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過去27度にも渡りアドヴォケイト100点満点を獲得した、究極のカルト・ワイン「シネ・クア・ノン」新ヴィンテージ! シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。シネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですが、オーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは、『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。 1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインに毎年変更し、同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えております。各ワインにはユーモラスな名前をつけており、過去には『Against the Wall(壁に向かって)』『Other Hand(別の手)』『Impostor Mc Coy (ペテン師マッコイ)』等があります。それだけ毎年違うワインを造り続けながらも、過去にロバート・パーカーから26度も100点満点を獲得しております。 「ディステンタ・スリー シラー」は、シラー81.7% グルナッシュ11.3% ムールヴェードル3.3% プティ・シラー2.1% プティ・マンサン0.9% ゲルバー・ムスカテラー0.7%。すべて自社畑より造られました。 ■シネ・クア・ノンの名称統一について■毎年ラベルと名前が変わるのがSINE QUA NONの特徴でしたが、考えた名前が既に商標登録されていたりと、思ったように付け辛くなってきた為、2022年からワイン名は、スタンダードラインを「Distenta」(ラテン語で「UNLABELED(ラベル無し)」) 上級ラインを「Elven Confessions」(畑名) で統一し、ラベルだけが毎年変わります。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年のカリフォルニアは標準からすると温暖な天候で、日照は安定しており、極端な暑さではなかった。気温が華氏100度(摂氏約38度)に達したのは、たった1日だけで、4つの畑のうち1ヵ所のみ。その結果2019年を彷彿とさせる、とてもリッチな果実味のワインができました。シラーはコーヒー、赤いプラム、ベリー、イチゴ、タバコ、チョーク等の香りが広がる。ソフトな口当たりで骨格がしっかりしており、肉厚でセクシーな果実味がある。タンニンは豊富に感じられ、マイルドなアジアのスパイスが口内を包み込みます。グルナッシュはダーク・ワインレッドでとてもきれいな色調で輝いている。リッチで力強い香りは、新鮮なカシス、クランベリー、ザクロ、ブラックベリー、チェリー、バラ、ドライハーブや黒胡椒のアロマがある。滑らかな口当たり、濃厚で力強い果実味、タンニンはシルキーで余韻は長い。ゴージャスなワインでとにかく美しい。 ■テクニカル情報■ 醸造:全体の79%を除梗し、上面開放型の発酵槽にて発酵。フレンチオーク樽(新樽率53%)とコンクリートタンクを併用し23ヶ月熟成。 SINE QUA NON DISTENTA III SYRAH シネ・クア・ノン ディステンタ・スリー シラー 生産地:アメリカ カリフォルニア セントラル・コースト サンタ・バーバラ 原産地呼称:Sta. Rita Hills AVA ぶどう品種:シラー81.7% グルナッシュ11.3% ムールヴェードル3.3% プティ・シラー2.1% プティ・マンサン0.9% ゲルバー・ムスカテラー0.7% アルコール度数:15.8% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォケイト: (98-100) ポイント RP (98-100) Reviewed by: Erin Brooks Release Price:$190 I tasted the 2021 Syrah Distenta III as a precise blend from barrel on July 6?it's due to be bottled in August. It comes from three estate vineyards: The Third Twin (51%), Cumulus (26%) and 23% Eleven Confessions (23%). The Syrah is blended with 11.3% Grenache, 3.3% Mourvedre, 2.1% Petite Sirah, 0.9% Petit Manseng and 0.7% Muscat and was vinified using 21% whole clusters. It matured around 23 months in 53% new French oak, 43% one- to three-year-old barrels and 4% concrete. Opaque ruby-purple in the glass, the Distenta III's aromatic complexity requires plenty of patience, as a singular truffle, earth and coffee bean character gives way to electric streaks of creme de violette, blueberry liqueur and peppermint patty. The palate is medium to full-bodied and exceptionally light on its feet. It glides silkily through the mouth with fireworks of freshness, and its floral fruit is tempered by graphite tones. Around 1,880 cases and 600 magnums are projected to be released in January of 2024. Published: Aug 05, 2023 vinous:(95-98) ポイント (95-98) Drinking Window 2026 - 2036 From: Brilliance in Santa Barbara (Sep, 2023) The 2021 Syrah Distenta III continues the theme seen in the Grenache Distenta III, namely a theme of elegance, finesse and nuance to play off the natural richness these wines always have. Black/purplish fruit, new leather, spice, licorice and chocolate saturate the 2021 with tons of depth. I tasted the 2021 from a tank sample just prior to bottling. - By Antonio Galloni on July 2023 This is a tremendous set of wines from Elaine and Manfred Krankl. There’s plenty going on at Sine Qua Non these days, starting with a new winery in the Sta. Rita Hills that I was able to see prior to opening. The intensely colored building on Santa Rosa Road is pretty hard to miss. The Krankls expect to move some of their production to this facility in the near future. That could be a pretty big deal for a region that lacks a physical presence of iconic estates. Elaine and Manfred Krankl were visionaries in identifying the eastern sector of the Sta. Rita Hills as an ideal spot for Rhone varieties more than twenty years ago when virtually no one was thinking about Grenache and Syrah here. That spot, which the Krankls define as “a warm site in a cool region,” is now Eleven Confessions. The same daring spirit runs through newer projects, Next of Kyn and The Third Twin, which emerge from estate vineyards in Oak View and Los Alamos, respectively. Readers will want to snap up these wines, as production in 2022 is down a whopping 50%.Sine Qua Non / シン・クア・ノン シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。シネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですがオーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインに毎年変更し同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えております。各ワインにはユーモラスな名前をつけており過去には"Against the Wall"(壁に向かって)"、"Other Hand"(別の手)" "Impostor Mc Coy (ペテン野郎マッコイ)"等があります。それだけ毎年違うワインを造り続けながらも過去にロバート・パーカーから17度も100点満点を獲得。Sine Qua Nonは毎年ラベルを変えており、この事について、オーナーのマンフレッド・クランクルはこう語ります。ワイナリーを立ち上げた90年代前半の当時はワインのエチケットはほとんど似たような感じでした。偽物のシャトー(フランスでも珍しい本物の城がカリフォルニアにあるわけがありません)がヨーロッパ風に、家紋まで付けられて印刷されていました。私はこのようなフランスを模倣しただけの、アメリカらしさのないエチケットを嫌い自身の哲学に沿ったワインを造るのと同時に、エチケットもその哲学に合わせようと思いました。更にエチケットのデザインだけでなく、ワインの名前も毎年変えることにしました。つまらなかったワインのエチケットに革命を起こせたことを誇りに思っています。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「ヴォーヌ・ロマネ」は、「ブルゴーニュの宝石」と讃えられる銘醸村。ヴォーヌ・ロマネ村の名門モンジャール・ミュニュレの原点とも言うべき、ヴォーヌ・ロマネ。頑固な職人肌で知られるモンジャール・ミュニュレのワインは、力強く、芳醇です。 平均樹齢35-72年。所有面積1.37ha。新樽比30-40%。すべての土壌がブドウ畑に非常に適しているため、優れた品質を誇っています。とりわけ、エレガンスを象徴しています。まろやかさが支配的で、やや控えめなタンニンとあまり目立たない酸味に支えられています。チェリー、イチゴ、下草の香りを強調し、果実とスパイスをエレガントに組み合わせた典型的なワインで、持続性があり、フルボディのワインです。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:1、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:2ha、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:45年、収穫方法:手摘み ■2021年ヴィンテージ情報■ 「2021年のヴィンテージは、自然の気まぐれに翻弄されました。完璧な糖度と酸度のバランスを得るべく、各区画毎の忍耐のお陰で果実は十分に成熟しました。 この美しい収穫は、ノウハウ、忍耐力、注意深く観察すること、区画毎のを定期的な管理、ワイナリーでの全ての人力を駆使して細心の注意を払った選別など、長期にわたる作業の結果です。リッチではありませんが、2012年ヴィンテージのように繊細で、ピノ・ノワールの素晴らしさを余すところなく表現しています。」(モンジャール・ミュニュレ 現地ヴィンテージレポートより) DOMAINE MONGEARD MUGNERET VOSNE ROMANEE ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ヴォーヌ・ロマネ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. VOSNE ROMANEE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
近年のクオリティの高さには目を見張るものがある第3級格付け「シャトー・ラグランジュ」! 1983年にサントリーが経営権を取得後、クオリティファースト、自然との調和、大いなる挑戦をフィロソフィーとするオーナーの支援のもと、買収額の3倍以上もの資金を投じてワイナリーを再興。1990年代後半にはグランクリュ3級にふさわしい評価を再び得るまでに復活しました。その後も品質向上への挑戦を重ねるとともに買収後に新たに植え付けた苗木の樹齢上昇に伴い、今では2級にも負けない、テロワールの魅力が凝縮した、偉大なワインを生み出すようになりました。 ポーイヤック村の力強さと、マルゴー村のエレガンスを兼ね備えると言われるサン・ジュリアンのワイン。シャトー ラグランジュは、その芸術的なバランス感に加え、もう一つの特筆すべき特徴は熟成により神秘的成長を遂げることです。若い段階ではたくましさと華やかな風味が印象的で、ゆっくり穏やかに熟成が進むにつれて繊細で芳醇な味わいへと変化していきます。 「シャトー・ラグランジュ」は、安定した品質を誇る、人気格付けシャトーの代表格。カベルネ ソーヴィニョン比率が高く、果実味とエレガンスにあふれ、長期熟成能力も備えたワインを毎年生み出しています。まさに偉大なサン・ジュリアン村のテロワールが存分に表現されたワインです。 ■テイスティング・ノート■ 芸術的ともいえるバランス感。シャトー・ラグランジュで栽培している黒ぶどう品種3種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド)すべてを精巧に組み合わせて生まれます。若い段階ではたくましさと華やかな風味が印象的で、ゆっくり穏やかに熟成が進むにつれて繊細で芳醇な味わいへと変化します。深紅がかった濃い赤色。イチゴやラズベリーのような赤い果実のアロマ。アタックはしなやかで肉付きが良い。カベルネ・ソーヴィニヨンが84%ブレンドされているため、タンニンのストラクチャーは力強くもエレガント。全体的に調和がとれており、飲み頃まで楽しめる。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年に記録された総雨量は、過去25年間の平均を下回った。ワインのバランスを保つために不可欠な要素である、生育サイクルを通じて気温が低く保たれたことは興味深い。6月から7月にかけてブドウの樹の手入れを行ったことで、ブドウは太陽の光を存分に浴びることができた。メルロの最初のバスケットは、天候が不安定な9月27日に収穫されたが、10月4日にインドの夏が始まった。私たちは時間をかけ、2日間収穫を中断することにした。危険な決断だったが、素晴らしいカベルネを収穫するためには必要な決断だった!収穫は10月12日に終わり、ブドウが日に日に成長していくのを観察し、次第に濃縮され、重量は30%まで減少し、タンニンと果皮はよりきめ細かくなり、有望なアロマが現れた。2021年ヴィンテージのバランスと調和は、2000年代に造られたワインを思い起こさせるが、タンニンの骨格とアロマの正確さがより高い品質となっている。過去に開かれた窓のように、2021年は我々のネオ・レトロ・ヴィンテージの最高峰となるだろう! CHATEAU LAGRANGE シャトー・ラグランジュ 生産地:フランス ボルドー サン・ジュリアン 原産地呼称:AOC. SAINT JULIEN 格付け:第3級 ぶどう品種:カベルネ ソーヴィニヨン 84%、メルロ 14%、プティ・ヴェルド 2% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ vinous:94 ポイント 94 Drinking Window 2026 - 2041 From: 2021 Bordeaux: L’Enfant Terrible (Feb 2024) The 2021 Lagrange turned out beautifully. Succulent red cherry, plum, cedar, tobacco, spice and mocha infuse the 2021 with gorgeous depth. Soft, succulent and inviting, Lagrange is wonderfully appealing. It will drink well with minimal cellaring. - By Antonio Galloni on December 2023 ワインアドヴォケイト:93 ポイント The Wine Advocate RP 93 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2027 - 2045 The 2021 Lagrange is a strong effort, offering up notes of dark berries, pencil shavings, licorice and loamy soil, followed by a medium to full-bodied, lively and nicely concentrated palate with lively acids and youthfully structuring tannins that assert themselves on the finish, reflecting the record-high percentage of Cabernet Sauvignon in the blend. This is one 2021 that will reward a bit of patience. When Matthieu Bordes arrived at Chateau Lagrange in 2006, he had the good fortune to take over a vineyard that had been extensively replanted in the 1980s and was just arriving at maturity. Since Suntory acquired this estate, indeed, no expense has been spared, nor has any selection been considered too severe; and as the fruits of that investment over the years met Bordes's talents, the results have been exceptional. In 2021, a strict selection and a willingness to sacrifice volume (via saignee and osmosis) have delivered a Lagrange that transcends the limitations of the vintage. Published: Feb 09, 2024 ジェームス・サックリング:92-93 ポイント CHATEAU LAGRANGE POMEROL 2021 Wednesday, June 8, 2022 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2021 Score 92-93 A firm and silky wine with finesse and beauty. Medium body. Medium, round tannins. Juicy finish. Subtle.Ch.Lagrange / シャトー・ラグランジュ1983年、サントリーはこの名門シャトーの経営を引き継ぎました。欧米以外の企業によるフランス政府の認可がおりたのは、サントリーが初めてのことでした。しかし、当時のシャトーラグランジュでは、かつて広大を誇った敷地も、最盛期の300haから157haとほぼ半減に近く、醸造設備は旧式、従業員はわずか13人とすでに限界をわっており、城館も荒れるがままにまかされていました。この現状を前に、サントリーはきわめて単純な目標を立てました。すなわち、この葡萄園の土壌が本来そなえている実力を、再び最大限に引き出すために、すべてを作りかえること。しかもその改善を可能な限り早く行うことでした。そしてこの目標のために、サントリーでは、かつてボルドー大学でワイン醸造研究所長を務めていたフランスきっての醸造学者エミール・ペイノー博士に協力を要請しました。博士はボルドーワインの近年における飛躍的な品質向上の最大の功労者で、「現代ボルドーワインの父」という異名をもつ人物。すでにこの時、伝説的ともいえるシャトーマルゴーの再生を達成していましたが、ラグランジュではサントリーの依頼をうけて、さらに思い切った改造計画を立てました。「なぜならここではすべてをゼロから造り直すことができたからです。我々は、いわば夢をつかもうとしたんですよ」。こうして新生ラグランジュの総責任者には、ペイノー門下の高足マルセル・デュカスが就任し、サントリーからは同じくペイノー門下の鈴田健二が参加、畑から醸造、貯蔵、そしてシャトーのシンボルともいえる城館や庭園にいたるまで、徹底的な改造計画がスタートを切ったのです。2008年には光センサーによる選果台導入により、より精密な選果が可能になりました。また、小型タンク導入により区画毎の醸造が可能となり、ブドウやテロワールの個性をより忠実に表現することができるようになりました。ラグランジュはさらなる飛躍に向け、着実に進化を続けています。
コルトン・シャルルマーニュと同じ粘土石灰質土壌のため、官能的で、ふくよかなミネラル感が特徴です! 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラヴォー・サン・ジャック」は、隣接するクロ・サンジャックと共に、陵丘の上部の日当たりの良い場所に位置していて、ジュヴレ・シャンベルタンの一級畑の中でも最上と評価される秀逸な畑。 0.26ha、粘土石灰質土壌、平均樹齢45年のVVからなるブドウを使用。カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の新樽50%、1?3回使用樽50%で12ヶ月間の熟成。 ■テクニカル情報■ 栽培:実質ビオロジック栽培の厳格なリュット・レゾネ。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない 醸造:3回選果。除梗85?100%。天然酵母のみで発酵。伝統的な人足による櫂入れ。樽は「フィネスとアロマに特に優れた」ジュピーユの森産のものを中心に使用。無清澄、ノンフィルターでビン詰め DOMAINE HENRI MAGNIEN GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU LAVAUX ST. JACQUES アンリ・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラヴォー・サン・ジャック 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディHenri Magnien / アンリ・マニャン 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 2018年ヴィンテージより使用したNEWカーヴ! それまでは大樽発酵層を使っていましたが、ピッカピカのステンレスタンクと最新選定器を導入。 そして、アンリ・マニャンの凄さは、2回選定しているところです。 茎の除梗はよく言われますが、アンリ・マニャンでは、最大限のピノ・ノワールの美しさを表現するため、種まで取っています!ここまで徹底して選定しているところは非常に珍しいと思います。選りすぐりの葡萄は、最後にはタンクへと。(※下記の画像参照)
冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル「フレデリック・エスモナン」! 当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきっています。アンドレの兄はミシェルで、フレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌです。 現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもち、有名ネゴシアンも認めた実力で高い品質のワインを生み出しています。 「ジュヴレ・シャンベルタン クロ・プリウール」は、クロ・プリウールはマジ・シャンベルタンの真下にあり、上部は1級だが下部は村名。ジュイーズとは小道を挟み、北東端を接する。ここもコンブ・ド・ラヴォーの扇状地であり、小石が目立つが粘土が厚い。ジュヴレ・シャンベルタンとしては柔らかみがあり、飲み頃も早い。アロマは赤い果実を主体に黒い果実が混じる。 ■テクニカル情報■ 造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。 Frederic Esmonin Gevrey Chambertin Clos Prieur フレデリック・エスモナン ジュヴレ・シャンベルタン クロ・プリウール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrederic ESMONIN / フレデリック・エスモナン冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきる。アンドレの兄はミシェルであり、つまりフレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌというわけだ。アンドレがドメーヌを立ち上げたのは70年代だが、ワインは全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていた。1988年にフレデリックの代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたという。現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもつ。以前はグリオット・シャンベルタンも手がけていたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念だ。一級畑はエストゥルネル・サン・ジャック、ラヴォー・サン・ジャック、シャンポネとよいクリマを揃え、村名ジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなる。造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。比較的冷涼なクリマが多いこともあり、ジュヴレらしい堅牢さを堪能できるドメーヌだ。
ウニコを造り続けてきた男の本当に造りたかったワイン スペイン至宝、ベガシシリアで最高醸造責任者として25年勤めた、ハビエル・アウサス氏。 ウニコを始めとする、消費者の知るベガシシリアの世界とはこのハビエルが造ってきたワインといっても過言ではありません。 2015年に退職。 その後、フランスやスペインの著名なワイナリーのコンサルタントをしながら、自らのフィロソフィーを体現するワイン造りに着手しておりました。 そしてついに世に送り出したワインがこの「アウサス」。 2016年がファーストヴィンテージです。 長年の経験から今も良好な関係を築いているリベラ・デル・ドゥエロの栽培農家から優れたぶどうを手に入れ、それぞれの畑の特徴を活かしてアッサンブラージュされております。(畑はブルゴスのモラディーリョ、ロア、ナバデロアなど) エレガントとは? フレッシュとは? ピュアさとは? 一見、複雑さと対峙するかのような難題に挑んだ彼の答え、そのすべてがこの1本に詰まっております。 デビュー作にして集大成、限定数だけしかリリースされない貴重な逸品です。 洗練された緻密なタンニン、果実味、ハーブ、スパイス、樽と調和した見事なバランス、リベラデルドゥエロの特徴とアウサスのフィロソフィー(酸、パワフルかつエレガンス)が体現されています。 BODEGA Y VINEDO AUSAS ボデガ・イ・ビニェド アウサス 生産地:スペイン カステーリャ・イ・レオン リベラ・デル・ドゥエロ 原産地呼称:DO. RIBERA DEL DUERO ぶどう品種:テンプラニーリョ 100% アルコール度数:15.0% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォケイト:95 ポイント The Wine Advocate RP 95 Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $70 Drink Date: 2018 - 2026 In its first year, the 2016 Interpretacion is Tempranillo from over 40-year-old head-pruned vines on sand, clay and limestone soils with plenty of stones at 900 meters in altitude. It went through a cold soak and fermented with indigenous yeasts in stainless steel and concrete vats. It matured for 16 months in 225- and 500-liter oak barrels, 40% of them new. I was blown away by the wine in bottle, after tasting the 2017 in barrel. This is Ausas's interpretation of Ribera del Duero after 30 years of experience. He's sourcing grapes from specific growers that he has known for a long time, as he had purchased grapes for Alion from many of them. The wine shows the character of Ribera, a chalky backbone of fine-grained tannins, coated by fruit and berries, an herbal, spicy touch and perfectly integrated oak. There is good freshness, a rare combination of elegance and power and superb balance. My guess is the wine should develop nicely and for a very long time in bottle. 20,200 bottles, 495 magnums, 50 double magnums and five imperials were filled in May 2018. Javier Ausas, who was winemaker at Vega Sicilia between 1998 and July 2015, started consulting for some other wineries when he left that job, and he also started his own solo project. I tasted his first vintage, 2016, in his small winery in Quintanilla de Onesimo, one single Ribera del Duero red. The wine is sold through the negociant system in Bordeaux and through Europvin for Asia, with national importers for Europe. I met with Ausas in his small winery in the village of Quintanilla and tasted through the components of the 2017 in 500-liter oak barrels-five different styles/zones, all from old vines, that represent more or less the same blend as the 2016 but from a slightly warmer and riper year. The moment I put my nose in the first glass, I was taken to the Ribera del Duero of yesteryear. Power with elegance, and despite the fact that I tasted all these components from new barrels, the wines were pure and clean and with no noticeable oak. I was truly impressed. 2016 is a cooler, more Atlantic vintage that has provided wines with a lot more tension. Published: Sep 01, 2018BODEGA Y VINEDO AUSAS / ボデガ イ ビニェド アウサス ウニコを造り続けていた醸造家ハビエルの集大成 醸造家のハビエル・アウサスはスペインの最高峰、ボデガス・ベガ・シシリアの醸造長を25年勤め、2015年に退職。フランスやスペインの著名なワイナリーのコンサルタントをしていましたが自らのプロジェクト「アウサス」を立ち上げ2016年がファーストヴィンテージ。 長年の経験から今も良好な関係を築いているリベラ・デル・ドゥエロの栽培農家から優れたぶどうを手に入れ、それぞれの畑の特徴を活かしてアッサンブラージュする。 (畑はブルゴスのモラディーリョ、ロア、ナバデロアなど) ラベルの「インテルプレタシオン」はinterpretacion=「介入」「(自分なりの)解釈・演出」という意味でその年のぶどうにどう自分が関わっていくか、自分なりに表現するとこうです、というあくまで自分ひとりで造っているわけではない、栽培農家も一緒に造っている、ということを伝えたいから。 彼のフィロソフィーは主に以下の3つがポイント。 ・ピュアな果実味+樽(ただし樽感はですぎずほのかな程度) ・フレッシュさ、生き生きとした酸 ・口の中を広がる上質のタンニンとエレガントなワイン これらを求める彼のスタイルは今後も期待が高まります。
まだ知られていないうちに、是非お試しいただきたい!エレガントでアプローチャブル、マルサネの新星シャルル・オードワン! ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。 フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 「マルサネ クロ・ド・ジュ ルージュ」は、柔らかいミネラル味と穏やかでかつ、うまみのある酸。チェリー、ラズベリー等の果実味が口いっぱいに広がります。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 現在ドメーヌで指揮をとるのはシャルル・オードワンの息子シリル・オードワン。2001年からドメーヌに参画。今回入荷の2021年は、「すごく難しい年であった。」とシリル・オードワン。2021年にエコセール認定を取得。難しい年であったが、自らを含むビオロジックを実践する生産者は、畑の状況が読めるため、うまく作ることができたという。ピュアなヴィンテージで、色は淡い、15年前のブルゴーニュのピノ・ノワールのスタイル。 ■ワインレポートより(2023/01/16)■ シャルルが1972年に自家元詰を始めた時、畑は2.5haしかなかったが15haにまで広がった。2000年から参画していた1978年生まれのシリルが、2009年に引退した父から引き継いで、品質が上がった。2021年にオーガニックの認証を得た。 マルサネ主体で、フィサンとジュブレ・シャンベルタンにも畑が広がる。5代目のシリルは単一畑に力を入れている。2014年に完成した新ワイナリーで、全房発酵を導入している。穏やかな抽出を好み、ピジャージュよりルモンタージュが主体。新樽比率は25%程度。 Charles AUDOIN Marsannay Clos de Jeu Rouge シャルル・オードワン マルサネ クロ・ド・ジュ ルージュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ マルサネ 原産地呼称:AOC. MARSANNAY 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジェームスサックリング:96 ポイント DOMAINE CHARLES AUDOIN MARSANNAY CLOS DE JEU 2021 Tuesday, August 8, 2023 Country France Region Burgundy Vintage 2021 Score 96 Lots of licorice and anise, with dried cherries, salted plums and charred bark. Some iodine. Medium-bodied, deep and intense, with a darker fruit and spice profile that summons you in, framed by sleek and firm tannins. Tightly-packed power at the finish. From organically grown grapes. Try this from 2025. ワインレポート:89 ポイント 「ドメーヌ・シャルル・オードワン マルサネ・クロ・デ・ジュ 2021」(Domaine Charles Audoin Marsannay Clos de Jeu 2021)は標高300mに位置し、浅い土壌。骨組みがしっかりしていて、筋肉質、ダークチェリー、アニス、うまみが乗っている。アーシーなフィニッシュ。Charles AUDOIN / シャルル・オードワン 内外から熱い注目を浴びる、マルサネのライジングスター ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。 元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 このドメーヌのアリゴテは樹齢90年の古木で、マルサネACに植えられている。よく熟して酸味が柔らかく、ボディに厚みすら感じられる。 マルサネは赤、白、ロゼの3色を展開。ロゼは一般的なショート・マセレーションではなく、ダイレクト・プレスによって造られ、新鮮味の感じられる赤い果実とミネラル感。とてもデリケートでピュアなロゼに仕上がっている。 赤ワインの場合、全房率はヴィンテージと区画により異なり、低温マセレーションの後、アルコール発酵。ピジャージュとルモンタージュを2週間行う。その後、樽に詰めて12ヶ月。さらにタンクで半年寝かせてから瓶詰めする。 マルサネの「キュヴェ・マリー・ラゴノー」は、ドメーヌの草創期に活躍したシリルの祖母に捧げられたワイン。マルサネにある5つの区画でも、樹齢が70年を超える古木のブドウのみ使用する。ピュアな果実味とストラクチャーが見事にバランスしている。 また白ワインは、228リットルのブルゴーニュ樽ではなく500リットルのドゥミ・ミュイを用いて醸造。マルサネ・ブランで新樽率は30%。バトナージュによってワインに厚みを与えながら、約1年間寝かせる。クロ・デュ・ロワ、ラ・シャルム・オー・プレートル、シャン・サロモンなどから、ミネラルのしっかりした白ワインが生み出される。
アルザス最新鋭世代、20歳でデビューした若さ溢れるナチュール・ヴィニュロンが手掛けるナチュラルワイン! ルイ・モーラーは1996年生まれ。アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。 2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で4種類のヴァン・ナチュールを醸造しました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。 「100% ピノ・ノワール」は、森の下草やスミレ、イチジクを思わせる香り。アタックは柔らかくエアリーで、ジューシーな口中にはスグリやサクランボのニュアンスが感じられる。フィニッシュもフレッシュで、フルーティなレッド・フルーツのノートが余韻に広がる。カラフして14度でサービスしてください。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 2022ヴィンテージは9/6と9/7に収穫。総生産量7,800本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは14mg /L 残糖度:1 Sec/Dry(1リットル当たりの残糖4グラム未満) ■テクニカル情報■ 品種:ピノ・ノワール100% 地質:粘土・泥灰岩土壌 なだらかな丘陵の西向き斜面に位置する区画 醸造:手摘みで収穫したブドウを70%全房で、野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然にステンレスタンクで発酵。約2週間のマセレーション。発酵終了後、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノン・フィルター、SO2も無添加で瓶詰め。 Louis Maurer 100% Pinot Noir ルイ・モーラー 100% ピノ・ノワール 生産地:フランス アルザス 原産地呼称:AOC. ALSACE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ■アルザスワインの残糖度の記載について■ 消費者の選択を容易にするために、AOCアルザスワインは2021ヴィンテージのワインから残糖度の記載が義務付けられることになりました。 これまでアルザスワインは、特にヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・グレン・ノーブル以外のキュヴェに関して、どの程度の甘さがあるのかボトルを見ただけでは判断するのが困難でした。しかし、今後は以下の4段階の甘辛度がバックラベルに記載されることになり、購入の際により分かりやすくなることになります。 ・Sec/Dry:1リットル当たりの残糖4グラム未満 ・Demi-sec/MediumDry:1リットル当たりの残糖4グラム以上、12グラム未満 ・Moelleux/MediumSweet:1リットル当たりの残糖12グラム以上、45グラム未満 ・Doux/Sweet:1リットル当たりの残糖45グラム以上 甘辛度の記載は、この4段階のどれかの文字をラベルに直接記載するか、あるいは目盛りの形で対応する甘辛度の下にカーソルを置いて表示することができます。Louis Maurer / ルイ・モーラー アルザス最新鋭世代が手掛けるナチュラルワイン ルイ・モーラーは今年26歳になるアルザスでも最も若いヴァン・ナチュールの造り手です。彼は醸造学校在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。 高校卒業後はカトリーヌ・リスが醸造所を間借りしていたルカ・リーフェルの下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。2016年から実家のドメーヌに参画し、当時20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名前で3種類のヴァン・ナチュール(2016 ヴィンテージ)を醸造してデビューしました。 カトリーヌ・リスに続く欧米で話題の新星ルイは、カトリーヌ・リスやリエッシュ、パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについて意見交換をしています。2017ヴィンテージでは4種類のキュヴェが造られました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。 ルイ・モーラーについて ルイ・モーラーは1996年生まれ。今年26歳になるアルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。 彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。 2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で3種類のヴァン・ナチュール(2016ヴィンテージ)を醸造しました。実家のドメーヌは長年ビオロジックでブドウ栽培を行っており、2009年からはビオディナミも導入しているため、ルイはさらに先に進みたいと考え、ブドウ以外には何も加えないヴァン・ナチュールの醸造(SO2も無添加で、必要な場合に限り瓶詰め時に最低限のみ添加する)に挑戦したのです。 ルイはドメーヌの三代目になりますが、ドメーヌの創始者である祖父母も両親も彼の挑戦を強く後押ししてくれたそうです。 2017ヴィンテージではピノ・グリのキュヴェも醸造し、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワール、ピノ・グリの4種類のキュヴェがリリースされました。ルイは、カトリーヌ・リスやジャン・ピエール・リエッシュ(二人とも隣村のミッテルベルクハイムに住んでいます)、パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについての考えや哲学について意見交換をしています。ラベルデザインは彼のガールフレンドがデザインしたものだそうです。 ドメーヌについて ルイの実家のドメーヌはルイの祖父によって設立。現在はルイの父のフィリップが当主を務めています。ストラスブールとコルマールのほぼ中間のエイコフェンEichhoffen に本拠を置いています。栽培面積は16ヘクタールで、細分化された40の区画がエイコフェンと隣村のアンドロー、エプフィグ、イッタースヴィラーに点在しています。 ドメーヌでは昔から除草剤や化学肥料は一切使用しておらす、15年以上前に完全なビオロジックに転換。2009年からはビオディナミも導入しました。これによって、ブドウ木の生命力が劇的に向上し、自然に収量が低くなり、ブドウ中のエキスも最上の状態で凝縮されるようになりました。 ドメーヌの畑は全て耕耘され、中耕除草も行います。ブドウ畑の畝の間には下草を生やし、ライ麦と野菜を栽培しています。そして、初夏に下草を抜いて、畝の間に敷き詰めてカバークロップにしています。こうすることによって、草が自然の覆いの役割を果たし、過剰な暑さや雨から土を保護してくれるのです。また、地中の温度が低く保たれることによって微生物の活動と、土中の水の浸透能力が維持されるという効果もあるのです。 ブドウの病害予防には、イラクサ、トクサ、ヤナギなどのハーブや植物の煎じ薬を用いています。また、堆肥や牛糞、ブドウの搾りかすや藁などをベースにしたコンポストを自前で作って畑に撒いています。生命力に満ちたこのコンポストによって土が活性化され、健康で成熟した果実を造るために必要なあらゆるミネラル成分がブドウ木に行き渡ります。ドメーヌでは、生きた土壌とブドウ木から、成熟のピークに達したブドウを低収量で収穫することがテロワールを表現するために必要不可欠な条件であると考えています。
ラヴォー・サン・ジャックの真上に位置する一級畑「エストゥールネル サン・ジャック」から造られる1本! 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er エストゥールネル サン・ジャック」は、ラヴォー・サン・ジャックの真上に位置する一級畑。冷涼な気候で、表土が薄く小石の多い土壌からは繊細でタイトな印象を与えるワインが生み出されています。 0.33ha、泥灰土質・石灰岩質土壌、平均樹齢40年のVVからなるブドウを使用。カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の新樽50%、1?3回使用樽50%で12ヶ月間の熟成。 DOMAINE HENRI MAGNIEN GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU ESTOURNELLES ST. JACQUES アンリ・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ エストゥールネル サン・ジャック 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディHenri Magnien / アンリ・マニャン 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 2018年ヴィンテージより使用したNEWカーヴ! それまでは大樽発酵層を使っていましたが、ピッカピカのステンレスタンクと最新選定器を導入。 そして、アンリ・マニャンの凄さは、2回選定しているところです。 茎の除梗はよく言われますが、アンリ・マニャンでは、最大限のピノ・ノワールの美しさを表現するため、種まで取っています!ここまで徹底して選定しているところは非常に珍しいと思います。選りすぐりの葡萄は、最後にはタンクへと。(※下記の画像参照)
ドニ・バシュレのワインをひと言で言い表せば洗練。どれもすきのないワインです! ドメーヌはもともと祖父母の所有で、ドニはベルギーで生まれた。学校の休みに祖父母の家に遊びに来て、ブドウ畑に興味を抱き、1981年、18歳の時からワイン造りを続けている。このドメーヌで特筆すべきは樹齢の高さだろう。村名ジュヴレ・シャンベルタンが平均樹齢80年、1級コルヴォーで90年以上、特級シャルム・シャンベルタンに至っては100年を超える。この高い樹齢が凝縮味に溢れ、緻密な構造をもつワインの源泉だ。ドニ・バシュレのワインをひと言で言い表せば洗練。どのアペラシオンもすきのないワインである。 「ブルゴーニュ・アリゴテ」は、樽発酵、樽熟成。最近では新樽も使用している。厚みのある大変リッチな果実のアリゴテ。アリゴテ種の果実の味わいが強く感じられ、スパイシーでエピスの風味も強い。濃縮度のある果実に加え、酸もアリゴテらしいシャープさを維持しており、バランスの取れた成熟味である。 ■テクニカル情報■ 除梗の割合:無除梗、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):全6樽の内、新樽は1樽、マロラクティック発酵の有無:する、所有面積:0.46ha、土壌:石灰粘土質、ぶどう品種(セパージュ):Aligote 100%、平均樹齢:1987年に植樹、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ Domaine Bachelet Bourgogne Aligote ドメーヌ・バシュレ ブルゴーニュ・アリゴテ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:アリゴテ 100% アルコール度数:12% 味わい:白ワイン 辛口Denis BACHELET / ドニ・バシュレ高樹齢のブドウが醸し出す緻密な構造すきのない洗練されたジュヴレの造り手太陽王ルイ14世時代の飛脚小屋が、現在、ドメーヌ・ドニ・バシュレの醸造所となっている。所有するブドウ畑の面積は4ha余り。村名のジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ(1.80ha)、ジュヴレ・シャンベルタン1級コルヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ(0.44ha)、特級シャルム・シャンベルタン(0.43ha)、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(1.00ha)、ブルゴーニュ・ルージュ(0.60ha)、ブルゴーニュ・アリゴテ(0.46ha)ときわめてさっぱりしたラインナップでしかない。2012年にコート・ド・ニュイ・ヴィラージュの畑を8アールと村名ジュヴレ・シャンベルタンの畑を42アール増やした。後者には1級並みのポテンシャルをもつとされるクリマ、レ・ゼヴォセル(0.15ha)も含まれる。ドメーヌはもともと祖父母の所有で、ドニはベルギーで生まれた。学校の休みに祖父母の家に遊びに来て、ブドウ畑に興味を抱き、1981年、18歳の時からワイン造りを続けている。このドメーヌで特筆すべきは樹齢の高さだろう。村名ジュヴレ・シャンベルタンが平均樹齢80年、1級コルヴォーで90年以上、特級シャルム・シャンベルタンに至っては100年を超える。この高い樹齢が凝縮味に溢れ、緻密な構造をもつワインの源泉だ。醸造においては100%除梗の後、12?15度の温度で6日間の低温マセレーション。その後、2週間のアルコール発酵となるが、その時の温度は最大25度とやや低め。醸しは日に2回のピジャージュ、発酵の終わりに1回ルモンタージュをするという。ドニ・バシュレのワインはしっかりとした酒質の一方、荒々しさとは無縁なのは、高過ぎない発酵温度と丁寧な醸しが理由に違いない。樽熟成は村名ジュヴレ・シャンベルタンで25%、1級コルヴォー、特級シャルム・シャンベルタンがともに30%と、ジュヴレのドメーヌにしては新樽率が抑え気味。熟成期間は16?18ヶ月。反対に樽発酵・樽熟成で造られるアリゴテにも、一部新樽が使われるのは面白い。しっかりパンチの利いたアリゴテだ。コート・ド・ニュイ・ヴィラージュはジュヴレ・シャンベルタンの北側、ブロション村の区画からのもので、プレモー以南のワインと比べてストラクチャーのしっかりした、長期熟成も可能なタイプに仕上がっている。ドニ・バシュレのワインをひと言で言い表せば洗練。どのアペラシオンもすきのないワインである。
ジュヴレ・シャンベルタンでもエレガントなワインを生み出すクリマより造られるしなやかな喉越しが特徴の赤ワイン! 当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきる。アンドレの兄はミシェルで、フレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌ。 現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもつ。 「ジュヴレ・シャンベルタン」は、区画は斜面の麓ながら、D974の西側のブドウを使用。ジュヴレ・シャンベルタンでもエレガントなワインを生み出すクリマなだけに、このワインもしなやかな喉越しが特徴。ブラックベリーにダークチェリーのアロマとともに甘草を思わせるスパイシーさも感じられる。 ■テクニカル情報■ 造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。 Frederic Esmonin Gevrey Chambertin フレデリック・エスモナン ジュヴレ・シャンベルタン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン辛口 ミディアムボディFrederic ESMONIN / フレデリック・エスモナン冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきる。アンドレの兄はミシェルであり、つまりフレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌというわけだ。アンドレがドメーヌを立ち上げたのは70年代だが、ワインは全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていた。1988年にフレデリックの代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたという。現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもつ。以前はグリオット・シャンベルタンも手がけていたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念だ。一級畑はエストゥルネル・サン・ジャック、ラヴォー・サン・ジャック、シャンポネとよいクリマを揃え、村名ジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなる。造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。比較的冷涼なクリマが多いこともあり、ジュヴレらしい堅牢さを堪能できるドメーヌだ。
ボンヌ・マールの真下に位置する一級畑から生み出される力強い果実味が特徴の1本! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。 「シャンボール・ミュジニー 1er レ・センティエ」は、ボンヌ・マールの真下に位置する1級畑であり、テール・ルージュのボンヌ・マール以上にモレ・サン・ドニの性格を帯びる。潰したオレンジの皮、ブラックペッパー、潰した花びらのアロマにスモーキーなニュアンスが漂います。ミネラル感、力強さ、キメ細やかなタンニンを備え、仄かな塩気が感じられます。 レ・スーヴレに比べて深みがあり、土っぽい果実の香りがより強く感じられ、ロームや生垣を思わせる香りが漂う。全てが繊細に表現されている。フレッシュで張りのあるミディアムボディで、瑞々しい赤果実味と直線的で控えめなフィニッシュが印象的。とても繊細な造りなので、涼しい年のワインだと思うだろう。最近瓶詰されたばかりなので、このシャンボールはまだ控えめだが、将来性を見越して点数に+を付け加えた。 《飲み頃:2027-2042 年|2024/1 掲載》VINOUSより ■2022年ヴィンテージ情報■ この年のブルゴーニュ地方は、春霜による大きな被害を受け、歴史的な低収量を記録した前年と比べて、量、質ともに素晴らしいヴィンテージとなりました。4月初旬に数回、霜が降りたものの、以降は気温が上がり、ブドウの樹の成長が早まりました。開花は、例年より早く、5月下旬に始まり、全体的に良好な結実がみられました。その後は乾燥した日が続きましたが、6月中旬にまとまった雨が降り、水不足を補うことができました。8月は暑く乾燥していましたが、ブドウは順調に成熟し、中旬から徐々に収穫が始まりました。美しいバランスと凝縮感を備えたブドウが収穫でき、偉大なヴィンテージになることが期待されています。 ■テクニカル情報■ 畑面積:1.07ha、100% 平均樹齢:80年、醸造:全房使用率90%。新樽率30%。 ■栽培・醸造■ 有機栽培。コルドン仕立てを採用。理由はブドウの樹の間の風通しが良くなり、病害のリスクを抑えることが出来ることと、より多くの日照量を得るため。自然酵母を用いて、高めの温度で発酵し、ピジャージュを施しながら多くの色素を抽出。発酵後はさらに数日間低温でマセラシオンを行い、プレス後に樽熟成。 Domaine Robert GROFFIER Chambolle Musigny 1er Cru Les Sentiers ドメーヌ・ロベール・グロフィエ シャンボール・ミュジニー 1er レ・センティエ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. CHAMBOLLE MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ winehog:Very Fine - (93-94p) ポイント Domaine Robert Groffier Chambolle-Musigny Les Sentiers 2022 The Chambolle Sentiers comes from 85-year-old vines located below Bonnes Mares on the Morey side of Chambolle. Again, with a third new oak and 100% whole clusters, the 2022 conditions in Sentiers were better than in Hauts Doix , as its richer soil retained more water. The phenolic ripeness seems perfect; the fruit is generous and complex, and the wine is delicate with a sensual intensity. Delightful! (Drink from 2032) - Very Fine - (93-94p) - HedonisticRobert Groffier / ロベール・グロフィエ レ・ザムルーズ最大の所有者が造る、果実味豊かでシルキーな喉越しのワイン! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。 世界恐慌から間もない1933年、ロベールの父ジュールが、レ・ザムルーズに隣接する1級畑オー・ドワや特級のボンヌ・マールとともに手に入れた。ブドウの仕立てはブルゴーニュで主流のギュイヨではなくコルドン・ド・ロワイヤ。収量を抑えやすいことに加え、新梢を扇形に広げることで風通しをよくする効果があるという。 今日、ロベール自身は引退状態にあり、息子のセルジュが実質的にドメーヌの当主を務め、ボーヌの醸造学校で学んだ孫のニコラが栽培と醸造に携わっている。瀟洒なお屋敷はドメーヌ・クロ・ド・タールの隣にあり、醸造棟とは別棟の住居の下にはプロの訪問客を迎え入れる、清潔な瓶熟庫兼試飲ルームが用意されている。醸造棟もじつに清潔で、発酵と貯酒の両方に使われるステンレスタンクの生光りする様子は美しい。 除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房とした。ジャスパー・モリスMWの「インサイド・バーガンディ」によれば、1984年までは100%無除梗で、それから後、1990年代は完全除梗だったそうだ。8?9度で10日間ほどの低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40?50%、ボンヌ・マールで50?60%に留め、12?13ヶ月間の樽熟成を施す。製樽会社はレモンとフランソワ・フレールがお気に入り。 ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・ナルバントン」は、サヴィニー・レ・ボーヌというかボーヌの中でも少なくともトップ5には入ると思われる素晴らしい造り。良くここまで幅広いアペラシオンを持ちながら、その個性を見事に引き出している才能には感心させられます。村のアペラシオンよりも濃厚な色調のワインです。ブーケはエレガントで力強く、赤い果実が主体となっています。プルミエ・クリュは、凝縮したタンニンが特徴で、個性、フィネス、エレガンスを兼ね備えています。これらのワインはフィネスに優れており、非常に早い時期に味わうことができ、良い年には素晴らしいコンディションで熟成させることができる。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:1、熟成(樽【新樽率】/タンク):30?40%新樽、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:1.37ha、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:53年、収穫方法:手摘み ■2021年ヴィンテージ情報■ 「2021年のヴィンテージは、自然の気まぐれに翻弄されました。完璧な糖度と酸度のバランスを得るべく、各区画毎の忍耐のお陰で果実は十分に成熟しました。 この美しい収穫は、ノウハウ、忍耐力、注意深く観察すること、区画毎のを定期的な管理、ワイナリーでの全ての人力を駆使して細心の注意を払った選別など、長期にわたる作業の結果です。リッチではありませんが、2012年ヴィンテージのように繊細で、ピノ・ノワールの素晴らしさを余すところなく表現しています。」(モンジャール・ミュニュレ 現地ヴィンテージレポートより) DOMAINE MONGEARD MUGNERET SAVIGNY LES BEAUNE 1ER CRU LES NARBANTONSS ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・ナルバントン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サヴィニ・レ・ボーヌ 原産地呼称:AOC. SAVIGNY LES BEAUNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
ワインアドヴォケイト:100 ポイント! vinous:99 ポイント! 5大シャトー シャトー・ラトゥールが惚れたワイン アイズリー・ヴィンヤードに最初にブドウが植えられたのは1880年代で、当時はジンファンデルとリースリングが植えられていました。その後も継続的にブドウが植えられ、1964年にはミルト&バーバラ・アイズリー夫妻により最初にカベルネ・ソーヴィニョンが植えられました。 1970年代に驚くべきワインが次々と現れた後、先見の明を持つナパ・ヴァレーのヴィントナー、ジョーセフ・フェルプスがその後伝説的なカベルネ・ソーヴィニョンとなるワインをこの畑から造る事になります。1975年から、ジョーセフ・フェルプスのアイズリーの最後のヴィンテージとなる1991年まで、他のワインと比較できない程素晴らしい個性と品質を持つワインが、この畑から造られました。1991年ヴィンテージにはこのアイズリー・ヴィンヤードから2つのワインが造られました。一つはフェルプス最後のヴィンテージ、そしてもう一つは、この年にアイズリー・ヴィンヤードを購入したアローホ夫妻がリリースしたアローホ・エステートのワインです。その後、アローホが造るアイズリー・ヴィンヤードのワインはカリフォルニア屈指のカルトワインの地位を確立します。 2000年からアローホ・エステートはバイオダイナミック農業を実践し、2005年にはデメターよりバイオダイナミック農法の認証を獲得しました。栽培と醸造の両方の分野で、自然のリズムに適応しながらワイン造りを実践してきました。 2013年にはフランス・ボルドー1級のシャトー・ラトゥール、ブルゴーニュのドメーヌ・デュジェニーとモノポール・クロ・ド・タール、コンドリューのシャトー・グリエ等のオーナーとして知られる、フランソワ・ピノーがアローホを買収しました。シャトー・ラトゥールの総支配人、フレデリック・アンジェラ氏監督のもと、歴史を刻んだアイズリーのブドウを使い、クラシカル且つ新しいスタイルのナパ・ヴァレーのワインを生産しています。2016、この畑のテロワールと実力を証明すべく、ワイナリーの名前を「アイズリー・ヴィンヤード」に改名しさらなる飛躍を目指します。 「アイズリー・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー」は、このエステートのフラッグシップ・ワイン。38エーカーのアイゼル・ヴィンヤードの4分の3をカベルネ・ソーヴィニヨンと、そのコンパニオン品種であるカベルネ・フランとプティ・ヴェルドに充てている。出来上がったワインはアイゼル・ヴィンヤードのテロワールを強烈に表現し、カシス、ブラックベリー、杉、チョコレートの特徴的な風味を示し、余韻にはミネラルが残る。アイゼル・ヴィンヤードのカベルネは、その複雑さ、凝縮感、重さを感じさせない重量感、絹のような舌触り、何十年も熟成する能力が高く評価されている。 アイズリー・ヴィンヤードはカリストガの東、ナパ・ヴァレーの北端に近い扇状地に位置し、1971年以来、最も長熟が可能で凝縮したフレーヴァーを持つカベルネ・ソーヴィニョンが栽培されてきました。北にあるパリゼーズ山脈に守られ、チョーク・ヒル・ギャップを通って来る西からの冷気によって冷却される約15.2haの畑は、水捌けの良い丸石の多い土壌で、収量が少なく凝縮感溢れるブドウが育ちます。 ■ティスティング・ノート■ 2015年のヴィンテージは、エネルギーに溢れています。最初に感じるのはシナモン、ヴァニラ、タバコ、クミンなどのスパイシーな香り。そして少し空気に触れさせると、百合やバラの香りがグラスから立ち上り、黒スグリやボイズンベリーの濃い香りが後を追います。口に含むと、丸みのあるシルクのようなタンニンと緊張感とエネルギーを感じます。味わいの大部分には新鮮な夏の果実を感じますが、月桂樹や黒オリーブ、そして土っぽいようなスパイス感が複雑味となり、アイズリーのテロワールの特徴でもある口当たりの良い長い余韻へと続きます。 この素晴らしいヴィンテージは、並外れた輝きと香りの複雑さ、そしてアイズリーの証でもある優雅さと精巧さを兼ね添えています。 ■2015年ヴィンテージノート■ 気温が穏やかでほとんど雨が降らなかった冬のお陰で萌芽は早く、開花も4月上旬と記録的に早かった2015年。どの区画でも実の付きがとてもよく均一で、樹齢の高さとテロワールの安定感を物語っていました。5月の気温は低めだったためにナパ・ヴァレー全体では収量が低めになりそうでしたが、早めの開花とバランスの取れたキャノピーのお陰で、アイズリー・ヴィンヤードの樹は安定していました。夏の気温の高さが均等な成熟を促したため、素晴らしい品質のカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫は2001年以来の早さで9月5日に始まり、9月15日に終了しました。 ■テクニカル情報■ カベルネ・ソーヴィニョン 100% ブドウ栽培:アイズリー・ヴィンヤードのブドウはCCOF 認証のオーガニック且つ、Demeter 認証のビオディナミブドウです。 Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley アイズリー・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 生産地:アメリカ カリフォルニア 原産地呼称:AVA. NAPA VALLEY ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン 100% アルコール度数:14.8% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォケイト:100 ポイント he Wine Advocate RP 100 Reviewed by: Lisa Perrotti-Brown Release Price: NA Drink Date: 2019 - 2049 Medium to deep garnet-purple in color, the 2015 Cabernet Sauvignon charges from the gate with exuberant red and black cherries notes, black currants and mulberries with a beautiful roses and lavender perfume, plus hints of sandalwood and cinnamon stick. Full-bodied, concentrated and downright explosive in the mouth, it is still wearing loads of gorgeous puppy-fat fruit flavors, offering suggestions of the complex, multilayered blockbuster that it will emerge into. The structure deserves its own mention: wonderful, seamless freshness and oh-so-fine, pixelated tannins, with an extraordinary persistence of fruit and mineral nuances. Wow. Readers should note that the relatively new owners of what was formerly known as the Araujo Estate have finally changed the name to the Eisele Vineyard. This is one of the greatest terroirs in all of Napa Valley, if not all of California. It certainly makes sense to promote its name. For old-timers out there, the first single Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon I remember was made by Paul Draper in 1971 at Ridge. That was followed by a one-off, but a phenomenal wine, the 1974 Conn Creek Eisele Vineyard (the wine was purchased at a bankruptcy sale and bottled by Conn Creek). Then there was a succession of great Eisele Vineyard wines from Joseph Phelps, including the 1975 and 1978, all of which today remain vibrant and incredible. Certainly, when the Araujos arrived they also produced world-class wines of first-growth quality. It is no coincidence that the Eisele Vineyard is now owned by a first-growth proprietor from France, Francois Pinault, of Chateau Latour in Bordeaux and other significant estates in France, especially the tiny jewel of a vineyard in the Rhone Valley, Chateau Grillet. The tasting I did seemed to show that all is proceeding brilliantly at the Eisele Vineyard, with two of the three Cabernet Sauvignons I tasted thoroughly compelling-so the greatness from this fabulous terroir continues unabated. Published: Nov 01, 2017 vinous:99 ポイント 99 Drinking Window 2025 - 2045 From: Napa Valley’s Extraordinary 2016 Cabernets (Dec 2018) Eisele Vineyard's 2015 Cabernet Sauvignon is without question one of the wines of the vintage. Majestic and soaring in the glass, the 2015 is absolutely stunning from the very first taste. A rush of dark fruit, graphite, grilled herb, smoke, leather, earthiness and exotic spices makes a bold opening statement, but it is the wine's breath, volume and sheer intensity that are all off the charts. I tasted the 2015 blind in a flight of wines from Calistoga's Pickett Road neighborhood. All of the wines were terrific, but the wine that was most moving and most profound was unquestionably the 2015 from Eisele Vineyard. - By Antonio Galloni on October 2018 Helene Mingot and her team captured every ounce of potential the 2015 vintage had to offer. The 2015 Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon is a positively stunning wine whose quality and potential are evident from the very first taste. The 2015 is an epic wine. ジェームス・サックリング:98 ポイント EISELE VINEYARD CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY 2015 Monday, December 17, 2018 CountryUnited States RegionCalifornia Vintage2015 Score 98 Fabulous and subtle aromas of crushed berries and tobacco with leaves. Green olives and some cedar, too. Full-bodied, dense and tight with gorgeous intensity and length. Extremely persistent on the palate. A solid and racy red with complexity and vigor. Drink in 2022. ワインレポート:96 点 年代:2015年、ワイン名:アイズリー・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン 2015 (Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon 2015)、地域:アメリカ合衆国 ナパ、生産者:アイズリー・ヴィンヤード (Eisele Vineyard)、色:赤、点数:96点、参考価格:未定 レッドベリーの混じるブラックベリー、ラベンダー、ブラウンシュガー、シルキーで、タンニン処理は繊細、爆発するような凝縮力と骨太な骨格を備えながら、口中で躍るような生き生きした感覚がある。シームレスなフィニッシュはサラサラと流れる水のように上品。 ライター:山本 昭彦、レビュー投稿日:2018/02/9Eisele Vineyard / アイズリー・ヴィンヤード 5大シャトー シャトー・ラトゥールが惚れたワイン アイズリー・ヴィンヤードはカリストガの東、ナパ・ヴァレーの北端に近い扇状地に位置し、1971年以来、最も長熟が可能で凝縮したフレーヴァーを持つカベルネ・ソーヴィニョンが栽培されてきました。北にあるパリゼーズ山脈に守られ、チョーク・ヒル・ギャップを通って来る西からの冷気によって冷却される約15.2haの畑は、水捌けの良い丸石の多い土壌で、収量が少なく凝縮感溢れるブドウが育ちます。この素晴らしい畑から造られるワインは特異なコンビネーションを持ちます。ストレートな個性且つ緻密で明確なフレーヴァーを持ちつつ、滑らかな舌触りで重たさを感じさせない凝縮感があり、熟成による複雑味が生まれる要素も持ち併せています。 アイズリー・ヴィンヤードに最初にブドウが植えられたのは1880年代で、当時はジンファンデルとリースリングが植えられていました。その後も継続的にブドウが植えられ、1964年にはミルト&バーバラ・アイズリー夫妻により最初にカベルネ・ソーヴィニョンが植えられました。1970年代に驚くべきワインが次々と現れた後、先見の明を持つナパ・ヴァレーのヴィントナー、ジョーセフ・フェルプスがその後伝説的なカベルネ・ソーヴィニョンとなるワインをこの畑から造る事になります。 1975年から、ジョーセフ・フェルプスのアイズリーの最後のヴィンテージとなる1991年まで、他のワインと比較できない程素晴らしい個性と品質を持つワインが、この畑から造られました。1991年ヴィンテージにはこのアイズリー・ヴィンヤードから2つのワインが造られました。一つはフェルプス最後のヴィンテージ、そしてもう一つは、この年にアイズリー・ヴィンヤードを購入したアローホ夫妻がリリースしたアローホ・エステートのワインです。その後、アローホが造るアイズリー・ヴィンヤードのワインはカリフォルニア屈指のカルトワインの地位を確立します。 2000年からアローホ・エステートはバイオダイナミック農業を実践し、2005年にはデメターよりバイオダイナミック農法の認証を獲得しました。栽培と醸造の両方の分野で、自然のリズムに適応しながらワイン造りを実践してきました。 2013年にはフランス・ボルドー1級のシャトー・ラトゥール、ブルゴーニュのドメーヌ・デュジェニーとモノポール・クロ・ド・タール、コンドリューのシャトー・グリエ等のオーナーとして知られる、フランソワ・ピノーがアローホを買収しました。シャトー・ラトゥールの総支配人、フレデリック・アンジェラ氏監督のもと、歴史を刻んだアイズリーのブドウを使い、クラシカル且つ新しいスタイルのナパ・ヴァレーのワインを生産しています。2016、この畑のテロワールと実力を証明すべく、ワイナリーの名前を「アイズリー・ヴィンヤード」に改名しさらなる飛躍を目指します。
果実味が豊かで肉厚感のあるボディが特徴。ミネラル感がまたストラクチャーの強さを感じさせる赤ワイン! 国をまたいで活躍するワインメーカー。パスカル・マルシャンが醸造家としてキャリアをスタートさせたのは1985年、ポマールにあるコント・アルマンでのこと。1999年にはドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレのチーフワインメーカーとして勤め、7年間の醸造長を務めました。その後投資家であるカナダ人のモレ・トーズと共に、満を持してスタートしたのが、自社畑のブドウを使うドメーヌ・トーズとネゴシアンブランドであるマルシャン・トーズ(旧パスカル・マルシャン)です。 パスカル・マルシャンとモレ・トーズは、2010年以降、コート・ドールのプルミエ・クリュ、グラン・クリュの区画を取得し、古典的なジュヴレ・シャンベルタンの造り手として知られたドメーヌ・モームを2011年に購入。2人の友人であり、伝説的存在であるマーク・フィンチャム (元ドメーヌ・デュ ペゴー) とトーマス・ダニエル (元ドメーヌ・デュジャック)のスターワインメーカーがドメーヌの復興と進化に携わっています。 「マゾワイエール・シャンベルタン グラン・クリュ」は、土壌の下層にコンブランシアン石灰岩があり、その上層に薄く堆積した小石とシルトが堆積しています。上層は、付近のコンブ・グリサールと呼ばれる山から流されてきたものです。味わいは、果実味が豊かで肉厚感のあるボディが特徴です。 マゾワイエールの区画でも大きな石ころがごろごろと転がる、シャルムとは異なる土壌。シャルムよりも明らかに堅牢なボディをもち、タンニンはキメ細かなものの豊富に存在。ミネラル感がまたストラクチャーの強さを感じさせる。明らかに長期熟成タイプ。 ■テクニカル情報■ 醸造方法:ブドウは100%徐梗し、短期間低温で醸しを行います。その際昔ながらの足踏みでブドウを潰しつつポンプ・オーバーを行います。 アルコール発酵は20日間行います。発酵が終わったら、伝統的な垂直式のプレスでワインを抽出します。熟成は、フレンチオーク樽(50%は新樽)を使用し、18カ月間熟成させます。澱引きは瓶詰前に一度だけ行います。それ以外はフィルターも通さず、清澄も行いません。 全ての工程はビオディナミカレンダーに基づいたルールで行われます。 DOMAINE TAWSE MAZOYERES CHAMBERTIN GRAND CRU ドメーヌ・トーズ マゾワイエール・シャンベルタン グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. MAZOYERES CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ VINOUS:97-99 ポイント 2020年のマゾワイール・シャンベルタンには60%の全房 中央の茎が取り除かれたルロワスタイルが含まれ、100%新樽のみで熟成されています。非常に純粋な花束の香りに赤い果実、森の香りトリュフのタッチが集中し、強烈に表現されています。味わいはクリーミーで質化がミディアムですが緊張を損なうことはありません。非常にまとまりのある、巨大な重量感を感じます。余韻にハーブの香りを仄かに感じる。このマゾワイエールはヴィンテージワインの一つかもしれません。-- ニール・マーティンDomaine Tawse / ドメーヌ・トーズ 偉大な銘醸畑を受け継ぎ、自然栽培を次世代につなぐ気鋭の造り手! 国をまたいで活躍するワインメーカー。パスカル・マルシャンが醸造家としてキャリアをスタートさせたのは1985年、ポマールにあるコント・アルマンでのこと。1999年にはドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレのチーフワインメーカーとして勤め、7年間の醸造長を務めました。その後投資家であるカナダ人のモレ・トーズと共に、満を持してスタートしたのが、自社畑のブドウを使うドメーヌ・トーズとネゴシアンブランドであるマルシャン・トーズ(旧パスカル・マルシャン)です。 パスカル・マルシャンとモレ・トーズは、2010年以降、コート・ドールのプルミエ・クリュ、グラン・クリュの区画を取得し、古典的なジュヴレ・シャンベルタンの造り手として知られたドメーヌ・モームを2011年に購入。2人の友人であり、伝説的存在であるマーク・フィンチャム (元ドメーヌ・デュ ペゴー) とトーマス・ダニエル (元ドメーヌ・デュジャック)のスターワインメーカーがドメーヌの復興と進化に携わっています。 実質2012年がドメーヌ・トーズのファーストヴィンテージですが、2016ヴィンテージより、ラベルからモームの名が外れ、ドメーヌ・トーズとなっています。ドメーヌの年産平均は約45,000本、ネゴスは、マルシャン・トーズとして55,000本のワインを生産しています。市場は輸出が主力で、フランス国内はレストラン向けに少量販売です。 2012年ヴィンテージよりビオディナミによる耕作に移行したことで、ワインは以前ドメーヌ・モームが仕立てていたクラシカルなスタイルから、フレッシュなスタイルへと変化。 ニュイ・サン・ジョルジュにセラードアも新設し、国内、海外からのお客様が試飲できるスペースも完備。モームから引き継いだ素晴らしいテロワールから生まれる、生き生きとしたフレッシュな果実味を兼ね備えるドメーヌ・トーズのワインは、これからの進化がますます楽しみです。
バックヴィンテージ入荷しました! 1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「ジュヴレ・シャンベルタン」は、38.90a所有。樹齢40年。新樽比30?40%。熟度由来の濃厚な甘みとバランスの取れた酸、そしてエレガントなミネラル感が際立つ。深い色合いと美しいアロマの表現が特徴です。若いワインは、カシスや赤や黒の果実、甘草の香りがあり、新樽での部分熟成によって強調されている。熟成が進むと、毛皮、ムスク、スパイシーなバニラ、ハバナのアロマが加わってきます。かなり力強く、繊細でしっかりとしたワインは、バランスのとれた構造をしています。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:38a、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:40年、収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET GEVREY CHAMBERTIN ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ジュヴレ・シャンベルタン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。モンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
若き当主を迎え、さらなる進化の道を歩むブルゴーニュのドメーヌ的グランメゾン ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンです。広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占め、数ある他のネゴシアンと一線を画しています。 今日、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレがメゾンを率いています。エルワンは、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えました。この新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けています。 「シャンボール・ミュジニー 1er ラ・コンブ・ドルヴォー」は、ミュジニーに隣接するプルミエ・クリュ。フェヴレはここに0.26haの自社畑を所有する。小石が多く、石灰質が強い。鮮やかなルビー色。まずバラやスミレのようなフローラルなアロマがし、ラズベリーや赤スグリなどの果実香が続く。とてもデリケートな味わいをもち、しなやかなテクスチャー。ミネラルの余韻が長く続く。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年は稀なヴィンテージ。芽吹きは4月4日に始まり、4月5、6、7日の夜には-8℃まで霜が降りた。5月から7月にかけては涼しく雨の多い天候で、開花は6月中旬だった。収穫は9月21日に始まり、9月30日に終わった。赤ワインはチャーミングで香り高く、スパイシー(白コショウ、シナモン)。2021年はクラシックなブルゴーニュ・スタイルで、繊細なタンニン、アロマの力強さ、酸味のある赤いベリーの爽やかな香り、バランスが良い。エレガントで心地よいヴィンテージだ。 ■テクニカル情報 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):小樽、発酵温度:15?30度、発酵期間:10日間、使用酵母:培養酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):65%、熟成期間:14?16ヶ月、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:ろ過、所有面積:0.2577ha、土壌:石灰質に富み、小石が多い、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ、密植度:9000本/ha、平均年間生産量(本数):1600本、収穫量:45hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ DMAINE FAIVELEY CHAMBOLLE MUSIGNY 1ER CRU LA COMBE D'ORVEAU ドメーヌ・フェヴレ シャンボール・ミュジニー 1er ラ・コンブ・ドルヴォー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. CHAMBOLLE MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFAIVELEY / フェヴレドメーヌと呼んでしかるべき、ニュイ・サン・ジョルジュ拠点のグラン・メゾンニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画するのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑をもつ。ひとつのクリマの面積は平均して1haと決して大きくはないが、それだからこそクリマごとに手の込んだシュール・ムジュール、すなわちオーダーメイドのワイン造りを行うことができるのである。フェヴレが所有する120ヘクタールの自社畑のうち、半分以上の68ヘクタールはコート・シャロネーズに位置する。フェヴレ家がこの地域の潜在的な可能性に気付いたのは、第一次世界大戦と世界恐慌により産地が疲弊していた1933年のことだ。この年にジョルジュ・フェヴレが賃貸耕作を始め、1963年には5代目のギィ・フェヴレがメルキュレイに最初の畑を購入。その面積を徐々に増やし、今日、ジヴリィ、リュリィ、モンタニー、ブーズロンまで、コート・シャロネーズ全域に版図を広げた。メルキュレイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグランをはじめとする数々のモノポール(単独所有)畑を手に入れ、コート・シャロネーズならフェヴレとまで言われるまでに成長。そして2012年以降、コート・シャロネーズの自社畑は「ドメーヌ・ド・ラ・フランボワジエール」という独立したドメーヌ名を掲げ、次のステージに上ろうとしている。今日、メゾンを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレ。奇しくも彼の父、フランソワ・フェヴレがメゾンを継承したのも25歳の時であったという。エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行し、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えた。さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手。同時にピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュのガレンヌも加わり、壮観なラインナップを完成させた。またムルソーではマトロ・ウィッターシェイムと契約を締結。形式上は買いブドウによるネゴスものだが、実際にはブドウ栽培からフェヴレのスタッフが携わっているという。ニュイ・サン・ジョルジュ最高のクリマ、レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を同年代の造り手とともに働きかけるエルワン・フェヴレ。新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けているのだ。
有名ネゴシアンも認めた実力を持つドメーヌが手掛ける、豊かな果実の味わいが楽しめるブルゴーニュ・ルージュ! 当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきっています。アンドレの兄はミシェルで、フレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌです。 現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもち、有名ネゴシアンも認めた実力で高い品質のワインを生み出しています。 「ブルゴーニュ ピノ・ノワール レ・ジュネヴリエール」は、グラスの中で淡い赤色に輝き、酸味のあるクランベリー、熟したイチゴ、そしてブラウンスパイスのヒントが感じられるアロマを放ちます。口中では、柔らかいチェリーの果実味が、肉付きの良いラズベリーの要素へと変化していきます。フィニッシュは明るく伸びやかで、非常にチャーミングで飲みやすいブルゴーニュに仕上がっています。 ■テクニカル情報■ 造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。 Frederic Esmonin Bourgogne Rouge Les Genevrieres フレデリック・エスモナン ブルゴーニュ ピノ・ノワール レ・ジュネヴリエール 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrederic ESMONIN / フレデリック・エスモナン冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきる。アンドレの兄はミシェルであり、つまりフレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌというわけだ。アンドレがドメーヌを立ち上げたのは70年代だが、ワインは全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていた。1988年にフレデリックの代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたという。現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもつ。以前はグリオット・シャンベルタンも手がけていたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念だ。一級畑はエストゥルネル・サン・ジャック、ラヴォー・サン・ジャック、シャンポネとよいクリマを揃え、村名ジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなる。造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。比較的冷涼なクリマが多いこともあり、ジュヴレらしい堅牢さを堪能できるドメーヌだ。
フランス贔屓、イタリア贔屓のスタッフの心さえ奪った新感覚スペイン!! まさに今、飲み頃を迎えている2011年バックヴィンテージ入荷! 濃厚で熟した果実味を求められるスペインワイン。しかし今回の試飲ではそれとは正反対のスタイルであっても、スタッフ全員が惚れ惚れとするワインに巡り会えました。この上なくエレガントで柔らかい果実味。ぜひ国境の域を超えて飲んで頂きたい想い願う造り手です。 有能なルイス・バレンティンとカルメン・エンシソのチームは、古典でもモンダンでもない理想的なワインを上手く実現している。 ルイスとカルメンの二人はボデガス・パラシオで一緒に25年間働いたあと、輝かしいキャリアを振り切って独立した。毎年生産される赤はバレンシソ・レゼルバだけである。コンセプトはおおよそグラスの中のワインが裏付けている。ルイス・バレンティンの言葉によると、「私たちは古典主義者ではなく、オークよりも果実を重視し、アメリカンではなくフレンチのオーク樽を使います。極端にモダンを求めてもいません。私たちが求めるのは、重みではなく香りで輝く、アロマの厚みがあるワインです。それを『フェミニンな』ワインと呼ぶ人が多いです。どう呼んでかまいません。」 赤や黒のベリー系果実やスパイス、タバコ、カカオ、スモークなど、ニュアンスに富むアロマティックな香り。驚くほど滑らかな果実に満ちた味わいは瑞々しく豊満で、艶のある細やかなタンニンと見事な酸がしっかりと溶け込んでいる。じんわりとしみこむような旨みが余韻にも長く続く。 濃厚で熟した果実味を求められるスペインワイン。バレンシソのワインは、驚くほどエレガントでなめらかで瑞々しく且つ豊満なスタイル。年1度の限定入荷!絶対に見逃さないでください。 1、フレンチオークオンリー! → アメリカンオークの樽の香りではありません。 2、濃すぎない綺麗なスタイル → 除梗して、アロマを大切にしています。 3、生産面積17haたらず! → 手に入れる事自体が困難! 4、全て手作業、全てテンプラニーリョのみ → リオハ・アルタ地区最上のブドウ使用 ■テクニカル情報■ 産地:D.O.Ca. Rioja ブドウ品種:テンプラニーリョ100% 醸造・熟成:コンクリートタンクで発酵、フレンチオークと少量のコーカサスオークのバリック18ヶ月後、コンクリートタンク12ヶ月熟成。 VALENCISO RIOJA RESERVA ヴァレンシソ リオハ・レゼルヴァ 生産地:スペイン リオハ 原産地呼称:D.O.Ca. Rioja ぶどう品種:テンプラニーリョ 100% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ Tim Atkin:95 ポイント 最高の出来であった2010年より、さらにリッチさが増し、焦点が定まっている。このピュアなテンプラリーニョは偉業と言えるだろう。Drink:2019-2025 ワインアドヴォケイト:93 ポイント The Wine Advocate RP 93 Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $45 Drink Date: 2019 - 2026 I was quite pleasantly surprised by the 2011 Reserva, a wine from an extremely warm year when ripe and excessively developed wines abound. This 2011 seems to have improved with bottle age, and its elegant and balanced side definitely wins over the ripeness of the year. The oak feels very integrated and the palate terribly balanced. A great 2011. I've always liked and admired the wines from Valenciso; they seem to take the best from the traditional and more modern Rioja. To get up to speed, I tasted two vintages of their regular red and revisited the previous vintage of all three wines. To show how serious they are, they explained how they are not going to release the 2013, because "it was a year with lots of botrytis, and since we don's use anti-botrytis products, we had a very short crop. We have doubts about the aging potential of the wine, so the same as the 2003, the 2013 will not be released". As for some good news, they started converting their vineyards to organic farming in 2017 (bravo!), and they are working on a varietal Graciano and a concrete-aged red that should be released in 2020 if everything goes according to plan. One of the names that is undeservedly flying under the radar. Valenciso started conversion to organic viticulture in 2017. They had been working under sustainable principles since 2006 and have now decided to go one step further. I consider organic viticulture more and more important, so I like their move. Published: Jun 29, 2019 ジェームス・サックリング:92 ポイント VALENCISO RIOJA RESERVA 2011 Thursday, August 2, 2018 CountrySpain RegionLa Rioja Vintage2011 Score 92 A powerful and rich, maturing Rioja with an elegant balance of polished tannins and lively blackberries and blueberries. If the fresh finish was a bit longer, this would rate even higher. Drink or hold. vinous:92 ポイント 92 Drinking Window 2019 - 2027 From: Rioja Looks Back and Ahead (Feb 2019) Limpid ruby-red. Smoke-tinged aromas of candied cherry and singed plum, along with building vanilla and espresso accents. Juicy and supple on the palate, offering concentrated and appealingly sweet red and blue fruit and spicecake flavors that deepen slowly on the back half. Harmonious tannins add shape and gentle grip to the finish, which hangs on with strong, floral- and spice-tinged persistence. - By Josh Raynolds on February 2019 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。Valenciso / バレンシソ 香りで輝く、アロマの厚みがあるワインを目指す、今リオハで最も注目される生産者 リオハ・アルタの北部で育つテンプラリーニョのエレガンスとフィネスを表現。抽出の強い濃厚な味わいのモダンなワインとは一線を画す、『香りで輝く、アロマの厚みがあるワイン』を追い求めている。 良質のワイン造りに最適なリオハ・アルタ北部 1991年にスペインの原産地呼称の最上位であるD.O.Ca.(特選原産地呼称ワイン)に初めて認定されたリオハは、西から順にリオハ・アルタ、リオハ・アラベサ、リオハ・バハの3つの地区に分けられる。中でも、リオハ・アルタの北部に位置するアロ周辺のエリアは昔から良質のワイン造りに最適の場所とされてきた。 リオハの主要品種であるテンプラニーリョに理想的な粘土石灰質土壌が、味わいにエレガンスと力強さをバランスよくもたらす。また、大西洋の影響を受けた比較的雨が多く涼しげな気候と、夏の夕方の気温を和らげる北風が、ブドウの酸を保持し、複雑なアロマを生みだす。 このリオハ・アルタの北部で育つテンプラニーリョのエレガンスとフィネスを表現すべく、1998年に設立されたボデガがバレンシソだ。その名は、設立者であり醸造家でもあるルイス・バレンティンとカルメン・エンシソの名字の一部を組み合わせて付けられた。アロの南東約4kmにあるオリャウリという小さな村に醸造所を構え、この村をはじめアロ周辺に16haの畑を所有する。畑は海抜400-600mにあり、灌漑はしていない。 ワイン造りでは畑仕事が最も重要だと語る彼らは、サステイナブル・アグリカルチャーでブドウ栽培を行っている。殺虫剤などの化学薬品は使わず、有機農法に加えビオディナミの手法も取り入れており、剪定や調剤をまく時期を月の運行に合わせて決めている。リオハでいち早くビオディナミを導入した数少ない生産者のひとりだが、彼らはビオかどうかよりもブドウのクオリティを第一に考えて畑仕事に取り組んでいるため、ビオ認証は取得していない。加えて、収量制限も厳しく、バレンシソの収穫量は通常の年でもリオハの平均より25%少ない。 ただ『おいしい』リオハ バレンシソは比較的新しいボデガだが、ルイスとカルメンのリオハでのワイン造りのキャリアは30年にも及ぶ。醸造所設立以前は、ともにボデガス・パラシオで働き、ワイン造りを学んだ。特に彼らは、1985年から1998年に同社のオーナーだったジャン・ジェルヴェを師と仰いでいる。ジャンはパラシオのみならず、リオハのワイン造りに改革をもたらした人物だ。スペインで初めてミシェル・ロランをコンサルタントとして招き、ブドウの選果、発酵温度の管理、長い発酵期間、フレンチオークでの熟成など、フランスから最新の技術を導入し、世界を視野に入れたモダン・リオハを生み出した。バレンシソのワイン造りもここでの経験を原点としており、醸造には温度管理可能なコンクリートタンクを採用。自然酵母でゆっくりとアルコール発酵を行い、熟成にはフレンチオークのみを用いている。 ワイン造りの手法は現代的だが、味わいはいわゆるモダンなワインとは一線を画す。彼らが求めるのは、抽出の強い濃厚な味わいではなく、「香りで輝く、アロマの厚みがあるワイン」だからだ。テンプラニーリョの果皮からの要素を十分に引き出すべく、発酵には時間をかける一方、必要以上の抽出を避けるため、ブドウは破砕せず、ピジャージュもしない。オークではなく、果実の表現に重点を置いた彼らのワインは、香り高さもさることながら、テクスチャーの滑らかさや各要素の細かさと一体感が素晴らしい。 その完成度の高さから、ワイン・アドヴォケイトでは、「スタイル的に分類するのであれば、『モダン』なリオハのカテゴリーに入れられるだろうが、個人的にはただ『おいしい』リオハに分類したい」と評され、スペイン北西部の優良生産者を特集した『Finest Wine』では、リオハのお買い得10傑に選ばれた。更に、ティム・アトキンがボルドー・メドックの格付けになぞらえ、品質重視でリオハを1級から5級に分類したレポートでは、2級に格付けられ、2008ヴィンテージのレゼルバは、このカテゴリーのワイン・オブ・ザ・イヤーに選出されている。
プルモー・プリセ地区に本拠を構える歴史あるドメーヌ「デュボワ」が手掛ける、繊細でありながら力強いアロマを持ち併せるクロ・ド・ヴージョ! プルモー・プリセ地区に本拠を構える歴史あるドメーヌです。所有面積は21ha。ブルゴーニュの白と赤、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ、サヴィニー・レ・ボーヌのプレミア・クリュ、クロ・ド・ヴージョという、幅広いアペラシオンを生産し、年間10万本程度を製造しています。 彼らが手掛ける繊細で風味豊かなワインは、持続可能なブドウ栽培、醸造を通して造られます。テロワールはそのままに、果実味、エレガントさ、余韻の長さを最大限に引き出すように心がけられており、いずれもバイヤーやプロのテイスターから広く賞賛されています。 「クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ」は、調和がとれていて、快活で、エレガント、深い赤色のワインです。赤と黒の濃縮されたアロマを組み合わせた、卓越したアロマの強さを持つブーケが特徴的です。赤と黒の果実(チェリー、ブラックベリー、ブラックカラント)、下草、スミレ、そして熟成によりブラックカラントのニュアンスも感じられる。味わいは、フルボディで、肉付きがよく、筋肉質で長い。繊細なタンニンとまろやかさ、そして控えめな酸味があります。長い余韻を楽しむことができます。赤身肉やローストした肉、ソースと一緒に楽しむのがベストです。 ■テクニカル情報■ 土壌タイプ:粘土石灰質土壌 醸造:ブドウは伝統的な方法で収穫されます。ドメーヌで受け取った後、ブドウは12-15日間タンクに入れられる。最初の3日間は、16-18℃に保たれます。この手法により、ワインができるだけアロマを保つことができるのです。その後、タンク内の温度は28--33℃まで上昇する。この間、2つの作用が行われます。 熟成:ワインは瓶詰めされる前にセラーで15ヶ月間過ごします。この間、ワインはマロラクティック発酵と呼ばれる二次発酵を行い、構造を安定させる。必要なタンニンを与えるため、約12-16カ月間、オーク樽(うち3分の1は新樽)で熟成させる。この後、ワインは瓶詰めに備えられます。 DOMAINE DUBOIS CLOS DE VOUGEOT GRAND CRU ドメーヌ・デュボワ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. CLOS DE VOUGEOT ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDubois / デュボワ プルモー・プリセに本拠を構える歴史あるドメーヌ! プルモー・プリセ地区に本拠を構える歴史あるドメーヌです。所有面積は21ha。ブルゴーニュの白と赤、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ、サヴィニー・レ・ボーヌのプレミア・クリュ、クロ・ド・ヴージョという、幅広いアペラシオンを生産し、年間10万本程度を製造しています。 デュボワの歴史は、1600年頃、エミランド・デュボワの誕生に始まります。彼は、公的な登録簿に記録された最初の先祖であり、ワイン生産者でもありました。そして1898年、ルイ・デュボアが最初のブドウ畑の所有者となり、プルモー・プリセとニュイ・サン・ジョルジュ村に2ヘクタールのブドウ畑を所有するまでに発展させます。 その息子のロベールは、生涯をドメーヌのブドウ畑に捧げ、1961年にニュイ・サン・ジョルジュ1級畑の最初の区画を取得し、エリアを拡大し続けました。レジス・デュボア(1943年)は、妻のクリスティアンと共にドメーヌを引き継ぎ、4ヘクタールから10ヘクタールに拡張し、20ヘクタールにまで増やしました。1969年には瓶詰めもドメーヌで行うようになりました。 2006年からは、ラファエルとベアトリス・デュボワの兄妹2人でドメーヌを運営しています。2人は共にボーヌの醸造学校を卒業し、兄ラファエル氏はその後マーケティングの学校通い、卒業後2006年から9代目当主となり畑仕事を中心に働いています。妹ベアトリス氏は醸造に関して更なる飛躍を求め、醸造学校卒業後、すぐにオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどのワイナリーに渡り4年間醸造学を学びました。 彼らが手掛ける繊細で風味豊かなワインは、持続可能なブドウ栽培、醸造を通して造られます。テロワールはそのままに、果実味、エレガントさ、余韻の長さを最大限に引き出すように心がけられており、いずれもバイヤーやプロのテイスターから広く賞賛されています。
フランス国内で高い評価を受けるジヴリーの名門、ドメーヌ・テナール! ドメーヌ・テナールは1842年ポール・テナールにより、ジヴリーに長くそのルーツを持つイヴォン家との結婚を機に創立されました。ドメーヌには、18世紀から現在も現役で使用している木製のプレス機や発酵容器があります。伝統的な方法で、繊細さや軽やかさを伴ったそれぞれの土地の個性を十分に表現したワインを造っています。 所有する畑の総面積は21.5ヘクタール。7.9ヘクタール(ピュリニー側:4ヘクタール、シャサーニュ側:3.9ヘクタール)のモンラシェの総面積の内、シャサーニュ側に2ブロックに渡り1.83ヘクタールという広い畑を所有しています。これはジェセフ・ドルーアンに次ぐ2番目の広さを誇ります。 「グラン・エシェゾー グラン・クリュ」は、繊細な赤い果実のアロマ。開けた瞬間から楽しめるエレガントで深みのある味わいで、長い余韻を伴います。長期熟成が可能なワインです。 ■テクニカル情報■ 醸造:0.5ha、開放式の樽で発酵後、18?24ヶ月樽熟成(新樽50%) Domaine Thenard Grands Echezeaux Grand Cru ドメーヌ・テナール グラン・エシェゾー グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. GRANDS ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine Thenard / ドメーヌ・テナール フランス国内で高い評価を受けるジヴリーの名門ドメーヌ! ドメーヌ・テナールは1842年ポール・テナールにより、ジヴリーに長くそのルーツを持つイヴォン家との結婚を機に創立されました。ドメーヌには、18世紀から現在も現役で使用している木製のプレス機や発酵容器があります。伝統的な方法で、繊細さや軽やかさを伴ったそれぞれの土地の個性を十分に表現したワインを造っています。 所有する畑の総面積は21.5ヘクタール。7.9ヘクタール(ピュリニー側:4ヘクタール、シャサーニュ側:3.9ヘクタール)のモンラシェの総面積の内、シャサーニュ側に2ブロックに渡り1.83ヘクタールという広い畑を所有しています。これはジェセフ・ドルーアンに次ぐ2番目の広さを誇ります。 現在の蔵の代表はJジャン・バティスト・ボルドー・モントリュー。その祖母がドメーヌ名の由来でもあるテナールです。1959年Chalon sur Saone生まれ農業および醸造学を学んだ後、Domaine Thenardに勤める傍ら、1987年から2005年までルモワスネ・ペール・エ・フィスにてジェネラル・ディレクターを勤めました。
※ラベルにシワ・傷等があります。希少アイテムのため代替品等はありません。ご承知おきの上お買い求めください。 バックヴィンテージ入荷しました! “ニュージーランドのロマネ・コンティ”との異名をとるリッポン! 2019年VTでは、James Suckling “TOP 100 WINES OF 2022”にランクイン、NZ部門では3位に輝きました! 1974年、ニュージーランド南島の南端、セントラル・オタゴのワナカの一族が所有する土地へ戻ってきたロルフ・ミルズは、まず実験的にヴィティス・ヴィニフェラのブドウを植えてみたという。その後、専門家の反対を受けつつも、気候的なデータに勇気づけられ、1982年に商業用のブドウ畑を開墾。1989年に最初のワインをリリースした。これがセントラル・オタゴにおけるワイン造りのパイオニア、リッポン・ヴィンヤードの始まりである。 今日、リッポン・ヴィンヤードのワインメーカーは息子のニック・ミルズ。彼はフリースタイル・スキーの選手として知られ、21歳の時に国内チャンピオンに輝いたほどの腕前。1998年の長野オリンピックでも期待されたが、数カ月前に膝を痛め、残念ながら夢は打ち砕かれた。その年に彼はフランスへと渡り、4年間、ジャン・ジャック・コンフュロンやドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで修業。2002年にリッポンに戻り、ワイン造りの指揮をとることとなった。 リッポンの畑はいまだフィロキセラの被害を受けていない、世界でも数少ない畑であり、セントラル・オタゴ地方でも最も古いブドウの木が根からそのままに育っています。環境に配慮したビオディナミ栽培を実践、ニューワールドでは珍しく灌漑も行っていません。全て自然のまま、その敷地の土壌や気候に合った果物やワインを生産しています。 「ティンカーズ・フィールド マチュア・ヴァイン ピノ・ノワール」は、粗い片岩の砂利の古代噴出によって形成され、緩やかで北向きの斜面になってる、ティンカーズフィールドより造られます。濃縮感があり、男性的で力強い味わいです。名前はリッポンをスタートさせたロルフ・ミルズの友人たちからのあだ名Tinkに由来しています。 ■テクニカル情報■ 発酵(樽/タンク):ステンレスタンク(2トン)、発酵温度:13-30度、発酵期間:12-28日、使用酵母:自生酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):新-4年フレンチオーク樽(225L)、熟成期間:16か月、マロラクティック発酵の有無:する(自発的)、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、土壌:古代火山噴出によるシスト、礫質土壌、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir、収穫方法:手摘み、農法:バイオダイナミック RIPPON "Tinker’s Field" Mature Vine Pinot Noir リッポン ティンカーズ・フィールド マチュア・ヴァイン ピノ・ノワール 生産地:ニュージーランド セントラル・オタゴ地方 ワナカ 原産地呼称:GI. CENTRAL OTAGO ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジェームス・サックリング:96 ポイント RIPPON PINOT NOIR CENTRAL OTAGO TINKER'S FIELD 2018 Tuesday, November 9, 2021 CountryNew Zealand RegionCentral Otago Vintage2018 Score 96 Aromas of cherries, dried strawberries, fresh flowers and orange peel. Yet, the nose remains subtle and complex. Medium to full body with firm, tight and linear tannins that are chewy and very fine-grained. Goes on for a very long time. From biodynamically grown grapes. Give this three or four years to soften. Try after 2023. ワインアドヴォケイト:95+ポイント RP 95+ Reviewed by: Erin Larkin Drink Date: 2023 - 2038 The 2018 Tinker's Field Mature Vine Pinot Noir is rich and full?the wine is still stretched over its gray tannic scaffold (graphite, pencil shavings, black tea, star anise, et al.)?but it has flesh and bounce as well. This is a muscular expression of the site in this warmer season. It’s immediately welcoming and open, but there’s plenty of time left to go. 13.5% alcohol, sealed under Diam. Nick explained a very simple and very interesting thing to me. These wines are “farm voices.” I have described that in previous tasting notes. But to determine the three wines?the Rippon, the Tinker's and the Emma's?one must understand there are two single sites within it. For Tinker's and Emma's, the fruit from each of these sites is picked and blended as cohesive wholes: one entire Tinker's and one entire Emma's. A portion is bottled individually from each and made into the two single-site wines that we enjoy here. The rest is blended together to contribute to the Rippon. Published: Dec 15, 2023 ■2017年ヴィンテージの感想です■ ニュージーランドといえば、ソーヴィニョン・ブランがまず思い浮かびますが、近年世界的に見ても南端にある大陸気候のセントラル・オタゴのピノ・ノワールが注目されています。あのシャンボール・ミュジニーのヴォギュエ フランソワ・ミエ氏もこの地に惚れ込んだ一人。 そのセントラル・オタゴにおけるワイン造りのパイオニアであり、同エリアの若手生産者の精神的支柱であるリッポン・ヴィンヤードのニックさんに、先日10年ぶりにお会いすることが出来ました! (2012年にも輸入元ラックさんのご協力のもとワインセラーウメムラでワイン会を行いました) 元世界的スキーヤーであるニックは富良野でバックカントリーを相当楽しんだのか、ワクワクが止まらないとびっきりの笑顔で岡崎まで来ていただきました!ジャン・ジャック・コンフュロンやDRCで修業し、2002年からワイン造りの指揮を執るカリスマ的醸造家で、別名「ニュージーランドのロマネ・コンティ」と呼ばれるほど、ニュージーランドではトップクラスの醸造家。 今回当店初入荷となるピノ・ノワールの上級キュヴェ2種類「ティンカーズ・フィールド」と「エマズ・ブロック」! これまで、彼の看板キュヴェであるマチュア・ヴァイン・ピノ・ノワールは、本当にコストパフォーマンスが最高で、幾つものヴィンテージをご紹介してまいりました。 正直、このキュヴェだけで十分満足していたので、上級キュヴェには手を出していなかったのですが、実際2種類のキュヴェを飲み比べてみて、やはり上級キュヴェは、リッポンの名刺代わりのマチュア・ヴァインとはまた違った 滑らかさ、精妙さ、凝縮した深み、目を瞑って試飲してみるとブルゴーニュのテロワールが思い浮かんでくるよう。 「ティンカーズ・フィールド」は、粗い片岩の砂利の古代噴出によって形成され、緩やかで北向きの斜面。暖かな太陽を浴びた葡萄は、濃縮感があり、非常に力強い味わい。 反対に、「エマズ・ブロック」は、北東向きで、ワナカ湖に面しており、暑くはならない場所に位置。また畑の目の前にある小島がアルプスからの吹き下ろしの風を直接ブドウ樹に当てずに風力を弱めてくれるそう。よってティンカーズに比べて柔らかくエレガントなスタイル。例えるならば、ティンカーズ・フィールドはジュヴレ・シャンベルタンやモレ・サン・ドニを連想させる力強さ、エマズ・ブロックはシャンボール・ミュジニーのよう。 多くのトップ評論家の皆さんが非常に高く評価するため、リッポンのワインは、以前にも増して人気が高まっており、日本の輸入元の在庫の無くなり方もビックリするほど速い。現行ヴィンテージは2019年ですが、今回ニックさんと一緒に飲んだ貴重なバックヴィンテージ2017年を分けていただきました! 販売用ではない2008年の熟成ヴィンテージのマグナム瓶も飲み比べする機会に恵まれたのですが、旨味がたっぷり、出汁の利いたような味わいは素晴らしいの一言に尽きます。熟成させればさせる程、深みを増していくまるでトップクラスのブルゴーニュのよう。ニックさんは、ワインは朽ちることはない、と表現されていたのがとても印象的でした。前日に、ティンカーズとエマズの2018年を飲んだそうですが、造り手ニックさん曰く、2017年の方がより緻密で香り高く美味しいとお話しされていました。2018年はより暖かな気候の影響を受けていたとのこと。ニックさんの人柄ように、上品で、エネルギーに溢れ、深みのある偉大な上級キュヴェ、各評価誌が絶賛する理由が分かります。 追記:輸入元ラック・コーポレーション様の公式YouTubeに、当主ニックの情熱と自然への敬意を垣間見れる動画がございますので、ぜひご覧になってください。自然を愛するニックさんのテロワールに忠実に取り組むワイン造りがとても素晴らしい。RIPPON Vineyard / リッポン・ヴィンヤード 元世界的スキーヤーでニュージーランドのカリスマ的醸造家 ニック・ミルズ手がけるビオディナミ農法のワイン 1974年、ニュージーランド南島の南端、セントラル・オタゴのワナカの一族が所有する土地へ戻ってきたロルフ・ミルズは、まず実験的にヴィティス・ヴィニフェラのブドウを植えてみたという。 その後、専門家の反対を受けつつも、気候的なデータに勇気づけられ、1982年に商業用のブドウ畑を開墾。1989年に最初のワインをリリースした。 これがセントラル・オタゴにおけるワイン造りのパイオニア、リッポン・ヴィンヤードの始まりである。 今日、リッポン・ヴィンヤードのワインメーカーは息子のニック・ミルズ。彼はフリースタイル・スキーの選手として知られ、21歳の時に国内チャンピオンに輝いたほどの腕前。1998年の長野オリンピックでも期待されたが、数カ月前に膝を痛め、残念ながら夢は打ち砕かれた。その年に彼はフランスへと渡り、4年間、ジャン・ジャック・コンフュロンやドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで修業。2002年にリッポンに戻り、ワイン造りの指揮をとることとなった。 リッポンの畑はいまだフィロキセラの被害を受けていない、世界でも数少ない畑であり、セントラル・オタゴ地方でも最も古いブドウの木が根からそのままに育っています。 畑はワナカ湖に隣接し、湖が気温変化を緩和したり、また畑の目の前にある小島は、アルプスからの吹き下ろしの風を直接ブドウ樹に当てずに風力を弱めます。土壌の特徴はシストの種類が多様である事。環境に配慮したビオディナミ栽培を実践、ニューワールドでは珍しく灌漑も行っていません。全て自然のまま、その敷地の土壌や気候に合った果物やワインを生産しています。 ニュージーランドのカリスマ的醸造家ニック・ミルズが手がけるピノ・ノワール、リースリング、ゲヴュルツトラミナーなどのワインは、世界で高い評価を受けています。 2012年7月11日 リッポンの当主ニック・ミルズ氏ウメムラにご来店いただきました! 2023年2月28日 ニック・ミルズ氏が10年ぶりにウメムラ再来店!
華やかなアロマと繊細な味わいに魅了される、上品で可憐な味わいのシャンボール! ムニール・サウマ氏は、モンペリエのENSAM校にてぶどう栽培と醸造学を学び、約6年間にわたり、フランス各地、およびカリフォルニアで、栽培と醸造の仕事に従事しました。ロテム夫人は、チーズの生産をしている家の出身です。ハイファ (Haifa) の技術学校とディジョンのENESAD校で農業(栽培)について、特にワイン造りについて多くを学び、卒業時にコート・ドールのワインについての論文でフランス農業アカデミーよりナショナル・プライズを受賞しました。 その後、ブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を数年積みました。サウマ氏は、これらの経験を基に構築した自身の考えを実現するために、ロテム夫人と小さなセラーを造り、1999年にルシアン・ル・モワンヌを設立。現在、コート・ドールにある極上品質の1級畑と特級畑のワインを生産。各村で、最も優れた区画にある畑のワインを収穫年の作柄状況に応じて、最高のワインに仕上げています。 「シャンボール・ミュジニー」は、優美で可憐なワイン生む、シャンボール・ミュジニーで造られる村名キュヴェです。標高の高さとミネラルに富んだ石灰質土壌のおかげで、華やかで繊細なスタイルのワインです。 外観は鮮やかなルビー色。グラスから溢れ出す、ラズベリーやレッドチェリー、ベリーの果実のアロマが印象的。スミレや赤バラのフラワリーなニュアンスと、リコリスのスパイシーな風味も重なる、優美な香りです。口当たりは優しく、豊かな果実味に洗練された酸が際立っています。滑らかで上質なタンニンが心地よく広がり、フィニッシュにはエレガントで長い余韻。 LUCIEN LE MOINE CHAMBOLLE MUSIGNY ルシアン・ル・モワンヌ シャンボール・ミュジニー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. CHAMBOLLE MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディLUCIEN LE MOINE / ルシアン・ル・モワンヌ ユニークで情熱的、異彩を放つブルゴーニュNo.1ネゴシアン。 「ルシアン・ル・モワンヌ」は、1999年にムニール・サウマ氏と妻のロテム氏によってボーヌの中心街に設立されたネゴシアン。 当主のサウマ氏は、もとはシトー派(利酒騎士団とも言われるテロワール研究の祖)の僧侶だったそうですが、その中でブルゴーニュワインに開眼し、モンペリエのENSAM校でブドウ栽培と醸造学を修め、フランス各地のワイナリーやさらにカリフォルニアでワイン造りを学びました。 また、妻のロテム氏はチーズ農家出身で、ENESAD校でワイン造りを中心とした農業について多くを学び、卒業時のコート・ドールのワインについての研究論文は、フランス農業アカデミーのナショナル・プライズを受賞したそうです。 そしてその後、夫と同じくブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を積み、サウマ氏と共に「ルシアン・ル・モワンヌ」を立ち上げたのです。 サウマ氏のブルゴーニュワインへの造詣は並々ならぬものだそうで、アペラシオン全域の知識をごく詳細かつ体系的に理解している人物として、多くのブルゴーニュ生産者たちから敬意の念を抱かれているそうです。 自社畑は持たず、一流ドメーヌが所有する特級、一級畑のみで造られたワインを樽で購入し、熟成、瓶詰めを行うという「ネゴシアン方式」でワインを生み出していますが、畑の所有者名は一切公表されていないものの、その名を知らぬ者は無いような錚々たる名門ドメーヌばかりが名を連ねているとのこと。 リリースしているワインはコート・ドール全域にわたり、グラン・エシェゾー、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、モンラッシェなど、素晴らしい銘醸畑が顔を揃えているとのことで、『ワイン・アドヴォケイト』でも「ムニール・サウマ氏は短期間で最も優れたネゴシアンの一つを作りあげた」と称賛されています。
繊細なスタイルの一級畑から生まれる、愛らしいアロマに魅了される官能的な味わいの1本! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。 「シャンボール・ミュジニー 1er レ・ゾードワ」は、レ・ザムルーズの北に隣接する1級畑だが、斜面の向きや小石の影響から「レ・ザムルーズより繊細」とニコラ・グロフィエは語ります。たしかに色調もレ・ザムルーズより一段明るく、デリケートなタッチ。そういう意味ではよりシャンボール・ミュジニーらしい性格といえるかもしれない。ストレートな赤い果実の香りがその印象をさらに後押しします。若いうちからでも存分に愉しめる上に、10年以上の熟成ポテンシャルも持ち合わせた1本です。コショウや土、砕いた石のようなミネラル、潰したバラの花びらを思わせる複雑な風味が広がります。 レ・スーヴレと違って、茎の要素がより顕著に感じられ、生き生きとした赤系果実のアロマにワイルド・ミントやフェンネルのニュアンスが漂う。繊細なタンニンやフレッシュ感を伴う焦点の定まったミディアムボディの味わいで、グリップ感はさほど強くないものの、緊張感のある引き締まった味わいが、今後、このワインが優雅に熟成していくことを期待させる。≪飲み頃:2024-2038 年|2022/11 掲載≫ VINOUSより ■2022年ヴィンテージ情報■ この年のブルゴーニュ地方は、春霜による大きな被害を受け、歴史的な低収量を記録した前年と比べて、量、質ともに素晴らしいヴィンテージとなりました。4月初旬に数回、霜が降りたものの、以降は気温が上がり、ブドウの樹の成長が早まりました。開花は、例年より早く、5月下旬に始まり、全体的に良好な結実がみられました。その後は乾燥した日が続きましたが、6月中旬にまとまった雨が降り、水不足を補うことができました。8月は暑く乾燥していましたが、ブドウは順調に成熟し、中旬から徐々に収穫が始まりました。美しいバランスと凝縮感を備えたブドウが収穫でき、偉大なヴィンテージになることが期待されています。 ■栽培・醸造■ 有機栽培。コルドン仕立てを採用。理由はブドウの樹の間の風通しが良くなり、病害のリスクを抑えることが出来ることと、より多くの日照量を得るため。自然酵母を用いて、高めの温度で発酵し、ピジャージュを施しながら多くの色素を抽出。発酵後はさらに数日間低温でマセラシオンを行い、プレス後に樽熟成。 ■テクニカル情報■ 畑面積:1ha、平均樹齢:70-80年、醸造:全房使用率 50%、新樽率 33% Domaine Robert GROFFIER Chambolle Musigny 1er Cru Les Hauts Doix ドメーヌ・ロベール・グロフィエ シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・ゾードワ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. CHAMBOLLE MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ winehog:Very Fine - (92-93p) ポイント Domaine Robert Groffier Chambolle-Musigny Les Hauts Doix 2022 To one of my favourites chez Groffier: the charming, delicate Les Hauts Doix, coming from vines just north of Les Amoureuses alongside the road between Chambolle and Vougeot. With a third new oak, this is expressive and vivid, with good phenolics and depth. It suffered a bit from the drought, hence not as astounding as the 2019. It's cooler, but has plenty of appeal in its freshness. (Drink from 2030) - Very Fine - (92-93p) - HedonisticRobert Groffier / ロベール・グロフィエ レ・ザムルーズ最大の所有者が造る、果実味豊かでシルキーな喉越しのワイン! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。 世界恐慌から間もない1933年、ロベールの父ジュールが、レ・ザムルーズに隣接する1級畑オー・ドワや特級のボンヌ・マールとともに手に入れた。ブドウの仕立てはブルゴーニュで主流のギュイヨではなくコルドン・ド・ロワイヤ。収量を抑えやすいことに加え、新梢を扇形に広げることで風通しをよくする効果があるという。 今日、ロベール自身は引退状態にあり、息子のセルジュが実質的にドメーヌの当主を務め、ボーヌの醸造学校で学んだ孫のニコラが栽培と醸造に携わっている。瀟洒なお屋敷はドメーヌ・クロ・ド・タールの隣にあり、醸造棟とは別棟の住居の下にはプロの訪問客を迎え入れる、清潔な瓶熟庫兼試飲ルームが用意されている。醸造棟もじつに清潔で、発酵と貯酒の両方に使われるステンレスタンクの生光りする様子は美しい。 除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房とした。ジャスパー・モリスMWの「インサイド・バーガンディ」によれば、1984年までは100%無除梗で、それから後、1990年代は完全除梗だったそうだ。8?9度で10日間ほどの低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40?50%、ボンヌ・マールで50?60%に留め、12?13ヶ月間の樽熟成を施す。製樽会社はレモンとフランソワ・フレールがお気に入り。 ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。
若手醸造家が台頭しているファルツ地方の中でも高評価を獲得する注目生産者。エレガントなタンニンと長い余韻があり、親しみやすいワイン。 元々協働組合としてワイン造りを行っていましたが、1982年現当主のユルゲン クレブスの父により現在のフラインスハイムにワイナリーを創設し、瓶詰めを開始。ユルゲンは2008年よりワイナリーに参加、2010年には彼が手がけた赤ワインが国内コンクールで表彰され国際的に注目を集めています。VDP主催の才能ある若手醸造家向けプログラムにも参加。若手醸造家が台頭しているファルツ地方の中でも、ゴーミヨ誌で早くも2ブドウ獲得する実力派です。現在16haの自社畑を所有し、白ブドウ50%、黒ブドウ50%を栽培しています。 「シュペートブルグンダー・トロッケン」は、主に南向きの傾斜のある畑のブドウを使用。徐梗せず、10-14日間かけてアルコール発酵を行う。発酵は1200Lの木樽でパンピングオーバーを行いながら10ヶ月熟成。フレッシュな酸味のあるサクランボなどの赤系果実のアロマにドライな紅茶のニュアンス。エレガントなタンニンにジューシーで長い余韻。親しみやすいシュペートブルグンダー(ピノ ノワール)です。 KREBS SPATBURGUNDER TROCKEN QBA (SCREW) クレブス シュペートブルグンダー・トロッケン 生産地:ドイツ ファルツ ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジェームス・サックリング:90 ポイント KREBS SPATBURGUNDER PFALZ 2021 Wednesday, March 6, 2024 CountryGermany RegionPfalz Vintage2021 Score 90 Youthful nose of dried thyme and savory with discrete red berry fruit. For an entry-level wine this has good structure and depth on the medium-bodied palate, the crisp acidity well integrated at the surprisingly long finish. From organically grown grapes. Drink or hold. Screw cap. Stuart Pigott Senior EditorWeingut Krebs / クレブス フレッシュで活き活きした酸を味わう。 ワイナリーの歴史 元々協働組合としてワイン造りを行っていましたが、1982年、現当主のユルゲン・クレブス氏の父によりフラインスハイムにワイナリーを創設しました。ユルゲン氏は2008年よりワイナリーに参加、2010年には彼が手がけた赤ワインが国内コンクールで表彰され国際的に注目を集めました。 また、VDP主催の才能ある若手醸造家向けプログラムにも参加し、若手醸造家が台頭しているファルツ地方の中でも、ゴーミヨ誌で早くも2ブドウ獲得する実力派ワイナリー。クレブスはカニのはさみが目印。当主の名字であるKrebs=カニ⇒はさみはブドウ栽培においても重要な役割を果たすことからシンボルとなりました。 栽培・醸造 ワイナリーのあるファルツは、ラインヘッセンの南部に位置し、ドイツで2番目に大きいブドウ栽培面積を持つエリア。ドイツの中では比較的温暖で平均気温11度。この地域にクレブスは、16haの自社畑を所有し、白ブドウ50%、黒ブドウ50%を栽培しています。ステンレスタンクと木樽で発酵、熟成を行います。
センスと才能に溢れる女性生産者が手掛ける、思わず小躍りしたくなる艶のある味わいの1本! クラリスは生粋のパリジャン。母親はバイオリニスト。自らも4歳からピアノを弾きワインと音楽に囲まれて過ごしていました。リヨンのコンセルヴァトワール(フランスの国立高等音楽院)でピアノを学び、卒業後にロワール地方でビオディナミ農法の有名生産者と知り合った2014年に生の転機を迎えます。自然と向き合いながらワインを造る生き方に強烈な魅力を感じ、ブルゴーニュへ戻ってその道で生きていく決心。 2018年にムルソーにある友人のカーヴや、ボーヌ郊外の醸造施設を借りながらワイン造りをスタート。遂に2021年、サンピニー・レ・マランジュに拠点を構えました。インスピレーションの源は自然環境にあるという哲学、テロワールに対する深い敬意、揺るぎない情熱を表現したワインを生み出しています。 「ボーヌ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、ふわりと香り出る花や熟した赤い果実。樹齢50年の古木から造られ凝縮感があります。時間と共に黒胡椒やトースト、コーヒーの香りも仄かに感じます。タンニンは滑らかでしっとりとしており、ピアノの音色を奏でるような艶のあるワインです。肉付きの良い果実の甘さと程よい酸味がバランス良く、リピートのお客様が多いワインです。出汁をしっかりとった和食にも合います。 ■テクニカル情報■ 栽培:化学肥料も除草剤も使用しない、自然を活かしたオーガニック栽培。収穫は手摘みで選果を徹底的に行います。 醸造:100%除梗。ステンレスで約2週間アルコール発酵。発酵中は朝夕試飲を行い、ピジャージュの強さと回数を判断していきます。1年-16カ月木樽熟成、新樽は使いません。亜硫酸の添加は最小。複雑なアロマや味わいを損なわないように手間暇かけて不純物を取り除き、無濾過と無清澄を徹底。月の動きに合わせて瓶詰は月が欠けていくタイミングで行います。樽の中の澱が沈んで上澄み部分がよりクリアになるそうです。 生産量:4,500本/年 Clarisse de Suremain Beaune Vieilles Vignes クラリス・ド・シュルマン ボーヌ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ペルナン・ベルジュレス 原産地呼称:AOC. BEAUNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディClarisse de Suremain / クラリス・ド・シュルマン 驚くほどピュアなワインを造る、センスと才能に溢れる女性生産者! 2018年にムルソーにある友人のカーヴや、ボーヌ郊外の醸造施設を借りながらワイン造りをスタート。遂に2021年、サンピニー・レ・マランジュに拠点を構えました。 クラリスは生粋のパリジャン。母親はバイオリニスト。自らも4歳からピアノを弾きワインと音楽に囲まれて過ごしていました。リヨンのコンセルヴァトワール(フランスの国立高等音楽院)でピアノを学び、卒業後にロワール地方でビオディナミ農法の有名生産者と知り合った2014年に生の転機を迎えます。自然と向き合いながらワインを造る生き方に強烈な魅力を感じ、ブルゴーニュへ戻ってその道で生きていく決心。 ボーヌの醸造学校へ入学するものの半年後に出産のため育児休学しますが、2017年醸造責任者コースを終えてシャブリやピュリニー・モンラッシェの生産者の元で経験を積みます。そしてついに2018年にシャブリのカリスマ生産者 ”トマ・ピコ” から買いブドウでワインを発リリース。 猛烈なスピードで自身の夢を形にしていき、2019年末にポマールとヴォルネに1.15haの自社畑を手に入れます。翌年には親戚のエリックからモンテリ村の0.25haの畑を取得してドメーヌとしてもスタート。現在は買いブドウと自社畑のブドウの両方からワイン造りをしていますが、自社畑を増やしていく目標を持っています。 ビオの生産者エリック・ド・シュルマンのおかげで畑を入手していることもあり、クラリスが化学肥料も除草剤も使用しないブドウ栽培を始めたのは自然の成り行きでしょう。インスピレーションの源は自然環境にあるという哲学、テロワールに対する深い敬意、揺るぎない情熱を表現したワインを生み出しています。
バックヴィンテージ入荷しました! 1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ」は、クロの中でも絶好の上部と中部に併せて0.6ヘクタールを所有。グラン・クリュはエシェゾーを除き、新樽100パーセントで熟成される。 特に親交のある17の生産者達と毎年自分のワインができたらそれぞれ持ち寄ってブラインドテイスティングするそうです。 トップ5はいつも変わらないらしい。もちろんモンジャールもそのひとつ。メオ・カミュゼもその会に参加している一人。 調和のとれた、まろやかでフルボディの、肉付きの良い、キビキビしたエレガントなワインで、深紅のダークルビー色をしています。ブーケは非常に芳香が強く、濃厚な赤と黒の果実(チェリー、ブラックベリー、カシス)、バニラとスパイス、下草、スミレ、そして熟成により毛皮のアロマが凝縮されています。口に含むと、この豊かで肉付きのよいワインは、繊細なタンニン、まろやかさ、控えめな酸味のバランスがよく、そのアロマの持続性は非常に長いです。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、熟成(樽【新樽率】/タンク):100%新樽、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:62a、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:45-50年、収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET CLOS DE VOUGEOT GRAND CRU ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴージョ 原産地呼称:AOC. CLOS DE VOUGEOT ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:15% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
※ラベルに汚れ等あるものがございます。希少アイテムのため代替品等はありません。ご承知おきの上お買い求めください。 数年の熟成で本領を発揮するヴォルネイの古典的な造り手「ミシェル・ラファルジュ」が造る1本! 19世紀の初めからヴォルネイに続くジヨット家のドメーヌであり、娘マリー女史がマコネ出身のアンリ・ラファルジュ氏と結婚して誕生しました。一部ながらも元詰めを始めたのが1934年とブルゴーニュでは最も早いドメーヌのひとつで、60年には手掛ける全てのワインについてドメーヌ元詰めを行っています。現当主ミッシェル氏が父の後を継いだのは1949年。1978年には息子フレデリック氏が加わり、現在は高齢のミッシェル氏に代わってブドウ栽培、ワイン醸造の一切を取り仕切っています 世界的に著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「ブルゴーニュで最高のジェネリック・ワインをつくっている生産者」、「樽の中であろうと数年寝かせた後であろうと、それらはいつでも飲めるようになっていて、他のブルゴーニュの赤が悩まされる『沈黙の期間』は経験したことがないようだ」と絶賛。 「ヴォルネイ ヴァンダンジュ・セレクショネ」は、ラファルジュが所有する村名ヴォルネイでも、とくに優れた区画を選び抜いて造られたもの。平均樹齢も当然高く、奥行きの深い味わい。ラズベリー、赤スグリ、チェリーのアロマ。タンニンは繊細でしなやかなのど越し。果実味と酸味のバランスに優れている。 Domaine Michel Lafarge Volnay Vendanges Selectionnees ドメーヌ・ミシェル・ラファルジュ ヴォルネイ ヴァンダンジュ・セレクショネ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ヴォルネイ 原産地呼称:AOC. VOLNAY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジャスパー・モリス:92-94 ポイント ★★★★★ Tasting Date : October 2021 Tasting Location : Burgundy Tasted By : Jasper Morris MW Glowing purple, possibly more discreet first nose, certainly refined. This has an extra dimension of finesse, a little more power, younger oak too, greater length maybe but doesn’t have quite the same impact as the first Volnay did because now I am becoming attuned to the brilliance of the vintage here.Michel Lafarge / ミシェル・ラファルジュ 数年の熟成で本領を発揮するヴォルネイの古典的な造り手! もとは19世紀の初めからヴォルネイに続くジヨット家のドメーヌであり、娘のマリーがマコネ出身のアンリ・ラファルジュと結婚。ドメーヌ・ラファルジュとなった。一部ながらも元詰めを始めたのが1934年と、ブルゴーニュでは最も早いドメーヌのひとつで、60年には全量を元詰めしている。現当主は1949年からドメーヌを率いた先代ミシェル・ラファルジュの息子フレデリック。1978年からドメーヌに参画している。現在は、娘のクロチルドも後継者としてドメーヌに加わり、ブドウ栽培、ワイン醸造をおこなっている。 ドメーヌの規模は総計12ha。お膝元のヴォルネイに1級畑のクロ・デュ・シャトー・デ・デュック、クロ・デ・シェーヌ、カイユレ、ミタンを所有。0.57haのクロ・デュ・シャトー・デ・デュックはこのドメーヌの単独所有だが、フラッグシップはむしろクロ・デ・シェーヌである。 ブドウ栽培においてはフレデリックのイニシアチブのもと、1997年から一部の畑で実験的にビオディナミを始め、2000年には完全ビオディナミに転換した。一方のワイン醸造は古典的。赤は完全除梗ながら、低温マセレーションを意識的に行うことはせず、14?18時間の発酵。初期はルモンタージュを行い、後に日に1回のピジャージュに切り替える。新樽の比率は極めて低く、トップキュヴェでさえ15%程度にすぎない。 ヴォルネイというと若いうちから軽やかで飲みやすいイメージだが、ラファルジュのワインは骨組みがしっかりしており、若いうちは内気なことが多い。しかしながら数年の熟成によってヴォルネイらしいフローラルな香りを発散し、ビロードのような舌触りで飲み手を楽しませてくる。古典的ヴォルネイの造り手として一押しのドメーヌが、このミシェル・ラファルジュなのだ。 2014年、ボジョレーに畑を買い、新たに「ラファルジュヴィアル」がラインナップに加わった。「ラファルジュヴィアル」は、ラファルジュが、ボージョレーで新しく手掛ける新たなドメーヌ。計4haの状態のよい古樹が植わる所有畑は現在ビオディナミへの転換中。2014年がファーストヴィンテージ。醸造はマセラシオン・カルボニックではなく、伝統的ブルゴーニュの手法。この醸造によりテロワールの素晴らしさを引き出せるそう。100%除梗して醸造。熟成は2/3を通常のピエス樽。1/3を350L樽で12か月弱熟成、瓶詰。
ラファルジュが評価を高めたとされる区画で、ドメーヌで最初に元詰めされたワインのひとつ! 19世紀の初めからヴォルネイに続くジヨット家のドメーヌであり、娘マリー女史がマコネ出身のアンリ・ラファルジュ氏と結婚して誕生しました。一部ながらも元詰めを始めたのが1934年とブルゴーニュでは最も早いドメーヌのひとつで、60年には手掛ける全てのワインについてドメーヌ元詰めを行っています。現当主ミッシェル氏が父の後を継いだのは1949年。1978年には息子フレデリック氏が加わり、現在は高齢のミッシェル氏に代わってブドウ栽培、ワイン醸造の一切を取り仕切っています 世界的に著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「ブルゴーニュで最高のジェネリック・ワインをつくっている生産者」、「樽の中であろうと数年寝かせた後であろうと、それらはいつでも飲めるようになっていて、他のブルゴーニュの赤が悩まされる『沈黙の期間』は経験したことがないようだ」と絶賛。 「ヴォルネイ 1er クロ・デ・シェーヌ」は、ラファルジュが評価を高めたとされる区画で、ドメーヌで最初に元詰めされたワインのひとつです。ドメーヌでの試飲でも、ヴォルネイのラインナップの最後に出てくるワインで、緻密な構成をもち、奥行きが深い。ラズベリーやダークチェリーの華やかなアロマにスミレのフローラルさ。しっかりとしたストラクチャーをもち、長期熟成にも耐えることができます。 Domaine Michel Lafarge Volnay 1er Cru Clos des Chenes ミシェル・ラファルジュ ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・シェーヌ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ヴォルネイ 原産地呼称:AOC. VOLNAY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジャスパー・モリス:94-97 ポイント ★★★★★ Tasting Date : October 2021 Tasting Location : Burgundy Tasted By : Jasper Morris MW A beautiful imperial purple, the nose needs teasing out because there are so many layers here, over and above the Caillerets. This wine makes me smile, laugh and almost cry at the same time. Pinpoint precision with such a wealth if multiple times red fruits and a sublime very long finish. Some youthful bitters ワインアドヴォケイト:(94-96) ポイント Reviewed by: William Kelley The 2020 Volnay 1er Cru Clos des Ch?nes wafts from the glass with aromas of cassis, dark berry fruit and plums mingled with notions of warm spices, orange rind, rose petals and loamy soil. Medium to full-bodied, deep and concentrated, it's pure and vibrant, with lively acids, ripe tannins and a long, penetrating finish. It's a magical wine in the making. Published: Jan 21, 2022Michel Lafarge / ミシェル・ラファルジュ 数年の熟成で本領を発揮するヴォルネイの古典的な造り手! もとは19世紀の初めからヴォルネイに続くジヨット家のドメーヌであり、娘のマリーがマコネ出身のアンリ・ラファルジュと結婚。ドメーヌ・ラファルジュとなった。一部ながらも元詰めを始めたのが1934年と、ブルゴーニュでは最も早いドメーヌのひとつで、60年には全量を元詰めしている。現当主は1949年からドメーヌを率いた先代ミシェル・ラファルジュの息子フレデリック。1978年からドメーヌに参画している。現在は、娘のクロチルドも後継者としてドメーヌに加わり、ブドウ栽培、ワイン醸造をおこなっている。 ドメーヌの規模は総計12ha。お膝元のヴォルネイに1級畑のクロ・デュ・シャトー・デ・デュック、クロ・デ・シェーヌ、カイユレ、ミタンを所有。0.57haのクロ・デュ・シャトー・デ・デュックはこのドメーヌの単独所有だが、フラッグシップはむしろクロ・デ・シェーヌである。 ブドウ栽培においてはフレデリックのイニシアチブのもと、1997年から一部の畑で実験的にビオディナミを始め、2000年には完全ビオディナミに転換した。一方のワイン醸造は古典的。赤は完全除梗ながら、低温マセレーションを意識的に行うことはせず、14?18時間の発酵。初期はルモンタージュを行い、後に日に1回のピジャージュに切り替える。新樽の比率は極めて低く、トップキュヴェでさえ15%程度にすぎない。 ヴォルネイというと若いうちから軽やかで飲みやすいイメージだが、ラファルジュのワインは骨組みがしっかりしており、若いうちは内気なことが多い。しかしながら数年の熟成によってヴォルネイらしいフローラルな香りを発散し、ビロードのような舌触りで飲み手を楽しませてくる。古典的ヴォルネイの造り手として一押しのドメーヌが、このミシェル・ラファルジュなのだ。 2014年、ボジョレーに畑を買い、新たに「ラファルジュヴィアル」がラインナップに加わった。「ラファルジュヴィアル」は、ラファルジュが、ボージョレーで新しく手掛ける新たなドメーヌ。計4haの状態のよい古樹が植わる所有畑は現在ビオディナミへの転換中。2014年がファーストヴィンテージ。醸造はマセラシオン・カルボニックではなく、伝統的ブルゴーニュの手法。この醸造によりテロワールの素晴らしさを引き出せるそう。100%除梗して醸造。熟成は2/3を通常のピエス樽。1/3を350L樽で12か月弱熟成、瓶詰。