップも揃っており、同じクリマであれば赤のほうが2割近く安い一方、洗練された味わいに仕上がっており、お値打ち感が強い。 「シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ショーメ ブラン クロ・サンタプドン」は、サントーバンと接する高地に位置する1級畑。石灰質の小石がごろごろした土壌で当然白向き。ミネラリーで生き生きとしたスタイルのワインを生む。白い花、蜂蜜、爽やかな柑橘類。透き通った果実味の後に鋼のようなミネラルが現れる。熟成させると複雑なフレーバーが何層にもレイアーを重ねる。 ■テクニカル情報■ 土壌:粘土石灰質 ぶどう品種(セパージュ):Chardonnay 100% AMIOT Guy et Fils Chassagne Montrachet 1er Cru Les Chaumees Blanc Clos Saint Abdon ドメーヌ・ギィ・アミオ シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ショーメ ブラン クロ・サンタプドン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ シャサーニュ・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. CHASSAGNE MONTRACHET ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:白ワイン 辛口Guy Amiot / ギィ・アミオモンラッシェとドゥモワゼルを所有するシャサーニュの隠れたスタードメーヌ・ギィ・アミオ(以前のドメーヌ名はアミオ・ボンフィス)はシャサーニュ・モンラッシェに4代続く造り手で、3代目のギィに代わって、現在はふたりの息子、ティエリーとファブリスがもっぱらドメーヌの運営を取り仕切る。 珠玉のクリマ、特級モンラッシェを所有する造り手のひとりだが、その面積はわずか9a10ca。ふたつの区画をシャサーニュ側最上部にもつ。これは第一次大戦の後、初代アルセーヌ・アミオが買った区画であり、1920年にブドウが植えられた。ドメーヌはこの他にも、シャサーニュ・モンラッシェにマレシャル、ヴェルジェ、シャンガン、クロ・サン・ジャン、カイユレなど数々の1級畑を所有。ピュリニー・モンラッシェには、モンラッシェとピュリニー・モンラッシェ1級カイユレに挟まれた、幻のような狭小の区画ドゥモワゼルも所有している。遅摘みによるリッチな味わいがこのドメーヌの特徴で、それぞれのクリマが本来持つミネラル感とともに荘厳な世界を提供してくれる。白といえども熟成させて愉しみたいタイプで、2年から3年のセラリングでカタさもとれ、風味が横溢するヴォリューム感ある味わいのものとなる。シャサーニュ・モンラッシェの造り手なだけにクロ・サン・ジャンやマルトロワなど赤ワインのラインナップも揃っており、同じクリマであれば赤のほうが2割近く安い一方、洗練された味わいに仕上がっており、お値打ち感が強い。またドメーヌでは買いブドウながらクレマン・ド・ブルゴーニュの白とロゼも手がけている。これがラベルもお洒落で値段もこなれており、シャンパーニュでは気取り過ぎるが本格的な味わいを求める向きにおいて、ぴったりのスパークリングワインである。
エプフィグ村産のシルヴァネール100%で造られるオレンジワイン! ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1960年に創業したドメーヌで、1989年より2代目のイヴ・アンベルグが運営しています。 早1997年よりビオロジック栽培を開始し、2001年に「エコセール」の認証を取得。2017年から、SO2を一切使用しないヴァン・ナチュールへの取り組みを開始しました。本当に気さくで超いいヤツのイヴですが、「いろいろなワインを飲んで勉強することと、栽培や醸造に使えそうなモノを探し求めて古道具屋を巡ることが趣味」という、根っからのワイン職人です。 「この地の恵まれたテロワールのポテンシャルをもっと引き出すことはできないか。ワインの味をもっとナチュラルに、もっと鮮やかに、もっと薫り高くすることはできないかと考え続けて、ヴァン・ナチュール、そしてオレンジワインにたどり着きました。いろいろやってみるうちに、SO2や各種添加物、最新技術を使用せずとも健全な醸造を行う手法が確立でき、オレンジワインのマセラシオンのバランスなども皮膚感覚で分かるようになりました。地元だけでなく世界各国のお客さんからも望外の大好評をいただけるようになり、新しいチャレンジも含めてナチュールやオレンジワインの可能性をさらに追及していきたいと思います」。 「シルヴァネール ナチュール」は、エプフィグ村産のシルヴァネール100%。沖積土壌。平均樹齢60年のVV。収量は50hl/ha。除梗しない。ステンレスタンクで18日間マセラシオンした、オレンジワインです。228リットルと456リットルの樽でマロラクティック発酵&6ヶ月間熟成。SO2は不使用。 ラベル右側に書かれた「ENFANS, ESPOIRS DU MONDE(子供たち、世界の希望)」は、世界中の恵まれない子供たちを支援している協会で、イヴは毎年この協会に寄付を行なっています。ラベルの絵は協会からお礼として贈られてきたもので、ローラン・ロビニオ君が描いたものです。 ■テクニカル情報■ 栽培:1997年よりビオロジック栽培。2001年に「エコセール」の認証取得 醸造:天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクで醸造。SO2を使用しない。2020年より「Vin Methode Nature」に加盟 Yves Amberg Sylvaner Nature イヴ・アンベルグ シルヴァネール ナチュール 生産地:フランス アルザス ぶどう品種:シルヴァネール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:オレンジワイン 辛口 ■イヴ・アンベルグのワインについてのご注意■ ・非常にデリケートなワインです。ちょっとした温度変化で液漏れと起こしてしまう可能性もございますので、保管は一定温度を保てるワインセラーまたは冷蔵庫、野菜室での保管をお勧めいたします。 また、画像でもわかるように、フィルターを通して、ろ過をしていないワインには多量の澱や酒石が沈殿している場合があります。これもヴァン・ナチュールの醍醐味、旨味のひとつですので気にせずお楽しみください。気になる方は、飲む前にボトル底にしっかりと澱を沈殿させ、グラスに入らない様そっと注いでください。 ・蝋キャップにワレ等がある場合がございます。予めご承知おきください。 ※輸入元のラベルには「添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩)」の記載がございますが、「Sans Sulfites Ajoutes (サン・スリュフィト・アジュテ)」酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加の商品です。 (輸入元ラベル「添加物」としての記載は間違いです。酸化防止剤含有 (醸造時の自然発生分) と解釈していただくのが解りやすいと思います。) 日本の食品衛生法で、ワインの亜硫酸表示義務は10mg/L以上の場合「酸化防止剤含有」の表記が義務づけられております。酸化防止剤をまったく使用していないワインでも、醸造中に二酸化硫黄(酸化防止剤の成分)がごく微量自然発生(10mg/L程度)することがあるため、人為的なSO2添加が無い場合でも、輸入元業者側で酸化防止剤(亜硫酸塩)の記載をしている場合がございます。 ※こちらの商品は、酸化防止剤(亜硫酸塩)(SO2)無添加の商品です。到着後は、温度管理に注意して保管ください。(基本的に15度以下の保存をお願いします)Yves Amberg / イヴ・アンベルグ ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1960年に創業したドメーヌで、1989年より2代目のイヴ・アンベルグが運営しています。 早1997年よりビオロジック栽培を開始し、2001年に「エコセール」の認証を取得。2017年から、SO2を一切使用しないヴァン・ナチュールへの取り組みを開始しました。 本当に気さくで超いいヤツのイヴですが、「いろいろなワインを飲んで勉強することと、栽培や醸造に使えそうなモノを探し求めて古道具屋を巡ることが趣味」という、根っからのワイン職人です。 「この地の恵まれたテロワールのポテンシャルをもっと引き出すことはできないか。ワインの味をもっとナチュラルに、もっと鮮やかに、もっと薫り高くすることはできないかと考え続けて、ヴァン・ナチュール、そしてオレンジワインにたどり着きました。いろいろやってみるうちに、SO2や各種添加物、最新技術を使用せずとも健全な醸造を行う手法が確立でき、オレンジワインのマセラシオンのバランスなども皮膚感覚で分かるようになりました。地元だけでなく世界各国のお客さんからも望外の大好評をいただけるようになり、新しいチャレンジも含めてナチュールやオレンジワインの可能性をさらに追及していきたいと思います」。 尚、イヴは、フランス農務省やINAO等のフランス当局が、10年の歳月を経て、2020年に遂にヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin methode Nature」の認証を取得しています。その作品は風味健全で、かつ、ヴァン・ナチュールならではの柔らかさと滋味、野趣、そして醍醐味に溢れた、心踊らされるものです。
サンセールで自然栽培醸造。テロワール毎のスペシャルキュヴェ達! ロワール地方ソーヴィニヨン・ブランの銘醸地として知られるサンセール。名だたる産地であるがゆえに、セバスチャン・リフォーのワインは、サンセールという既成のおいしさの枠組みから外れているとか異端であるといわれます。それは、サンセールやソーヴィニヨン・ブランに誰もがいだく爽快な辛口という印象を越え、ほかに類をみない濃厚で複雑みをそなえた魅惑的な味わいが特徴だからです。常識を意識せずに、素直に味わえば、そんなことを議論するまでもない個性、それがセバスチャンのワインです。 本来のあるべき姿へと戻し、土地の個性、造り手の表現として描き出した彼のワインは、「世界のベストレストラン50」で首位に輝くデンマーク・コペンハーゲンの『NOMA』のワインリストにも採用されています。これまでとは違うサンセールの扉が開かれる、セバスチャンの感動の世界をぜひあなたもご体験ください。 「オクシニス タルディフ」は、「黄金に輝く」という意味でアクメニネと同じ粘土石灰土壌で育ち綺麗に貴腐が付いたブトウ9割と金色に熟したブドウ1割をプレス後、ステンレスタンクで24ヶ月発酵、古樽で12ヶ月熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。黄金色、マロングラッセやアプリコットジャム、金木犀や黒糖の香り、上品な甘やかな香りが口中に拡がり優しく柔らかな味わいは、極めて複雑で長めの余韻を楽しめます。 ■テクニカル情報■ 栽培/認証:ビオロジック ビオディナミ/ビューロヴェリタス デメテール 土壌:小石まじりの粘土石灰(カイヨット)(傾斜35%) 標高・向き:250-350m・南東、南 面積・収量:0.2ha・5hl/ha 品種(収穫/樹齢):ソーヴィニヨンブラン100%(手摘み/平均40年)(貴腐ブドウ90%・熟したブドウ10%) 酵母:自生酵母 SO2:無添加 トータル:5mg/L 発酵・熟成:古樽で3ヶ月間発酵(マロラクティック発酵あり)、古樽で24ヶ月シュールリー熟成/無濾過・無清澄 Sebastien Riffault Auksinis Tardif セバスチャン・リフォー オクシニス タルディフ 生産地:フランス ロワール 中央・ニベルネ 原産地呼称:AOC. SANCERRE ぶどう品種:ソーヴィニヨンブラン 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。Sebastien Riffault / セバスチャン・リフォー サンセールというイメージに挑戦する造り手が手掛ける、テロワール毎のスペシャルキュヴェ達! サンセールの地で代々、農業を営む家に生まれたセバスチャン・リフォーは、ワインの自家栽培・自家醸造を本格的に始めた父のもとで、幼い頃からブドウの成長を見守り、収穫の手伝いをしながら自然のなかで多くの時間を過ごすなかで、自分も将来同じ道を歩もうと決意したといいます。 大学でワイン醸造を学んだあとは、家業を継ぐまえに、世界のワイン市場の動向を知りたいとロンドンのワインショップで仕事に就きました。そこでの衝撃的なワインとの出会いにより、彼のワインの常識が覆ります。ナチュラルワインとの出会いでした。その運命に導かれ、パリのワインショップ「ラ・ヴィーニャ」で働きながら、ナチュラルワインの知識を深めました。 2004年、家族の住むサンセールに戻り、本格的に自分のワイン造りを始めます。サンセールという既成にとらわれない、より良い自然なワインを造る彼のチャレンジがスタートしたのです。 サンセールは、粘土質、白亜の石灰岩(キンメリジャン)、火打ち石(シレックス)と様々なタイプの土壌が複雑に入り組んだ地形で、それぞれに異なるテロワールを持っています。セバスチャンは、それぞれの区画ごとに醸造し、その個性を最大限に引き出します。彼のワインは、畑の特徴を表すリトアニア語を冠していますが、これは奥さまの母国語であり、オクシニスは「黄金に輝く」という意味です。 この畑は、平均樹齢50年の高樹齢のブドウが植わっており、小石のまじった粘土石灰質の土壌です。エチケットの山のイラストはキュベによって色合いが違い、収穫時のブドウの色を表現しています。熟し方や貴腐菌のつき方によりブドウの色が違うことを、エチケットで表しているのです。 ワインの色調は、ゴールド、オレンジ、褐色と時間とともに変化を見せます。杏のコンポートやオレンジママレードの濃縮した香りにやや酸化のニュアンス、クリーミーで厚みのある果実味は存在感はありながらも、豊富なミネラルに支えられ滑らかに広がり、後味には凝縮した旨味が心地よく感じられます。オリエンタルでエキゾチックな表情ものぞかせる複雑な余韻は、純粋さをもって飲むものの心にしみ入ります。 サンセールというイメージに挑戦する造り手、セバスチャン・リフォー。サンセールに隠された真実を、本来のあるべき姿へと戻し、土地の個性、造り手の表現として描き出した彼のワインは、「世界のベストレストラン50」で首位に輝くデンマーク・コペンハーゲンの『NOMA』のワインリストにも採用されています。これまでとは違うサンセールの扉が開かれる、セバスチャンの感動の世界をぜひあなたもご体験ください。
風味健全で、かつ、ヴァン・ナチュールならではの柔らかさと滋味、野趣、そして醍醐味に溢れた、心踊らされるナチュラルなオレンジワイン! ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1960年に創業したドメーヌで、1989年より2代目のイヴ・アンベルグが運営しています。 早1997年よりビオロジック栽培を開始し、2001年に「エコセール」の認証を取得。2017年から、SO2を一切使用しないヴァン・ナチュールへの取り組みを開始しました。本当に気さくで超いいヤツのイヴですが、「いろいろなワインを飲んで勉強することと、栽培や醸造に使えそうなモノを探し求めて古道具屋を巡ることが趣味」という、根っからのワイン職人です。 「この地の恵まれたテロワールのポテンシャルをもっと引き出すことはできないか。ワインの味をもっとナチュラルに、もっと鮮やかに、もっと薫り高くすることはできないかと考え続けて、ヴァン・ナチュール、そしてオレンジワインにたどり着きました。いろいろやってみるうちに、SO2や各種添加物、最新技術を使用せずとも健全な醸造を行う手法が確立でき、オレンジワインのマセラシオンのバランスなども皮膚感覚で分かるようになりました。地元だけでなく世界各国のお客さんからも望外の大好評をいただけるようになり、新しいチャレンジも含めてナチュールやオレンジワインの可能性をさらに追及していきたいと思います」。 「アンサンブル ナチュール ピノ・ブラン ピノ・グリ」は、エプフィグ村産のピノ・ブラン50%、ピノ・グリ50%。沖積土壌。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。除梗しない。ステンレスタンクを使用し、通常に醸造したピノ・ブランと14日間マセラシオンしたピノ・グリをブレンドした、オレンジワインです。SO2は不使用。 ■テクニカル情報■ 栽培:1997年よりビオロジック栽培。2001年に「エコセール」の認証取得 醸造:天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクで醸造。SO2を使用しない。2020年より「Vin Methode Nature」に加盟 Yves Amberg Ensemble Nature Pinot Pinot Gris イヴ・アンベルグ アンサンブル ナチュール ピノ・ブラン ピノ・グリ 生産地:フランス アルザス ぶどう品種:ピノ・ブラン50%、ピノ・グリ50% アルコール度数:13% 味わい:オレンジワイン 辛口 ■イヴ・アンベルグのワインについてのご注意■ ・非常にデリケートなワインです。ちょっとした温度変化で液漏れと起こしてしまう可能性もございますので、保管は一定温度を保てるワインセラーまたは冷蔵庫、野菜室での保管をお勧めいたします。 また、画像でもわかるように、フィルターを通して、ろ過をしていないワインには多量の澱や酒石が沈殿している場合があります。これもヴァン・ナチュールの醍醐味、旨味のひとつですので気にせずお楽しみください。気になる方は、飲む前にボトル底にしっかりと澱を沈殿させ、グラスに入らない様そっと注いでください。 ・蝋キャップにワレ等がある場合がございます。予めご承知おきください。 ※輸入元のラベルには「添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩)」の記載がございますが、「Sans Sulfites Ajoutes (サン・スリュフィト・アジュテ)」酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加の商品です。 (輸入元ラベル「添加物」としての記載は間違いです。酸化防止剤含有 (醸造時の自然発生分) と解釈していただくのが解りやすいと思います。) 日本の食品衛生法で、ワインの亜硫酸表示義務は10mg/L以上の場合「酸化防止剤含有」の表記が義務づけられております。酸化防止剤をまったく使用していないワインでも、醸造中に二酸化硫黄(酸化防止剤の成分)がごく微量自然発生(10mg/L程度)することがあるため、人為的なSO2添加が無い場合でも、輸入元業者側で酸化防止剤(亜硫酸塩)の記載をしている場合がございます。 ※こちらの商品は、酸化防止剤(亜硫酸塩)(SO2)無添加の商品です。到着後は、温度管理に注意して保管ください。(基本的に15度以下の保存をお願いします)Yves Amberg / イヴ・アンベルグ ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1960年に創業したドメーヌで、1989年より2代目のイヴ・アンベルグが運営しています。 早1997年よりビオロジック栽培を開始し、2001年に「エコセール」の認証を取得。2017年から、SO2を一切使用しないヴァン・ナチュールへの取り組みを開始しました。 本当に気さくで超いいヤツのイヴですが、「いろいろなワインを飲んで勉強することと、栽培や醸造に使えそうなモノを探し求めて古道具屋を巡ることが趣味」という、根っからのワイン職人です。 「この地の恵まれたテロワールのポテンシャルをもっと引き出すことはできないか。ワインの味をもっとナチュラルに、もっと鮮やかに、もっと薫り高くすることはできないかと考え続けて、ヴァン・ナチュール、そしてオレンジワインにたどり着きました。いろいろやってみるうちに、SO2や各種添加物、最新技術を使用せずとも健全な醸造を行う手法が確立でき、オレンジワインのマセラシオンのバランスなども皮膚感覚で分かるようになりました。地元だけでなく世界各国のお客さんからも望外の大好評をいただけるようになり、新しいチャレンジも含めてナチュールやオレンジワインの可能性をさらに追及していきたいと思います」。 尚、イヴは、フランス農務省やINAO等のフランス当局が、10年の歳月を経て、2020年に遂にヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin methode Nature」の認証を取得しています。その作品は風味健全で、かつ、ヴァン・ナチュールならではの柔らかさと滋味、野趣、そして醍醐味に溢れた、心踊らされるものです。
コート・シャロネーズの新星が造る、3つの品種が混植されたリュー・ディのブドウから造られる異色の白ワイン! 共同組合の力が強くナチュラルワインの造り手が極端に少ないコート・シャロネーズにも新たなナチュラルワインの造り手が現れました。教師からヴィニュロンに転身して、ビュクシーの南西、キュル・レ・ロッシュ村にドメーヌを興したローラン・ブルトゥローです。 学業を修めた後は20年間教師として働いていましたが、この間にジュリアン・ギヨやセバスチャン・ボワソ、ディディエ・モンショヴェ、ギィ・ショーモン(クロ・サロモン)などに師事。様々なことを学び・経験し、2015年に満を持して自分自身でナチュラルワイン造りに乗り出しました。既に英国、スイス、ベルギー、デンマークなどに輸出されています。ブルゴーニュとしてはとてもコストパフォーマンスの高いナチュールです。 「ブルゴーニュ・ブラン スー・ラ・ロッシュ」のドメーヌ区画は栽培面積0.30ヘクタール。樹齢6年の南向き。斜度13度。標高285m。植樹比率8500本。泥岩や泥土が混じった石灰質土壌。淡い黄色の色合い。瑞々しいレモンや黄色い果物の香り。桃やネクタリン、リンゴなどのフルーティでフレッシュな口中で、旨味がじんわりと広がる。余韻には心地良い塩味のニュアンスが感じられる。 ■テクニカル情報■ 手摘みで収穫したブドウを、シャッパーニュのように全房でゆっくりと時間をかけてダイレクト・プレス。デブルバージュ(前清澄)を入念に2度行って繊細な澱を厳選してから、2品種を一緒にバリック(新樽は用いない)で野生酵母のみで自発的に発酵。その後、引き続きバリックで自発的なマロ発酵と熟成。熟成期間は10?12ヶ月。この間に必要であればバトナージュを実施。その後、ごく軽く清澄のみ行ってノンフィルターで瓶詰め。SO2に関しては、ヴィンテージに応じて、ブドウやワインが酸化に対して脆弱であると判断した場合は、ボトリングのネガティヴな反応を避けるために、圧搾の際、あるいはマロ発酵が終わった後に必要最低限のみ添加します。瓶詰時は無添加。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 2022ヴィンテージは2品種とも9/11に同時に収穫。総生産量1,600本。アルコール度数は12.5度。2024年1月時点のSO2トータルは42mg/l Domaine La Varenne Bourgogne ”Sous la Roche” ドメーヌ・ラ・ヴァレンヌ ブルゴーニュ・ブラン スー・ラ・ロッシュ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:シャルドネ 95%、ピノ・ブラン 5% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口Domaine La Varenne / ドメーヌ・ラ・ヴァレンヌ ビオディナミでナチュルワインを手掛けるコート・シャロネーズの新星! 共同組合の力が強くナチュラルワインの造り手が極端に少ないコート・シャロネーズにも新たなナチュラルワインの造り手が現れました。ドメーヌは、2015年にビュクシーの南西8キロ、ちょうどコート・シャロネーズ南端とマコネー北端の境界に位置するキュル・レ・ロッシュ村に、ローラン・ブルトゥローによって設立されました。 ローランは、1970年生まれ。父がリュショット・シャンベルタンの1畝、叔父がサントーバン プルミエ・クリュの1畝のオーナーというワイン愛好家の家系に生まれました。そのため、幼いころから自然とワイン文化について教えられ、ワインに対する感性を育んでいきました。また、少年時代をフィサン村で過ごしていたため、フィサンのモノポールであるプルミエ・クリュ“クロ・ド・ラ・ペリエール”を所有するドメーヌでブドウ栽培と収穫、ワイン醸造を経験しました。 学業を修めた後は20年間教師として働いていましたが、この間にジュリアン・ギヨやセバスチャン・ボワソ、ディディエ・モンショヴェ、ギィ・ショーモン(クロ・サロモン)などに師事。様々なことを学び・経験し、2015年に満を持して自分自身でナチュラルワイン造りに乗り出しました。既に英国、スイス、ベルギー、デンマークなどに輸出されています。ブルゴーニュとしてはとてもコストパフォーマンスの高いナチュールです。 ドメーヌの栽培面積2.67 ヘクタールで、ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテ、極僅かのピノ・ブランとピノ・ブーロを栽培しています。畑の90%がフェルマージュで、地主から借りている地所になります。全ての区画がキュル・レ・ロッシュ村にありますが、この村の地層は、石灰質に粘土や泥灰岩、泥土、小石、花崗岩など様々な土壌がモザイク状に入り混じっており、各区画はそれぞれ固有の特徴あるテロワールを備えています。このため、ドメーヌでは、それぞれのリュー・ディ毎にキュヴェを一つずつ造っています。 栽培は設立当初からビオロジック&ビオディナミで、エコサートの認証を受けています。収穫は手摘みで、小さなケースで醸造所まで運びます。ドメーヌの畑はすべて同じ村にあるため、ブドウを傷めることなく、素早く醸造所まで運び込むことができます。
ブドウ品種の色を逆にしたらどうだろうかという想いから生まれた Recto / Verso(表と裏の意)のキュヴェ! ローヌ川やアルデシュ渓谷から数キロ、IGP Protected Geographical Indication:地理的表示保護区のアルデシュの中心部に位置するサン・マルセル・ダルデシュのコミューンに、21ヘクタール以上のブドウ畑を持つドメーヌの名前は、「アコール(オック語で段々畑)」から生まれました。 樹齢50年以上のものが半数を占め、森に囲まれた中新世の粘土石灰質の段丘に植えられています。ブドウの木は生物多様性に配慮して栽培されています。農薬や化学合成肥料は使用せず、天然の芝生のカバーを管理しています。2011年春には有機農業への転換を開始し、2011年秋から2012年春にかけて最初のビオディナミへの移行を始めました。2014年からAB認証、2015年の収穫からDe meter認証を取得し、この道を歩み続けています。 「レクト・ヴェルソ」は、白と赤の間。"Blanc de noir "と "Noir de blanc"規制に縛られない自由な発想から生まれたキュヴェです。グルナッシュの若木を白ワインとして醸造し、少量の白とピンクのクレレットを加えてマセラシオン。早期に手摘みで収穫されたブドウはすぐにプレスされ、一部はオーク樽で熟成されます。 フルーティーで伸びのある酸が魅力です。特筆すべきなのは黒ブドウであるグルナッシュ・ノワールとクレレットブランシュと希少なクレレットローズをブレンド。グルナッシュの異なる顔と希少種の融合。赤も白も出来る意味もキュヴェ名には込められています。 ■相性料理■ オレンジジュースでデグラセしたヒメジのフィレのポワレとサツマイモのカレー風味ピューレ。山羊のチーズ、魚、白身の肉、アペリティフ ■テクニカル情報■ ファーストリリース:2017年産 (2018年産未生産)、品種:Grenache noir, Clairette blanche & Clairette Rose、年産数:6,500本、リューディ名:Saint Julien、栽培面積:1.85ha、畑向き:北東-南東向き、土壌:粘土石灰岩、畑標高:100~140m、平均樹齢(2020年時):25年、剪定法:ゴブレ&ドゥーブル・コルドン、密植度:4300本/ha、平均収量:27hl/ha、収穫:手摘収穫、BIO認証/農法:Demeter, AB, EUROLEAF、発酵タンク:ステンレスタンク & 木製タンク、低温浸漬:低温浸漬無、マロ発酵:マロ発酵有、発酵期間:6ヶ月、発酵温度:最大22℃、酵母:天然酵母、新樽比:新樽無、Leflaive(Puligny Montrachet)&Moreau (Chassagne Montrachet)、熟成期間:熟成約1年間、フィルター:フィルター有、コラージュ(清澄):コラージュ(清澄)無、熟成可能年数:4年 Domaine Des Accoles Recto / Verso ドメーヌ・デ・ザコル レクト・ヴェルソ 生産地:フランス ローヌ アルデッシュ 原産地呼称:Vin de France ぶどう品種:グルナッシュ 85%、クレレット 15% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ■2021年VTの感想です■ - エレガントの極み・大人のフルーツジュース - コロナも落ち着き(?)、ようやくフランスから生産者が続々と来日している今春。めちゃくちゃ楽しみにしていたドメーヌ・デ・ザコルのオリヴィエとフローレンス夫妻を招いてのウメムラワイン会。設立当初から応援し続けていますが、ここ最近のザコル人気には驚かされるばかり。以前は大量に購入し、ミオセヌやグリフは傍らで熟成させつつ販売していましたが、今や割り当てになり、そんな余裕もない程。 彼のワインはブルゴーニュ的だとよく言われますが、オリヴィエ自身、ブルゴーニュワインを造りたいならブルゴーニュで造るでしょう。彼ほどの腕があれば、どんな一流ドメーヌでも欲しがります。事実、ラルロを退任する時多くのものが反対したでしょう。ただ彼が造りたいのはこれまで誰も造ってこなかった新しいワイン。それがドメーヌ・デ・ザコル。 昔からザコルのワインを飲んでいる方ならお分かりかと思いますが、正直、設立当初は、若干の不安定さがありました。よく言えば、野性味に溢れ、どこか田舎っぽさや素朴さが感じられたワイン。それがここ数年で、どのワインをとっても一気にエレガントなワインに様変わり。オリヴィエさん曰く、「その当時はまだ僕たちが自分たちの葡萄を理解していなかったんだよね。」今は、南の葡萄を十分に理解し、フローレンスがアイデアを出し、オリヴィエがそれを実践するなど夫婦二人三脚で造り上げています。 白のレクト・ヴェルソは、グルナッシュの若木を白ワインとして醸造、少量のピンクのクレレットを加えてマセラシオンしたオレンジ?のような白ワイン。オリヴィエがラルロ時代から得意としていたシャルドネ100%のレ・カト・ファイスは、ローヌやブルゴーニュでもないオリヴィエにしか醸せない独特の深み。新ヴィンテージ2021年からは温暖化に適応するように、よりフレッシュさを保つため、果皮と種もマセラシオンし、年ごとに微調整を行っています。すべての白ワインの熟成には、良縁であるルフレーヴやベルナール・モローの中古樽を使用。グラスに残るワインの色合いを見ていただくとわかるように、全く異なります。 ザコルのワインはすべてがヴァン・ド・フランス。肩書などどうでもいい。自由で創造豊かに伸び伸びと手掛けるオリヴィエとフローレンス夫妻、温暖化が進み、重くなりがちなローヌのワインをここまで美しく仕上げてくる。飲み手にも喜びを与えてくれる素晴らしいコレクション。天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュは本当に天才でした!。2023.04.17DOMAINE DES ACCOLES / ドメーヌ・デ・ザコル ドメーヌ・デ・ザコルは、ラルロでブルゴーニュの歴史にしっかりと名を刻んだオリヴィエ・ルリッシュと妻フローレンス・ルリッシュとの2人が始めたファミリーベンチャーです。 オリヴィエ・ルリッシュはボルドーで1998年にワイン醸造学科を卒業した後、ワインの道に飛び込みましたが、長年、自分のドメーヌを持ちたいという壮大な夢を抱き続けてきました。そしてその夢を叶え、ワインをリリースすることになった事を心から喜んでいます。 ラルロではJean-Pierre De SmetとLise Judetらを筆頭に、ワインへのパッションを分かち合い、ビオディナミを徹底した栽培法で葡萄を育て、収穫、醸造してきました。それが今日のスタイルの兆しとなったのです。 2007年、ドゥスメ氏の離任後、Arlotの責任者として、妻フローレンスと共に素晴らしいワインを世に出し、天才の名を欲しいままにしていたのは記憶に新しいことと思います。 2013年は収量的には、かなり厳しい年となりました。30?35hl/haが理想的だとオリヴィエは言っていますが、並みのワインなど造る気がさらさらないオリヴィエは、最高の葡萄だけを得るために、選別をとことん厳しくしました。その結果、収量はさらに大きく下がりましたが、品質重視なのだから、それも仕方ないと考えています。 前年2012年産は不良果が少なかったおかげで、理想的な29hl/ha採れましたが、2013年は花ぶるいがあったせいで、花から実にならない樹が数多く発生し、僅か13hl/haとなりました。実がなっても一房に僅か15粒程度しか身にならない房も多くあり、そこから不良果も取り除いたら、驚くほどの低収量となったのです。グルナッシュは花ぶるいの影響を最も受けた品種で、グルナッシュの2013年産の収量は僅か7hl/haでした。採算度外視の徹底した厳しい選別で、ワインとしてのクオリティはかなり高いです。 ドメーヌ設立後、3年目ですが、年々メキメキと品質を上げているのが、はっきりと感じられます。フランスやNYの三ツ星レストランでもオンリストされるなど、今や世界的にも引く手数多の造り手となっています。 ブルゴーニュやボルドーのように長い時間熟成させてから飲むグランヴァンよりも、若い内から楽しめ、熟成の変化にも対応できるのはとても魅力です。そして何より幅広い層が、気軽に楽しむ事が出来るリーズナブルさ、コストパフォーマンスの高さは、他を圧倒します。ただひたすらにおいしいワインを造りたいという情熱がはっきりと感じられる、そんなワインなのです。 リアルワインガイドで大絶賛!! ザコルの試飲も早3年目。年々、オリヴィエ・ルリッシュが目指すワインスタイルが明確になって来ており、この2013年のワイン達にも確実にエレガントさが増していた。 とはいえ、ローヌらしい濃いめの液体にはまだタンニンも多い。しかし、明らかにキメが細かくなり液体に馴染みつつあるし、なによりどのワインにもうま味が増えていることがかなり嬉しい。 そんな中、完成形に近いと思われるワインがトップ・キュヴェのミオセヌ。各要素がギュッと詰まっていながらひたすらエレガントで、今からでも美味しく飲めるという優れもの。 南のワインなのにどこか冷涼感もあって、待ってました!という仕上がりになっている。そして、それはシャペルにもやんわり感じられ、来年がまたまた楽しみになってきた。2013年はローヌもかなり厳しい年となり、ザコルの生産量もかなり減ってしまったようだが、それでもブルゴーニュに比べれば値上がり率も良心的。たまには「濃いけどエレガント」なワインもどうでしょう。(斉藤真理 氏評)リアルワインガイドより抜粋 ■2023年4月12日 オリヴィエ氏・フローレンス氏がウメムラにご来店!■
コクのある果実の旨味と豊かなミネラル感が魅力の「シャトー・カルボニュー ブラン」 ボルドー市街地からほど近くに位置し、グラーヴ地区の中でも最も規模が大きく、景観の美しいシャトーとして知られています。グラーヴには独自の厳格な格付けが存在し、上質のカベルネ・ソーヴィニヨンが育つ地域だけがアペラシオンを名乗ることが出来ます。約70の生産者のうち、特に優れている16シャトーだけが選ばれており、赤・白共に格付けを果たしている数少ないシャトーが、シャトー・カルボニューです。 シャトー・カルボニューは、13世紀からの長い歴史を持ちますが、古くからエレガントでしなやかな白ワインを造り出すことで知られていました。一時期、その評判は低迷していた時期もありましたが、1956年にマルク?ペラン氏がシャトーを購入してからは、高品質なワインを生み出すべく、シャトー全体の改造に取り組みました。 現在ワイン造りを監督する、息子のアントニ・ペラン氏が1980年代半ばに高名なドニ・デュブルデューを雇い入れた結果、白ワインにいっそうの芳香と凝縮味がもたらされました。そして、新しい醸造設備を整えます。さらに、赤ワインも深みと強烈さを大幅に増しています。 「シャトー・カルボニュー ブラン」は、若くして飲む場合、フレッシュさ、純粋さ、アロマの強さ、フルーティーさとフローラルさの両方を堪能できます。熟成するにつれ、ドライフルーツや砂糖漬けのフルーツの香りが広がります。ブドウ品種それぞれの良さを誘発するような方法でブレンドされます。 Chateau Carbonnieux Blanc シャトー・カルボニュー ブラン 生産地:フランス ボルドー ペサック・レオニャン 原産地呼称:AOC. PESSAC LEOGNAN ぶどう品種:ソーヴィニョン・ブラン 65%、セミヨン 35% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ジェームス・サックリング:93 ポイント CHATEAU CARBONNIEUX PESSAC-LEOGNAN BLANC 2021 Thursday, January 4, 2024 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2021 Score 93 Spiced lemon, ginger, gooseberries and minerals on the nose. Broad, medium- to full-bodied palate with fresh acidity and a zippy finish. 65% sauvignon and 35% semillon. Drink or hold. Zekun Shuai Senior Editor ■2021年ヴィンテージ情報■ 「天候難が続いた年。アルコールが抑えられ、エレガントでクラシカルなヴィンテージ」 霜被害、雹被害、多湿による病害など、数多くの苦難にさらされた2021年。収量や成熟度にばらつきが生じる栽培シーズンとなり、栽培家はかなり苦しめられることになりました。しかし、収穫期に入り気候は一転。インディアン・サマーが到来したことにより雨も降らず乾燥した気候が続き、果実の完熟をしっかりと待ってから収穫することができたことが、せめてもの救いとなりました。 この天候の厳しさは2013年並みと評価されており、実際にブドウの糖度は2013年よりも低い値が出ています(ブドウ100粒あたり約10g程度低い)。結果的にどのアペラシオンでもシャプタリゼーションが容認され、最終アルコール度数の約1%分を補糖によって調整したところが多かったようです。12.5?13.5%が仕上がりアルコール度数となり近年の中でも低い値となりました。しかし、むしろここ数年のやたらと高いアルコール度数に懸念の声もあったことを考えると、いい評価として受け止められるかもしれません。 悪天候の影響で収量が少ないのも2021年の特徴です(左岸で10?15%減、右岸で約25%減)。翌2022年は逆に乾燥による収量減(約20?40%減)があったことを考慮すると、必要になる在庫を確保するのが難しい年が続くことが予想されます。一方で悪天候だった2021年とは言え、一昔前なら実現できなかった高品質を担保できたことは近年の目覚ましい技術革新や生産者の経験則のおかげであることは各評価者が口をそろえているところでもあります。 赤ワインが難しいということは、逆に白は良い、というのが通説ですが、2021年にもその説がしっかりと当てはまります。涼しい夏の影響で果実の酸がしっかりと保たれました。特にソーヴィニヨン・ブランの出来が良い年です。ただ、赤同様収量が限られていることが重なり白に関しては著しい価格高騰が目立ちました。 ソーテルヌでは霜と雹の影響で全く収穫できない生産者が多数いました(ディケム、ギローは生産無し)。しかし、かろうじて生産できたところの出来栄えは素晴らしく、高い酸、凝縮感、ピュアな果実味など好条件がそろったワインが完成しました。Chateau Carbonnieux / シャトー・カルボニュー 高品質なワインを造り出す、グラーブでも最大規模の格付けシャトー! ボルドー市街地からほど近くに位置し、グラーヴ地区の中でも最も規模が大きく、景観の美しいシャトーとして知られています。グラーヴには独自の厳格な格付けが存在し、上質のカベルネ・ソーヴィニヨンが育つ地域だけがアペラシオンを名乗ることが出来ます。約70の生産者のうち、特に優れている16シャトーだけが選ばれており、赤・白共に格付けを果たしている数少ないシャトーが、シャトー・カルボニューーです。 シャトー・カルボニューーは、13世紀からの長い歴史を持ちますが、古くからエレガントでしなやかな白ワインを造り出すことで知られていました。一時期、その評判は低迷していた時期もありましたが、1956年にマルク?ペラン氏がシャトーを購入してからは、高品質なワインを生み出すべく、シャトー全体の改造に取り組みました。 現在ワイン造りを監督する、息子のアントニ・ペラン氏が1980年代半ばに高名なドニ・デュブルデューを雇い入れた結果、白ワインにいっそうの芳香と凝縮味がもたらされました。そして、新しい醸造設備を整えます。さらに、赤ワインも深みと強烈さを大幅に増しています。 赤も白も、カルボニューのほとんどのヴィンテージのワインは、7年から10年のうちに飲むべきである。白ワインのなかには、20年ないしは30年寝かせられる可能性を秘めたものもある。 ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
密度と凝縮感があり、力強さとしっかりとしたストラクチャーを兼備。一級畑にふさわしい、ムルソーの中でもおすすめの区画「ポリュゾ」! ムニール・サウマ氏は、モンペリエのENSAM校にてぶどう栽培と醸造学を学び、約6年間にわたり、フランス各地、およびカリフォルニアで、栽培と醸造の仕事に従事しました。ロテム夫人は、チーズの生産をしている家の出身です。ハイファ (Haifa) の技術学校とディジョンのENESAD校で農業(栽培)について、特にワイン造りについて多くを学び、卒業時にコート・ドールのワインについての論文でフランス農業アカデミーよりナショナル・プライズを受賞しました。 その後、ブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を数年積みました。サウマ氏は、これらの経験を基に構築した自身の考えを実現するために、ロテム夫人と小さなセラーを造り、1999年にルシアン・ル・モワンヌを設立。現在、コート・ドールにある極上品質の1級畑と特級畑のワインを生産。各村で、最も優れた区画にある畑のワインを収穫年の作柄状況に応じて、最高のワインに仕上げています。 「ムルソー 1er ポリュゾ」は、ジュヌヴリエールの北に隣接する1級畑で、密度と凝縮感があり、力強さとしっかりとしたストラクチャーを兼備。一級畑にふさわしい、ムルソーの中でもおすすめの区画です。 黄桃やトロピカルフルーツ、洋ナシなどの芳醇な香りに、オレンジの皮や白い花、ハチミツなどの豊かなアロマが複雑に香ります。口に含むと、砕いた岩のようなミネラル感と果実味が混ざり合い、香り高い余韻を演出。しっかりとした複雑味はありますが、性格のはっきりとした分かりやすいワインに仕上がっています。 LUCIEN LE MOINE MEURSAULT 1ER CRU PORUSOT ルシアン・ル・モワンヌ ムルソー 1er ポリュゾ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:14% 味わい:白ワイン 辛口LUCIEN LE MOINE / ルシアン・ル・モワンヌ ユニークで情熱的、異彩を放つブルゴーニュNo.1ネゴシアン。 「ルシアン・ル・モワンヌ」は、1999年にムニール・サウマ氏と妻のロテム氏によってボーヌの中心街に設立されたネゴシアン。 当主のサウマ氏は、もとはシトー派(利酒騎士団とも言われるテロワール研究の祖)の僧侶だったそうですが、その中でブルゴーニュワインに開眼し、モンペリエのENSAM校でブドウ栽培と醸造学を修め、フランス各地のワイナリーやさらにカリフォルニアでワイン造りを学びました。 また、妻のロテム氏はチーズ農家出身で、ENESAD校でワイン造りを中心とした農業について多くを学び、卒業時のコート・ドールのワインについての研究論文は、フランス農業アカデミーのナショナル・プライズを受賞したそうです。 そしてその後、夫と同じくブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を積み、サウマ氏と共に「ルシアン・ル・モワンヌ」を立ち上げたのです。 サウマ氏のブルゴーニュワインへの造詣は並々ならぬものだそうで、アペラシオン全域の知識をごく詳細かつ体系的に理解している人物として、多くのブルゴーニュ生産者たちから敬意の念を抱かれているそうです。 自社畑は持たず、一流ドメーヌが所有する特級、一級畑のみで造られたワインを樽で購入し、熟成、瓶詰めを行うという「ネゴシアン方式」でワインを生み出していますが、畑の所有者名は一切公表されていないものの、その名を知らぬ者は無いような錚々たる名門ドメーヌばかりが名を連ねているとのこと。 リリースしているワインはコート・ドール全域にわたり、グラン・エシェゾー、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、モンラッシェなど、素晴らしい銘醸畑が顔を揃えているとのことで、『ワイン・アドヴォケイト』でも「ムニール・サウマ氏は短期間で最も優れたネゴシアンの一つを作りあげた」と称賛されています。
【クール送料無料商品について】送料+クール代が含まれています。 ※ドライ(常温)便でお届けをご希望の場合、注文受付後に変更対応いたしますので、ご注文時に備考欄へご記入ください。 シャブリを名乗れないオーセロワ付近の畑で造っているからこの価格! シャブリの厳しさのない、純粋なブルゴーニュ・ブラン。 1973年、0.3haから始まった「ジャン・マルク・ブロカール」。現在、所有する自社畑は200haまで増えた。家族経営のドメーヌとしては広大な畑。シャブリには大規模生産者が多い。だが、その多くが1970年後半のAOC拡張時に広がった「ポルトラン ディアン土壌」の畑を所有している。ジャン・マルク・ブロカールは北部「ポルトランディアン土壌」ではなく南部のプレイ村に醸造所を構え、その周辺のキンメリジャン土壌のみに畑を所有。今ではブルゴーニュ・ブランのようにたっぷりとした果実が前面に出てヨード感を感じさせないシャブリも多 い。「ブロカール」は昔と変わらないシャブリ本来のヨード感を感じさせる。 「ブロカール」の大きな転換が2代目「ジュリアン・ブロカール」が 1998年から始めたビオディナミ。 父「ジャン・マルク」は当時、猛反対したが「ボワッソヌーズ」から始めて今では80%の畑の転換が終了している。 「ブルゴーニュ・ブラン ビオディナミ」は、シャブリ南部、ブロカールの本拠地プレイ村周辺のシャブリを名乗れないエリアからのビオディナミ農法で丁寧に造られた葡萄を使用します。ブロカールのシャブリの特徴的なヨード感はなく、フルーツ感の強い白ワインです。 醸造はステンレスタンクで低温発酵。熟成もステンレスタンクのみで9ヶ月。シャブリの厳しさのない、純粋なブルゴーニュ・ブランです。 Jean Marc Brocard Bourgogne Chardonnay Biodynamie ジャン・マルク・ブロカール ブルゴーニュ・ブラン ビオディナミ 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口 早速試飲してみましたが、レモンのような柑橘の香りから始まり、白い花、花梨のようなより果実香が感じられます。 シャブリの名乗れないエリアからのシャルドネだからでしょうか、ブロカールのシャブリの特徴的な硬質なミネラル感というより、どちらかというと果実味主体のフルーティで親しみやすい味わい。今の時代に、販売価格が税込み1,000円代のブルゴーニュ・ブランですから、安すぎる!2024.03.21 ★単品購入はこちら 【ご注意】送料無料セット商品の同梱本数について 通常サイズ 750ml ボトル ドライ便 12本 クール便 9本 まで、1口で、同梱可能です。 送料無料セット商品に他のワインを同梱する場合は、同梱可能本数の上限にご注意ください。 セット商品の場合、注文時の個数が1でカウントされてしまうため、セット商品に他のワインを同梱する場合に、1口の上限本数を超えてしまう場合がございます。送料無料セットの場合、1口分の送料が無料となります。1口分の同梱可能本数を超えた場合、ご購入後、店舗での確認時に、必要口数の送料を追加させていただきます。Jean Marc Brocard / ジャン・マルク・ブロカール 最も強くヨード感を感じる『シャブリ』を手掛ける、ブルゴーニュ最大のビオディナミ・ドメーヌ! 2代目ジュリアンのビオディナミの挑戦は『シャブリでビオディナミが成功するはずがない』と猛反対する父との戦いからはじまった。 ■シャブリ本来の味はヨード■ 1973年、0.3haから始まった「ジャン・マルク・ブロカール」。現在、所有する自社畑は200haまで増えた。家族経営のドメーヌとしては広大な畑。シャブリには大規模生産者が多い。だが、その多くが1970年後半のAOC拡張時に広がった「ポルトランディアン土壌」の畑を所有している。 ジャン・マルク・ブロカールは北部「ポルトランディアン土壌」ではなく南部のプレイ村に醸造所を構え、その周辺のキンメリジャン土壌のみに畑を所有。彼等が所有する畑のほぼ全ては拡張前のシャブリに位置。ヴィラージュも100%キンメリジャン土壌の畑から造られる。今ではブルゴーニュ・ブランのようにたっぷりとした果実が前面に出てヨード感を感じさせないシャブリも多い。「ブロカール」は昔と変わらないシャブリ本来のヨード感を感じさせる。 ■ヴィラージュもキンメリジャン■ 現当主「ジュリアン」が最も力を入れるのは優良なプルミエ・クリュでも高価なグラン・クリュでもない。スタンダードのヴィラージュ「サント・クレール」。AOCシャブリは買い葡萄から造られることが多いが「ブロカール」のシャブリ「サント・クレール」は全て自社畑。醸造所に隣接した畑で収穫後、すぐに仕込みを行う事が出来る。 また、通常AOCシャブリはシャブリ北部の「オックスフォーディアン土壌」の葡萄を使う。この土壌は樹勢が強く、収量が多いので葡萄が安いのだ。特筆すべきは「サント・クレール・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。サント・クレール内にある樹齢80年の区画でビオディナミが採用されている。圧倒的な凝縮度とキンメリジャンのミネラル。そして低いPHからくる高い酸度がこのワインの熟成力を高めていて蔵出しバック・ヴィンテージも素晴らしい状態で楽しめる。 ■100%ビオディナミを目指す■ 「ブロカール」の大きな転換が2代目「ジュリアン」が1998年から始めたビオディナミ。父「ジャン・マルク」は当時、猛反対したが「ボワッソヌーズ」から始めて今では80%の畑の転換が終了している。しかし、雨の多かった2012年や天候不順の2013年にも薬剤を使用しなかったので生産量は半分以下まで落ちてしまった。勿論、売上も半分以下になるということ。ドメーヌ運営も大変。 「ジュリアン」は他にもウッフ(卵型発酵槽)の導入や、仕立の変更、発酵期間の延長など積極的。グラン・クリュ・レ・プリューズはコンクリート製のウッフで発酵、熟成することで澱の影響を強く受けてより複雑性を強調できている。ヴォード・ヴェイは東向きの斜度52度という厳しい環境なのでモンマンよりも冷涼感が出て、果実よりもミネラルと酸が特徴的で最も垂直性が出る。ヴォロランは肉付きのよい果実味が得られるように変化。モンマンは熟した果実にヨード感を強く感じられるようになった。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「ムルソー 1er ブシェール」は、グート・ドールやポリュゾといった非常に人気の高い一級畑に隣接。「ブシェール」の名前は、茂みを表す古語"Bouchons"に由来しています。生み出されるワインは、洗練されたスタイルが特徴。 GENOT BOULANGER MEURSAULT 1ER CRU BOUCHERES ジェノ・ブーランジェール ムルソー 1er ブシェール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:93 ポイント ルーロに次ぐ0.61haの所有者。表土が薄く、チョーキーなテクスチャー、ピュアで、フレシュ、うまみが乗っている。フローラルで、柑橘、オレンジ、緊張感を秘めていて、長いフィニッシュ。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2022/08/22Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。
シャブリの中でも独自のスタイルを確立し、今注目と信頼を集めるドメーヌが手掛ける、豊満なスタイルの歴史的に名高いシャブリ1級畑「ラ・フルショーム」 ドメーヌ・ド・ランクロの1st VTは2016年。ロマン&ダミアン兄弟が手掛ける。二人の父が手掛けていたPascal Bouchardの自社畑と、ダミアンが独自に手掛けていたDomaine de la Grande Chaumeが統合する形で発足。 栽培ではビオディナミを取り入れ畑での生物多様性を重要視しており、ピュアで健全な土壌から最も良い状態のブドウを収穫する。醸造でも極力人が介入しないことをモットーに、ブドウの持つ本来の個性、スタイルをそのままストレートにワインへと表現している。 父が引退時に売却せずに所有していた自社畑を引き継いだため、Chablisの7つのグラン・クリュの中でも最上と呼べるLes Clos、真南向きのVaudesir、1er cruでも特に名高いLa Fourchaumeなど豪華絢爛な畑を所有。 「シャブリ 1er ラ・フルショーム」は、Fourchaumeの中でも最良の区画であるLa Fourchaumeのブドウを使用。僅か1.27haの西向き斜面のこの区画から拡大されて今のFourchaume(全体では130ha)が構成されている。蜜の詰まったリンゴなど熟した肉付きのよい果実味が感じられる。豊かなミネラルを兼ね備える味わいで、豊満で長い余韻が楽しめる。 ■テクニカル情報■ 種類:White 産地:Chablis 1er Cru ブドウ品種:シャルドネ100% 熟成:バリックで澱と共に13ヶ月 Domaine de L'Enclos Chablis 1er Cru La Fourchaume ドメーヌ・ド・ランクロ シャブリ 1er ラ・フルショーム 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:白ワイン 辛口Domaine de L’Enclos / ドメーヌ・ド・ランクロ ブルゴーニュ高騰時代の救世主シャブリの大発見! 1st VTは2016年。ロマン&ダミアン兄弟が手掛ける。二人の父が手掛けていたPascal Bouchardの自社畑と、ダミアンが独自に手掛けていたDomaine de la Grande Chaumeが統合する形で発足。ここに最高の畑と最高の人材がそろった。 Chablisの7つのグラン・クリュの中でも最上と呼べるLes Clos、真南向きのVaudesir、1er cruでも特に名高いLa Fourchaumeなど豪華絢爛な畑を所有。それも全てが高樹齢で、見事な畑達のポテンシャルを最大限に引き出す環境が整っている。 Chablisでは珍しいビオディナミを行う。これにより彼らのワインはエネル ギーにおいて、他より抜きんでた存在となっている。 収穫は約28haの所有畑に対して24人で行い、通常時も12人のスタッフで畑を徹底管理。手摘みで収穫されたワインは地下のステンレスタンクへ重力システムで移動させる。こういった数々の小さな努力 が彼らのワインを特別な存在にしている。 【歴史】 2015年にDomaine Pascal BouchardとDomaine de la Grande Chaumeを統合して生まれたドメーヌ。ロマン&ダミアンの父がネゴシアンのパスカル・ブシャールをやっていたが2015年にリタイア。この時にネゴシアンの部門は手放すも、自身の自社畑を残しておいた。一方、兄ダミアンはネゴシアンに興味なかったことから父のワイナリーを継ぐ気はなく、またビオに興味があったことから2006年自身のドメーヌGrande Chaumeを立ち上げる。プティ・シャブリ、シャブリ、ヴォードヴェイを生産。その後2015年に父の残した自社畑とこの兄のドメーヌの畑を統合して兄弟で新ドメーヌとして立ち上げたのがl'Enclos. 2016VTがファーストVT。 【栽培方法】 平常時12人、収穫時にはその倍の人数をかけて畑での作業を慎重に行い、最善の結果を生み出せるよう常に注意を払っている。 例えば、空気の流れや日照を考慮に入れた剪定、堆肥、摘芽、摘 葉、さらには全ての畑における手摘みに寄る収穫(Petit Chablis(1.7ha)やChablis(17.8ha)では機械による収穫比率のほうが多い)など。 土中微生物を含む土壌に関わる生物多様性を重要視しており、その多様性を維持するため除草剤の不使用はもちろんのこと、雑草は鋤き返しを行い土中へと還元し、その種子もその後に芽吹くよう全てそのままとしている。病虫害に対しても自然由来のもので対処することとしており、銅や硫黄、そしてビオディナミで用いられている各種プレパラシオンを使用。ビオディナミそのものに対して大きな関心を持っており、多くの畑で転換済みで、残りの畑の転換中。
本来であれば村名ヴォーヌ・ロマネが名乗れるオー・レアという区画で栽培されたシャルドネから造られる、ミネラルとリッチネスが同居した素晴らしい白。 ヴォーヌ・ロマネの名門、ジャン・グリヴォ。ほとんどの畑がヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュにあり、その半分以上が一級畑以上という、最良なテロワールを所有している由緒正しいドメーヌです。 現在は、当主エチエンヌに加え、娘のマチルダ、息子のユベールもワイン造りを担っています。基本的なつくりはエチエンヌと変わらないものの、エチエンヌは100%除梗していましたが、ヴィンテージやACによって全房も使用するなど、マチルダとユベールが加わることで、つくりにさらなるブラッシュアップを図っています。アルコールの高い造りを避け、ブドウの成熟に完璧さを求めつつも、収穫時は糖度が上がり過ぎないように努力をしています。熟成期間は樽で15か月+タンクで2か月です。 「ブルゴーニュ・シャルドネ」 は、本来であれば村名ヴォーヌ・ロマネが名乗れるオー・レアという区画で栽培されたシャルドネから。ヴォーヌ・ロマネに白のアペラシオンはないのでブルゴーニュとなる。エティエンヌがちょっとした好奇心から、91年より造り始めたという、わずか2000本のレアなキュヴェ。ミネラルとリッチネスが同居した素晴らしい白だ。 DOMAINE JEAN GRIVOT BOURGOGNE CHARDONNAY ドメーヌ・ジャン・グリヴォ ブルゴーニュ・シャルドネ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:シャルドネ100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口JEAN GRIVOT / ドメーヌ・ジャン・グリヴォ現在ドメーヌを運営するのはジャンの息子エティエンヌだが、彼の祖父ガストンの時代にドメーヌは頭角を現してくる。ガストンはその時代には珍しくディジョン大学で醸造学を修め、また1920年代初期にはニュイのアンリ・グージュらと共に元詰めも始めている――ドメーヌは’59年以降、全生産量を元詰めしている。とはいえ、納得のいかない年のものは樽でネゴシアンに売却――。クロ・ド・ヴージョ等の特級畑3ヶ所を含む13ヘクタール強のドメーヌ―エティエンヌの叔母にあたるジャクリーン・ジャイエの畑も近年、組み込まれた――はそのほとんどがヴォーヌとニュイを中心に広がり、また半分以上を1級畑が占めている。その畑では植え替えの際、ヘクタール当たり、1万2,000?1万5,000本という強い密植がなされ、また土壌の活性化が図られている。これらはエティエンヌが目指す、葡萄に備わる諸要素を出来るだけ引き出し、力強くしかも繊細さを兼ね備えた長熟なワインを生むための一環としての作業のひとつ。よりよいワインを生むためには過去の技術にもこだわらず、’80年代半ばより積極的に試みてきた低温浸漬も’90年代以降、慎重な態度で臨むようになった。伝統に安住することなく、理想のワインを追い求める、非常に好感の持てるドメーヌである。
4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り! このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まりました。1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住し、メルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大しました。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図りました。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行っています。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致します。 「ムルソー クロ・デュ・クロマン」は、トロピカルな桃の香りと、それを引き立て支える樽香。官能的な味わい。濃縮感と同時に豊かな広がりを感じる。程よく丸みを帯びた、硬さのないチャーミングなムルソー。 GENOT BOULANGER MEURSAULT CLOS DU CROMIN ジェノ・ブーランジェール ムルソー クロ・デュ・クロマン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口 ワインレポート:91 ポイント 粘土が豊かで、かつてはピノ・ノワールが植えられていた。ヴォルネイとの境界に近い1.41haの区画はドメーヌが最大の所有者。白桃、洋ナシ、ジンジャー、果実味はリッチだが、テクスチャーはリニア、なめらかで、酸のキレがあり正確。 ライター 山本 昭彦 レビュー投稿日 2022/08/22Genot Boulanger / ジェノ・ブーランジェール 4世代にわたるファミリーの夢と情熱から生まれたワイン造り このドメーヌの歴史は、パリで薬局を営んでいたある家族がブルゴーニュでワインを造りたいという思いを形にしたことから始まった。 1974年、シャルル-アンリ・ジェノとその妻マリー・ブーランジェールは夢の実現のためにパリからムルソーに移住。そしてメルキュレに念願の最初の畑を得てドメーヌを設立した。1998年には、コート・ド・ニュイ、ボーヌ、コート・シャロネーズに広がる計30アペラシオン、22ヘクタールの畑を所有するまでに拡大した。 現当主は、4代目のオード・ラヴォレと、その夫のギョーム。熱意ある二人は2008年の彼らのファースト・ヴィンテージから、それぞれのパーセル、ブドウの株毎に合わせた品質管理をおこない、堆肥の使用や薬草の植栽など土壌の活性化を図った。また、ブドウの木の成熟と衛生のために剪定、摘芽、パリサージュ(ブドウ樹を支えるワイヤーの高さ調整)はしっかりと行う。それは「丁寧な畑仕事なしによいワインは飲むことが出来ない」という創立者シャルル・アンリの哲学とも合致する。 彼らは試行錯誤の結果、自然と土壌を尊重するブドウ栽培を目指し、ビオディナミへの転換を決意。2018年にはAB認証(AgricultureBiologique)を取得している。 セラーでは、なるべく人手を加えないという考え。彼らの哲学は、比類の無いテロワールを表現し、素晴らしいブルゴーニュのクリマを抽出すること。バランス良く、若いうちに飲んで美味しく、かつ4、5年寝かせた後に別の次元の魅力が現れるワイン造りを志向する。 白ワインは、アペラシオン問わず、パワフルさとフレッシュさのバランスが良いものを目指す。収穫は手摘み。ブドウは全房のままプレスし、軽く沈殿させた後、オーク樽にて自生酵母で発酵の後、熟成。熟成前酸化を避けるため、バトナージュはしない。12か月の熟成の後、澱引き、タンクに移しさらに6か月熟成。テロワールが表現されながらリッチさと、柔らかさ、エレガンスを兼ね備えたワインになる。 赤ワインも全て手摘み。ヴィンテージによって全房比率を判断。3?4週間かけて極力自然発酵。自生酵母は毎年同じにはならないため、それもその年の特長となる。柔らかい抽出を目指し、ピジャージュの回数はキュヴェとヴィンテージによって調節。続いて12カ月間オーク樽で、その後6か月ステンレスタンクで熟成させる。