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2021年2月ベルリン国立歌劇場上演 ラトル指揮によるヤナーチェクの傑作《イェヌーファ》 愛と絶望に振り回されるイェヌーファをカミラ・ニールンドが見事に演じる! ★故郷モラヴィア地方を舞台にしたヤナーチェク三作目のオペラ《イェヌーファ》。モラヴィアの閉鎖的な寒村で繰り広げられる普遍的な人間関係を描いた内容で、ガブリエラ・プライソヴァーの戯曲「彼女の養女」がもとになっています。オペラでは原作の散文風の会話をそのまま用い、美しいメロディーに満ちた、チェコ・モラヴィア地方の民族色豊かな作風です。 ★あらすじは、村一番の美人イェヌーファは、従兄弟のシュテヴァの子を未婚のまま妊娠し秘密裏に出産します。一方、シュテヴァの異父兄ラツァはイェヌーファを愛しています。イェヌーファの継母コステルニチカは、シュテヴァにイェヌーファと結婚するよう懇願しますが拒否され、今度はラツァと結婚させるために、赤ん坊を殺してしまいます。コステルニチカはイェヌーファには病死したと嘘をつきますが、イェヌーファとラツァの結婚式の日、赤ん坊の死体が見つかります。すべての真実が明かされ、イェヌーファとラツァは苦難を乗り越え、互いを愛し共に生きていくこと誓います。愛、絶望、嫉妬、など現代にも通じる人間の様々な感情をリアルに描き出した内容です。 ★本上演は、2021年2月にイタリア出身のダミアーノ・ミキエレットによる演出、サイモン・ラトル指揮でベルリン国立歌劇場で上演されたもの。コロナ禍で行われた本上演はライブ・ストリーミング配信もされました。イェヌーファ役にはカミラ・ニールンド。村娘の純粋さと困難を乗り越えていく力強さを感じる歌声です。そしてコステルニチカにはエヴェリン・ヘルリツィウス。バイロイトの常連歌手らしく迫力のある歌唱を聞かせてくれます。そしてイェヌーファを妊娠させ逃げる男シュテヴァにラディスワフ・エルグル。イェヌーファへの愛を最後まで貫くラツァにはオーストラリア出身のスチュアート・スケルトン。と主要キャスト4人の力量が発揮された聴きごたえのある歌唱を披露しています。またヤナーチェクの作品を積極的に演奏してきたラトルならではの色彩的で情緒豊かな音楽を描き出しています。 収録情報 曲目・内容 ヤナーチェク:歌劇《イェヌーファ》 アーティスト(演奏・出演) サー・サイモン・ラトル(指揮) ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:マルティン・ライト) ハンナ・シュヴァルツ(アルト/ブリヤ家のおばあさん) スチュアート・スケルトン’(テノール/ラツァ・クレメニュ) ラディスワフ・エルグル(テノール/シュテヴァ・ブリヤ) エヴェリン・ヘルリツィウス(メゾソプラノ/コステルニチカ) カミラ・ニールンド(ソプラノ/イェヌーファ) レコーディング 収録:2021年2月、ベルリン国立歌劇場、ベルリン(ライヴ) 演出:ダミアーノ・ミキエレット 舞台:パオロ・ファンティン 衣装:カーラ・テティ(共同:ジュリア・ジャンニーノ/カルスタ・ケーラー) 照明:アレッサンドロ・カルレッティ 振付:トーマス・ヴィルヘルム ドラマティック・アドヴァイザー:ベンヤミン・ヴェンティヒ 映像監督:ベアトリクス・コンラート 日本語字幕:西久美子
ゆかりの地パレルモで上演された ワーグナー最後の大作《パルジファル》 故・グラハム・ヴィックの演出 ★ワーグナー最後の大作《パルジファル》。彼の死後30年間(1913年まで)バイロイト祝祭劇場に独占上演権が与えられていた作品ですが、以降世界中の劇場で上演されています。ワーグナー自ら「舞台神聖祝典劇」と銘打ったこの作品は、中世スペインのモンサルヴァート城を舞台に、磔刑に処せられた十字架上のイエス・キリストのわき腹を刺したとされる「聖槍」とキリストが最後の晩餐に使ったとされる「聖杯」を巡る、「救済」をテーマとした物語。 ★今回リリースされるのは、イタリア、パレルモにあるマッシモ劇場で2020年1月に上演された際の映像。パレルモの地はこの《パルジファル》とゆかりがあり、ワーグナーがパレルモのホテル(グランド・ホテル・エ・デ・パルメ)に1881年〜1882年にかけて長期滞在していた際に作品を完成させました。またパレルモに滞在中のワーグナーを訪ねてやってきた画家のルノワールがワーグナーの肖像画を描いたのも同ホテルとのこと。 ★指揮は、イスラエル出身の指揮者オメール・メイア・ヴェルバー。2020/21シーズンよりマッシモ劇場の音楽監督を務めており、《パルジファル》という挑戦的な演目でデビューを飾りました。また2022/23シーズンからはウィーン、フォルクスオーパーの音楽監督に就任することも決まっている今最も注目される若手指揮者の一人です。 そして演出は、世界中の歌劇場で活躍するイギリス人演出家のグラハム・ヴィック。日本では、1995年のサイトウキネンフェスティバル松本《放蕩者のなりゆき》、 1996年のフィレンツェ歌劇場日本公演《ランメルモールのルチア》、2003年のミラノ・スカラ座日本公演《マクベス》《オテロ》、2013年新国立歌劇場《ナブッ コ》などを手掛けたこともある名演出家。2016年にマッシモ劇場で《ニーベルングの指環》を演出しており、マッシモ劇場が近年積極的に取り組んでいるドイツ・ オペラのレパートリーの拡充に一役買っています。しかし2021年7月17日、新型コロナウィルス感染症により67歳で逝去。数多くのプロダクションを手掛け、世界 で最も活躍している現役演出家だっただけに、その死は大変惜しまれます。 歌手陣は、タイトル・ロールにはドイツのテノール歌手ダニエル・キルヒ、クンドリには優れたワーグナー歌手として注目のフランスのソプラノ歌手キャサリン・フー ノルト。アムフォルタスは、ドイツ・オペラを中心に大活躍のトマス・トマソンという実力派が揃っています。 収録情報 曲目・内容 ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》 アーティスト(演奏・出演) オメール・メイア・ヴェルバー(指揮) マッシモ劇場管弦楽団 マッシモ劇場合唱団(合唱指揮:シロ・ビスコ) マッシモ劇場児童合唱団(合唱指揮:サルヴァトーレ・プントゥロ) ダニエル・キルヒ(テノール/パルジファル:無知で無垢な若者) ジョン・レリエ(バス・バリトン/グルネマンツ:老騎士) トマス・トマソン(バリトン/アムフォルタス:聖杯の城の王) キャサリン・フーノルト(ソプラノ/クンドリ:聖杯の城の女使者) トーマス・ガゼリ(バス・バリトン/クリングゾル:魔法使い) アレクセイ・タノヴィツキ(バス/ティートゥレル:アムフォルタスの父) レコーディング 演出:グラハム・ヴィック 舞台:ティモシー・オブライエン 衣装:マウロ・ティンティ 照明:ジュゼッペ・ディ・イオリオ 動作指導:ロン・ハウエル 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ 収録:2020年1月26日、マッシモ劇場、パレルモ(ライヴ)
バルセロナ、リセウ大劇場2017 イタリアの俊英リッカルド・フリッツァ指揮による ヴェルディ屈指の人気オペラ《リゴレット》 人気実力派歌手アルバレス、カマレナ、ランカトーレ、ケモクリーゼ! 日本語帯・解説付き ★劇中で歌われる人気のアリア「女心の歌」に代表されるヴェルディ中期の傑作オペラ《リゴレット》。ヴィクトル・ユーゴーの戯曲『王は愉しむ』をもとにした悲劇的なオペラ。金と権力にものを言わせる若くして女好きのマントヴァ公爵。それに仕える道化師リゴレットが溺愛する一人娘ジルダをもてあそばれたことから公爵の殺害を依頼するという物語。 ★いまやイタリアにとどまらず世界各地で活躍、日本の聴衆にもお馴染みのリッカルド・フリッツァの素晴らしい指揮、そしてオランダ出身のモニク・ワーゲマーカースのシンプルながら卓越した演出、オスカーも何度も受賞している英国の衣裳デザイナー、サンディ・パウエルによる鮮やかな衣裳で見ごたえのある舞台が展開されています。 ★歌手陣も充実の布陣。リゴレットの悲劇性を見事表現したカルロス・アルバレス。力強い歌声でMETをはじめ今世界中の聴衆を虜にしているメキシコ出身のテノール、ハビエル・カマレナのマントヴァ公爵。まさにヴェルディが望んだジルダを演じるのは、同役を100回以上歌っているというデジレ・ランカトーレ。美声と美貌で魅了するグルジア出身のケテワン・ケモクリーゼは、公爵に恋をした妹マッダレーナを歌います。 収録情報 曲目・内容 ヴェルディ : 歌劇《リゴレット》 アーティスト(演奏・出演) リッカルド・フリッツァ (指揮) リセウ大劇場管弦楽団 リセウ大劇場合唱団 (合唱指揮 : コンチタ・ガルシア) ハビエル・カマレナ (マントヴァ公爵/テノール) カルロス・アルバレス (リゴレット/バリトン) デジレ・ランカトーレ (ジルダ/ソプラノ) アンテ・イェルクニカ (スパラフチーレ/バス) ケテワン・ケモクリーゼ (マッダレーナ/メゾソプラノ) ジェンマ・コマ=アラベール (ジョヴァンナ/メゾソプラノ) ジャンフランコ・モントレソル (モンテローネ伯爵/バリトン) トニ・マルソル (マルッロ/バリトン) ホセプ・ファド (マッテオ・ボルサ/テノール) ハビエル・メンドーサ (チェプラーノ伯爵/バス) メルセデス・ガンセド (チェプラーノ伯爵夫人/メゾソプラノ) マリエル・フォンテス (公爵の小姓/メゾソプラノ) レコーディング 演出 : モニク・ワーゲマーカース 舞台美術 : マイケル・レヴィン 衣装 : サンディ・パウエル 映像監督 : ステファン・ルバート 収録 : 2017年、リセウ大劇場 (ライヴ)
日本語帯・解説付き 2022年ブレゲンツ音楽祭 祝祭劇場での上演 社会の衰退と悲恋の物語 ジョルダーノ《シベリア》 ★湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツで、裕福な市民の資金が投入され1946年からスタートした音楽祭です。 本映像は2022年8月にブレゲンツ音楽祭で上演されたジョルダーノのオペラ《シベリア》です。作曲したウンベルト・ジョルダーノ (1867〜1948) はヴェリズモ・オペラを代表する作曲家の一人。脚本はプッチーニの《ラ・ボエーム》《トスカ》の台本を手掛けた、当時売れっ子の作家ルイージ・イッリカが担当。初演は、上演予定だったプッチーニの《蝶々夫人》の代わりに、1903年12月19日ミラノ・スカラ座で行われ、初演は大成功をおさめました。その後ブエノスアイレス、ニューヨーク、サンパウロなどでも上演されるなど高い評価を受け、また1905年にパリでの上演を観たガブリエル・フォーレは「第2幕は、現代の劇音楽が成し得る最も魅力的な音楽である」と称賛したといいます。一方、翌年2月に初演された《蝶々夫人》は散々な結果に終わってしまいました。しかし、今日のレパートリーとしての地位を築いたのは《蝶々夫人》であり、現在では《シベリア》の上演機会はほとんどありません。2022年のブレゲンツ音楽祭では、この両方の作品を上演しており、歴史の一端を垣間見るようです。 《シベリア》は、19世紀前半のロシアとシベリアを舞台に、サンクトペテルブルクの社交界の最高位に上り詰めた女性が、やがて人里離れたシベリアの流刑地で死を迎えるという、社会の衰退を軸にした、悲恋の物語。ジョルダーノの音楽は、ロシア民謡を随所に取り入れ、ロシア的な音楽モチーフによるロマンティックで迫力のある音楽です。 ドラマチックなステファナを見事に演じきったのは、本作がブレゲンツ音楽祭デビューとなったカナダ人ソプラノ、アンバー・ブライド。ステファナと恋に落ちる若い士官ヴァシリには、アレクサンドル・ミハイロフ。歌唱力を要するアリアを朗々と歌いあげます。またヴァシリー・バルカトフの演出は、暗い色調の舞台装置により、冒頭からステファナの絶望的状況を表現しています。 収録情報 曲目・内容 ジョルダーノ:歌劇《シベリア》 アーティスト(演奏・出演) ヴァレンティン・ウリューピン (指揮) ウィーン交響楽団 プラハ・フィルハーモニー合唱団 (合唱指揮:ルカーシュ・ヴァシレク) アンバー・ブライド (ステファナ/ソプラノ) アレクサンドル・ミハイロフ (ヴァシリ/テノール) スコット・ヘンドリックス (グレビ/バリトン) フレデリカ・ブリレンブール (ニコナ/メゾソプラノ) オメル・コビルジャック (アレクシス王子/テノール) マヌエル・ギュンター (イワン、コサック兵/テノール) ミヒャエル・ムロセック (ミスキンスキ、傷病兵/バリトン) ウンステイン・アルナソン (ワリノフ、役人/バス) スタニスラフ・ヴォロビョフ (大尉、監視兵/バス) ルドルフ・メドニャンスキ (軍曹/テノール) レコーディング 演出:ヴァシリー・バルカトフ 装置:クリスティアン・シュミット 衣装:ニコル・フォン・グラエヴェニッツ 照明:アレクサンダー・シワエフ 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ 収録:2022年8月、祝祭劇場, ブレゲンツ (ライヴ)
50万人のニューヨークの人々を虜にした 伝説野外コンサート「パヴァロッティ・イン・セントラルパーク」が デジタル・リマスター ブルーレイで発売! ★3大テノールの看板歌手ルチアーノ・パヴァロッティ。20世紀のオペラ界を代表する存在であるばかりでなく、パヴァロッティ&フレンズと題した数々の慈善コンサートでは、幅広い人脈から大物ポピュラー歌手との共演も重ねるなど、ジャンルを超えた世界的人気を博していました。そして今回前作 『パヴァロッティ・イン・ハイド・パーク』 (KKC-9780/76-2404) に続き、1993年6月にニューヨークのセントラルパークで行われたコンサート映像が、デジタル・リマスター ブルーレイで発売されます。 ★パヴァロッティは、ロンドンのハイドパークを皮切りに大規模な野外コンサートを様々な場所で行なっています。このセントラルパークでの公演は50万人の観客が集った最大規模のもので、パヴァロッティの歌唱に熱狂する人々の全景を捉えた映像は圧巻です。6月初夏の爽やかなニューヨークの気候に、観客たちはリラックスした出で立ちでコンサートを楽しむ様子が収録されています。パヴァロッティが歌うのは、十八番の有名オペラ・アリアやイタリア民謡「オ・ソレ・ミオ」などに加え、「A列車で行こう」などのジャズナンバーを交えた多彩なプログラムで聴衆を魅了します。また、コンサートの最後を締めくくる「誰も寝てはならぬ」では、パヴァロッティの真骨頂を示す圧巻の歌唱を聴かせます。 収録情報 曲目・内容 パヴァロッティ・イン・セントラルパーク 1. ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」序曲 2. ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」〜穏やかな夜には 3. メルカダンテ:ロンド・ロッソ 4. ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」〜わが祖先の墓よ…やがてこの世に別れを告げよう 5. ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 6. チレア:歌劇「アルルの女」〜ありふれた話 7. ストレイホーン:A列車で行こう 8. デューク・エリントン:スウィングしなけりゃ意味ないね 9. 黒人霊歌:アイ・キャン・ゴー・トゥ・ゴッド・イン・プレイヤー 10. レオンカヴァルロ:マティナータ 11. マスカーニ:セレナータ 12. ビクシオ:風に託そう私の歌 13. ビゼー:「カルメン組曲」〜ファンタジア・ブリランテ 14. ディ・ラザーロ:ローマのギター 15. シベルラ:ジロメッタ 16. デンツァ:魅惑の瞳 17. ヴェルディ:歌劇「椿姫」第3幕への前奏曲 18. デ・クレシェンツォ:つばめは古巣へ 19. デ・クルティス:忘れな草 20. マスネ:歌劇「ウェルテル」〜春風よ,なぜ私をめざめさせるのか 21. プッチーニ:歌劇「トスカ」〜妙なる調和 22. プッチーニ:歌劇「トスカ星は光りぬ 23. ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ 24. プッチーニ:歌劇:「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ アーティスト(演奏・出演) ルチアーノ・パヴァロッティ (テノール) ニューヨーク・フィルハーモニック レオーネ・マジエラ (指揮) ハーレム少年合唱団 レコーディング 収録:1993年6月26日、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク、セントラルパーク (ライヴ)
チェドリンス、アルバレス、ヌッチ、スルヤン!!!! 豪華スターが集まった「ルイーザ・ミラー」! BRDは「ルイーザ・ミラー」初!! 日本語字幕付 ★アリア「穏やかな夜に」で知られるヴェルディのオペラ「ルイーザ・ミラー」は、「リゴレット」より1年ちょっと前に初演された作品。シラー原作の身分違いの愛に陰謀が絡んだ悲劇がヴェルディの楽想をかき立た傑作ですが、上演はそれほど多くはありません。ここに収録されているのは2007年10月にパルマのヴェルディ・フェスティヴァルで上演された際のライヴ映像。ここでは、タイトルロールに大プリマドンナ、フィオレンツァ・チェドリンス、ロドルフォには甘いヴェルディ・テノールを歌わせたら今筆頭格のマルセロ・アルバレス、ルイーザの父ミラーには偉大なバリトン、レオ・ヌッチ、さらにワルテル伯爵にはもう一人大ベテラン、ジョルジョ・スルヤンを配するという、びっくりするほど豪華な配役。さらにドナート・レンゼッティの様式感を大事にした指揮も素晴らしければ、デニス・クリーフ伝統的な舞台作りに今風の美感を巧妙に取り入れた演出も見事、そしておまけに最新の鮮明映像(Blu-ray Discでは初の「ルイーザ・ミラー」)と、「ルイーザ・ミラー」の決定盤と言うに足りる出来栄えです。日本語字幕も付いているので、今まで「ルイーザ・ミラー」を見る機会がなかった人に特にお勧めです。 収録情報 曲目・内容 ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」 +ボーナス 「ルイーザ・ミラー」について アーティスト(演奏・出演) ドナート・レンゼッティ(指揮) パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団 フィオレンツァ・チェドリンス(S ルイーザ) マルセロ・アルバレス(T ロドルフォ) レオ・ヌッチ(Br ミラー) ジョルジョ・スルヤン(Bs ワルテル伯爵) フランチェスカ・フランチ(Ms フェデリーカ) ラファル・シヴェク(Bs ヴルム) カテリーナ・ニコリック(Ms ラウラ) アンジェロ・ヴィッラーリ(T 農夫) レコーディング デニス・クリーフ(演出,舞台,衣装,照明) 収録:2007年10月20、22日、パルマ
★アリア「穏やかな夜に」で知られるヴェルディのオペラ「ルイーザ・ミラー」は、「リゴレット」より1年ちょっと前に初演された作品。シラー原作の身分違いの愛に陰謀が絡んだ悲劇がヴェルディの楽想をかき立た傑作ですが、上演はそれほど多くはありません。ここに収録されているのは2007年10月にパルマのヴェルディ・フェスティヴァルで上演された際のライヴ映像。ここでは、タイトルロールに大プリマドンナ、フィオレンツァ・チェドリンス、ロドルフォには甘いヴェルディ・テノールを歌わせたら今筆頭格のマルセロ・アルバレス、ルイーザの父ミラーには偉大なバリトン、レオ・ヌッチ、さらにワルテル伯爵にはもう一人大ベテラン、ジョルジョ・スルヤンを配するという、びっくりするほど豪華な配役。さらにドナート・レンゼッティの様式感を大事にした指揮も素晴らしければ、デニス・クリーフ伝統的な舞台作りに今風の美感を巧妙に取り入れた演出も見事、そしておまけに最新の鮮明映像と、「ルイーザ・ミラー」の決定盤と言うに足りる出来栄えです。日本語字幕も付いているので、今まで「ルイーザ・ミラー」を見る機会がなかった人に特にお勧めです。 収録情報 曲目・内容 ボーナス:「ルイーザ・ミラー」について アーティスト(演奏・出演) フィオレンツァ・チェドリンス(S ルイーザ)マルセロ・アルバレス(T ロドルフォ)レオ・ヌッチ(Br ミラー)ジョルジョ・スルヤン(Bs ワルテル伯爵)フランチェスカ・フランチ(Ms フェデリーカ)ラファル・シヴェク(Bs ヴルム)カテリーナ・ニコリック(Ms ラウラ)アンジェロ・ヴィッラーリ(T 農夫)ドナート・レンゼッティ(指揮)パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団デニス・クリーフ(演出,舞台,衣装,照明) レコーディング 収録:2007年10月20、22日、パルマ
ノイマイヤーとアウエルバッハが贈る 21世紀版「エフゲニー・オネーギン」 ★ジョン・ノイマイヤーとハンブルク・バレエ団による、レーラ・アウエルバッハのバレエ第2弾が登場。今回はアウエルバッハの偉大な先達プーシキンの「タチヤナ」。 ★原作はチャイコフスキーのオペラで知られる「エフゲニー・オネーギン」。このバレエではオネーギンでなく、ヒロインのタチヤナの視点から描いています。ドストエフスキーなども、この小説の真の主人公はオネーギンではなくタチヤナだと述べていますが、ノイマイヤーとアウエルバッハも同意見でした。 ★「エフゲニー・オネーギン」のバレエはノイマイヤーの師ジョン・クランコが1965年に制作したものが知られていますが、その影響を全く受けず、むしろアンドレア・ブレートが演出したチャイコフスキーのオペラでの1980年代風解釈を参考にしたとのこと。 ★タチヤナはロシアの片田舎に住む多感な少女。ノイマイヤーは、この話で起こるすべての出来事が彼女の妄想に端を発するとしています。そのためチャイコフスキーもクランコも扱わなかったタチヤナの夢の場を中心に据え、熊をフロイト心理学の象徴のように登場させ、意外な結末となります。音楽の雄弁さも特筆で、原作はロシア人アウエルバッハにとって諳んじているうえ、自身の文才と妄想力で21世紀のプーシキンを再創造しています。 ★予想外なのがレヴァゾフ演じるオネーギン。ノイマイヤーはロシア・アヴァンギャルドの有名な画家ロトチェンコをモデルにしたとのことで、19世紀ロシアの虚無的な貴族の若者がスキンヘッド、裸にジャケットをはおったパンク風ファッションで登場します。 ★ボーナス映像は、ノイマイヤー、ブシェ、レヴァゾフが作品観や意図について語る興味深いもの。日本語字幕付きです。 収録情報 曲目・内容 レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「タチヤナ」 (全曲) [+ボーナス映像 : ドキュメンタリー「プーシキンへ帰れ」] アーティスト(演奏・出演) サイモン・ヒューウェット (指揮) ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 エレーヌ・ブシェ (タチヤナ) エドヴィン・レヴァゾフ (オネーギン) レスリー・ヘイルマン (オリガ) アレクサンドル・トゥルシュ (レンスキー) カーステン・ユング (N公爵) ハンブルク・バレエ団 レコーディング 原作 : アレクサンドル・プーシキン 振付、舞台美術、衣裳、照明 : ジョン・ノイマイヤー 収録 : 2014年/ハンブルク国立歌劇場 (ライヴ) 監督 : E.モーリッツ
ノイマイヤーとアウエルバッハが贈る 21世紀版「エフゲニー・オネーギン」 ★ジョン・ノイマイヤーとハンブルク・バレエ団による、レーラ・アウエルバッハのバレエ第2弾が登場。今回はアウエルバッハの偉大な先達プーシキンの「タチヤナ」。 ★原作はチャイコフスキーのオペラで知られる「エフゲニー・オネーギン」。このバレエではオネーギンでなく、ヒロインのタチヤナの視点から描いています。ドストエフスキーなども、この小説の真の主人公はオネーギンではなくタチヤナだと述べていますが、ノイマイヤーとアウエルバッハも同意見でした。 ★「エフゲニー・オネーギン」のバレエはノイマイヤーの師ジョン・クランコが1965年に制作したものが知られていますが、その影響を全く受けず、むしろアンドレア・ブレートが演出したチャイコフスキーのオペラでの1980年代風解釈を参考にしたとのこと。 ★タチヤナはロシアの片田舎に住む多感な少女。ノイマイヤーは、この話で起こるすべての出来事が彼女の妄想に端を発するとしています。そのためチャイコフスキーもクランコも扱わなかったタチヤナの夢の場を中心に据え、熊をフロイト心理学の象徴のように登場させ、意外な結末となります。音楽の雄弁さも特筆で、原作はロシア人アウエルバッハにとって諳んじているうえ、自身の文才と妄想力で21世紀のプーシキンを再創造しています。 ★予想外なのがレヴァゾフ演じるオネーギン。ノイマイヤーはロシア・アヴァンギャルドの有名な画家ロトチェンコをモデルにしたとのことで、19世紀ロシアの虚無的な貴族の若者がスキンヘッド、裸にジャケットをはおったパンク風ファッションで登場します。 ★ボーナス映像は、ノイマイヤー、ブシェ、レヴァゾフが作品観や意図について語る興味深いもの。日本語字幕付きです。 収録情報 曲目・内容 レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「タチヤナ」 (全曲) [+ボーナス映像 : ドキュメンタリー「プーシキンへ帰れ」] アーティスト(演奏・出演) サイモン・ヒューウェット (指揮) ハンブルク国立フィル エレーヌ・ブシェ (タチヤナ) エドヴィン・レヴァゾフ (オネーギン) レスリー・ヘイルマン (オリガ) アレクサンドル・トゥルシュ (レンスキー) カーステン・ユング (N公爵) ハンブルク・バレエ団 レコーディング 原作 : アレクサンドル・プーシキン 振付、舞台美術、衣裳、照明 : ジョン・ノイマイヤー 収録 : 2014年/ハンブルク国立歌劇場 (ライヴ) 監督 : E.モーリッツ
2021年2月ベルリン国立歌劇場上演 ラトル指揮によるヤナーチェクの傑作《イェヌーファ》 愛と絶望に振り回されるイェヌーファを カミラ・ニールンドが見事に演じる! ★故郷モラヴィア地方を舞台にしたヤナーチェク三作目のオペラ《イェヌーファ》。モラヴィアの閉鎖的な寒村で繰り広げられる普遍的な人間関係を描いた内容で、ガブリエラ・プライソヴァーの戯曲「彼女の養女」がもとになっています。オペラでは原作の散文風の会話をそのまま用い、美しいメロディーに満ちた、チェコ・モラヴィア地方の民族色豊かな作風です。 ★あらすじは、村一番の美人イェヌーファは、従兄弟のシュテヴァの子を未婚のまま妊娠し秘密裏に出産します。一方、シュテヴァの異父兄ラツァはイェヌーファを愛しています。イェヌーファの継母コステルニチカは、シュテヴァにイェヌーファと結婚するよう懇願しますが拒否され、今度はラツァと結婚させるために、赤ん坊を殺してしまいます。コステルニチカはイェヌーファには病死したと嘘をつきますが、イェヌーファとラツァの結婚式の日、赤ん坊の死体が見つかります。すべての真実が明かされ、イェヌーファとラツァは苦難を乗り越え、互いを愛し共に生きていくこと誓います。愛、絶望、嫉妬、など現代にも通じる人間の様々な感情をリアルに描き出した内容です。 ★本上演は、2021年2月にイタリア出身のダミアーノ・ミキエレットによる演出、サイモン・ラトル指揮でベルリン国立歌劇場で上演されたもの。コロナ禍で行われた本上演はライブ・ストリーミング配信もされました。イェヌーファ役にはカミラ・ニールンド。村娘の純粋さと困難を乗り越えていく力強さを感じる歌声です。そしてコステルニチカにはエヴェリン・ヘルリツィウス。バイロイトの常連歌手らしく迫力のある歌唱を聞かせてくれます。そしてイェヌーファを妊娠させ逃げる男シュテヴァにラディスワフ・エルグル。イェヌーファへの愛を最後まで貫くラツァにはオーストラリア出身のスチュアート・スケルトン。と主要キャスト4人の力量が発揮された聴きごたえのある歌唱を披露しています。またヤナーチェクの作品を積極的に演奏してきたラトルならではの色彩的で情緒豊かな音楽を描き出しています。 収録情報 曲目・内容 ヤナーチェク:歌劇《イェヌーファ》 アーティスト(演奏・出演) サー・サイモン・ラトル (指揮) ベルリン国立歌劇場管弦楽団 ベルリン国立歌劇場合唱団 (合唱指揮:マルティン・ライト) ハンナ・シュヴァルツ (アルト / ブリヤ家のおばあさん) スチュアート・スケルトン’ (テノール / ラツァ・クレメニュ) ラディスワフ・エルグル (テノール / シュテヴァ・ブリヤ) エヴェリン・ヘルリツィウス (メゾソプラノ / コステルニチカ) カミラ・ニールンド (ソプラノ / イェヌーファ) レコーディング 演出:ダミアーノ・ミキエレット 舞台:パオロ・ファンティン 衣装:カーラ・テティ (共同:ジュリア・ジャンニーノ/カルスタ・ケーラー) 照明:アレッサンドロ・カルレッティ 振付:トーマス・ヴィルヘルム ドラマティック・アドヴァイザー:ベンヤミン・ヴェンティヒ 映像監督:ベアトリクス・コンラート 日本語字幕:西久美子 収録:2021年2月、ベルリン国立歌劇場、ベルリン (ライヴ)
アスミク・グリゴリアンが歌う 水の精ルサルカの悲恋の物語 2020年11月テアトロ・レアルにて上演 クリストフ・ロイ演出による《ルサルカ》 ★スラヴ民話に登場する水の精を題材としたドヴォルザーク作曲のメルヘン・オペラ《ルサルカ》。人間の王子に恋をした水の精ルサルカの悲しい物語。《ルサルカ》の音楽は、森の精たちの合唱や、王子の登場シーンで響きたわる壮大な金管など、ワーグナーのオペラの影響を感じさせつつ、ドヴォルザークらしい美しい旋律を堪能できます。特に第1幕で、王子を好きになった水の精ルサルカが、人間になりたい気持ちを歌う「月に寄せる歌」は、屈指の名アリアとして世界中のソプラノ歌手が単独でも取り上げている曲です。 本作は、2020年11月にスペインのテアトロ・レアルで上演された際の映像。驚くべきことに、テアトロ・レアルでの上演は、1966年の再オープン以降初めてということ。本上演はドイツの鬼才クリストフ・ロイによる新演出。ルサルカを歌うのは、圧倒的な歌唱と存在感を放つリトアニア出身のソプラノ、アスミク・グリゴリアン。王子への愛のために人間になったものの、王子の裏切りによって絶望の淵に立たされる水の精を完璧に演じています。クリストフ・ロイは、この物語を一人の若い女性の人生の軌跡として描いています。そしてテアトロ・レアルの音楽監督を務めるアイヴァー・ボルトンによる、ロマンティックなリリシズムと圧倒的なドラマで、質の高い上演となっています。 収録情報 曲目・内容 ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》 アーティスト(演奏・出演) アスミク・グリゴリアン(ルサルカ)エリック・カトラー(王子)カリタ・マッティラ(外国の公女)マキシム クズミン=カラワエフ(水の精)カタリーナ・ダライマン(魔法使い)テアトロ・レアル合唱団(合唱指揮: アンドレス・マスペロ )アイヴァー・ボルトン(指揮)テアトロ・レアル管弦楽団演出:クリストフ・ロイ レコーディング 収録:2020年11月、テアトロ・レアル、マドリード(ライヴ)
プロコフィエフ狂気のエロ世界が 精神科病棟を舞台に炸裂! ★「炎の天使」はプロコフィエフが完成させたオペラ第3作で、1919年から1927年にかけて作曲されました。交響曲第2番、ピアノ協奏曲第3番などと同時期の初期の過激な作風によります。彼の生前に全曲が上演されることはなく、交響曲第3番に素材を流用しました。 ★16世紀ドイツ、ライン地方を舞台に、レナータという不思議系主人公が、幼時から仲良くしていた妄想上の「炎の天使」に肉欲的な恋心を抱き、悪夢にうなされるようになります。彼女を慕う騎士ルプレヒトはなんとか救おうと努力するものの無駄で、修道院に入れられます。彼女が来たことで雰囲気が悪くなり、宗教裁判にかけられ悪魔祓いが行われますが、本物の悪魔を呼ぶこととなり、レナータは火刑を言い渡されます。 ★演出のアンドレア・ブレートは、超現実的な話を現実的な統合失調ととらえ、舞台を修道院から現代の精神科病棟に移しています。雰囲気は陰気ですが、音楽はプロコフィエフ節炸裂。不協和音、異常なリズム、耳を聾する音響などアヴァンギャルド芸術を示しています。 ★1976年生まれのリトアニアのソプラノ、アウシュリネ・ストゥンディーテの狂気に満ちた演技、彼女をささえるボー・スコウフスも囚人風でオペラの概念が変わります。 収録情報 曲目・内容 プロコフィエフ:歌劇「炎の天使」 (全5幕) アーティスト(演奏・出演) コンスタンティン・トリンクス (指揮) ウィーン放送交響楽団 アルノルト・シェーンベルク合唱団 レナータ:アウシュリネ・ストゥンディーテ (ソプラノ) ルプレヒト:ボー・スコウフス (バリトン) 宿屋の女将&修道院長:ナターシャ・ペトリンスキー (メゾソプラノ) 異端審問官:アレクセイ・チホミロフ (バス) 女占い師:エレーナ・ザレンバ (メゾソプラノ) ネッテスゲイムのアグリッパ&メフィストフェレス:ニコライ・シューコフ (テノール) ファウスト&マティアス:マルクス・ブッター (バス) ヤコブ・グロック&医者:アンドルー・オーウェンス (テノール) 居酒屋の主人&使用人:クリスティアン・ヨハンネソン (バリトン) レコーディング 演出:アンドレア・ブレート 舞台美術:マルティン・ツェートグルーバー 衣装:カルラ・テティ 照明:アレクサンダー・コッペルマン 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ ロシア語上演 録音:2021年3月/アン・デア・ウィーン劇場 (ライヴ)
ベチャワも好演! ポーランド・オペラの最高傑作モニューシコの「ハルカ」、 日本語字幕付最新映像! ★モニューシコの「ハルカ」はポーランド最初の国民オペラのみならず、ポーランドのオペラを代表する作品。2019年12月に行われた当公演はアン・デア・ウィー ン劇場とワルシャワのテアトル・ヴィエルキの共同制作で、ベチャワ、コニエチュニをはじめとする主要キャストや演出、指揮をはじめポーランド人スタッフが数多 くかかわっている点も注目です。 ★ほぼ同世代のショパンがピアノで行ったように、モニューシコはオペラでポーランド人の愛国心を目覚めさせ鼓舞させました。1847年作の「ハルカ」は若領主ヤ ヌシュに弄ばれ捨てられる小作人の娘ハルカを題材としていますが、前年の「クラクフの蜂起」失敗への義憤をヴォジミエシュ・ヴォルスキが比喩を用いて戯曲に し、モニューシコがオペラ化しました。 ★原作は18世紀半ばのポーランド南部タトラ山を舞台にしていますが、演出のマリウシュ・トレリンスキは20世紀後半のホテルに話を置き換え、農民の娘ハルカ もメイドに、彼女を愛し見守るヨンテクも山男ではなくボーイとなっています。原作の領主貴族と小作人の関係が20世紀後半にも支配者と労働者で変わりなく続 き、支配者の横暴に泣くか弱き存在とその同情と義憤から反旗を翻す民(従業員)として辛辣に批判しています。 ★主役ハルカを演じるのはアメリカのソプラノ、コリーン・ウィンターズ。若領主ヤヌシュに裏切られ狂乱する様を迫真の演技で熱演。美しいアリアの数々も聴き惚 れます。彼女を愛するヨンテクをベチャワが演じているのも豪華。母国語であるのとポーランド人にとって別格のオペラだけに美声と表現力で聴かせます。女たら しの主人は「東京・春音楽祭」でもおなじみのコニエチュニ。「灰とダイヤモンド」のチブルスキを彷彿させるサングラスと髪型なのも、演出のトレリンスキの隠れ た意図を感じさせます。 ★オリジナル・ポーランド語上演ですが初の日本語字幕付きなのも嬉しい限り。ポーランド人が愛してやまない名オペラの全貌に初めて触れることができます。 収録情報 曲目・内容 モニューシコ:歌劇「ハルカ」(全4幕) アーティスト(演奏・出演) ウカシュ・ボローヴィチ(指揮) ウィーン放送交響楽団 アルノルト・シェーンベルク合唱団 ハルカ:コリーン・ウィンターズ(ソプラノ) ヨンテク:ピョートル・ベチャワ(テノール) ヤヌシュ:トマシュ・コニエチュニ(バス・バリトン) ストルニク:アレクセイ・チホミロフ(バス) ゾフィア:ナタリア・カヴァウェク(メゾソプラノ) ジェムバ:ウカシュ・ヤコプスキ(バス) レコーディング 演出:マリウシュ・トレリンスキ 舞台美術:ボリス・クドリチカ 衣装:ドロテー・ロケプロ 照明:マルク・ハインツ 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ 録音:2019年 12月15、17日/アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ) アン・デア・ウィーン劇場とポーランド国立テアトル・ヴィエルキ共同制作
狩猟青年マックスが悩める作曲家に! クリスティアン・レートの革新的演出で上演された ウェーバーの傑作《魔弾の射手》 アンドレアス・シャーガー&カミッラ・ニールンドの 見事な歌唱にも注目! ★2018年ウィーン国立歌劇場でクリスティアン・レート演出、トマーシュ・ネトピル指揮、カミッラ・ニールンド、アンドレアス・シャーガーらによって上演されたウェーバーの傑作オペラ《魔弾の射手》。30年戦争終結直後のボヘミア地方の森を舞台にしたストーリーを、ウェーバーのシンプルながら、効果的な音楽によって「ドイツ国民オペラ」と呼ばれるほど、人々の心をつかみました。この作品はまさにロマン主義的に、現実世界と非現実世界、意識と無意識、あるいはウェーバーの言葉を借りれば「狩人の生活」と「悪魔の力による支配」の対比を中心に展開。最初の部分では、親しみやすい旋律や明るい響きが特徴的ですが、次第に「音楽の悪魔」と呼ばれる三全音を含めたディミニッシュの和音や、薄暗く青白い音色が、狼谷の奥深くへと聴き手をいざなっていきます。この対比はすでに序曲にも使っており、フィナーレに突入する際の爆発的なハ長調の和音が、この歌劇全体を端的に表現しています。モーツァルトの《魔笛》やベートーヴェンの《フィデリオ》を出発点として、ウェーバーはドイツ語によるジングシュピールをあらたな段階へと導いたといえるでしょう。 ★本上演では、クリスティアン・レートはウェーバーの素晴らしい音楽をより楽しむための知的かつ革新的な演出を行っています。そのためには、射撃大会で男らしさを証明しなければならないブルジョアな狩猟青年を描くだけでな不十分だと考え、ウェーバー自身も苦しんだ創造者としてのスランプ「クリエイティブ・ブロック」に苦しむ作曲家としてマックスを描いています。さらに世界の一流歌劇場を席巻しているヘルデンテノールのアンドレアス・シャーガーがマックスを、フィンランド出身のリリック−ドラマティック・ソプラノのカミッラ・ニールンドが心に響く見事なアガーテを歌うという贅沢な共演を聴くことができます。カミッラ・ニールンドは一年後2019年にウィーン国立歌劇場より宮廷歌手の称号が贈られました。 収録情報 曲目・内容 ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》 アーティスト(演奏・出演) トマーシュ・ネトピル(指揮) ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 カミッラ・ニールンド(アガーテ/ソプラノ) ダニエラ・ファリー(エンヒェン/ソプラノ) アラン・ヘルド(オットカール侯爵/バリトン) アンドレアス・シャーガー(マックス/テノール) アルベルト・ドーメン(隠者/バス) ハンス・ペーター・カンマラー(ザミエル) レコーディング 演出:クリスティアン・レート 舞台&衣装:ゲーリー・マッキャン 照明:トーマス・ハセ 映像:ニーナ・デュン 振付:ヴェスナ・オルリック 映像監督:アグネス・メータ 収録:2018年6月、ウィーン国立歌劇場、ライヴ
1990年ローマ、カラカラ浴場で行われた「三大テノール」による伝説コンサートが 彼らのオペラ人生にまつわるドキュメンタリー映像も収録! ★今から31年前、全世界16億人が観戦したサッカーW杯イタリア大会。サッカー界最大の英雄マラドーナ率いるアルゼンチン代表と「皇帝」の異名をもつベッケンバウアーが代表監督を務めた西ドイツ代表(東西ドイツが統一される直前)が決勝で戦いました。★W杯の歴史に残る名勝負の前日、決勝戦の前夜祭としてこれまたかつてないコンサートがローマのカラカラ浴場で行われました。人気と実力を兼ね備えた当代きっての3人の名テノール歌手、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティの「三大テノール」、そしてズービン・メータ指揮によるコンサートは夢の饗宴として、大きな話題となりました。サッカー・ファンであっても、1990年W杯の一番の思い出を聞かれたら<誰も寝てはならぬ>と答えるほど、聴衆に熱気を与えた伝説のコンサートは、その後も、W杯毎に「三大テノール」のコンサートは開かれ、3人による世界ツアーも行うなど、オペラの魅力を広めることに大きく貢献しました。★その「三大テノール」の最初のコンサートの記録である本映像は、伝説のコンサートとして世界中で愛されていますが、この度デジタル・リマスター版として初ブルーレイ化されました。歴史的なコンサート映像が鮮やかに甦りました。さらに『From Caracalla to the World』(三大テノール カラカラ浴場から 世界へ)と題された88分にわたるドキュメンタリーも収録。(2021年日本公開の映画「甦る三大テノール 永遠の歌声」)ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ズービン・メータ、パヴァロッティ未亡人のニコレッタ・マントヴァーニ、ラロ・シフリン、ブライアン・ラージ、マリオ・ドラディ、ポール・ポッツ、サー・ブリン・ターフェル、ノーマン・レブレヒト、などの最新インタビューが収録され、1990年ローマでのコンサートの裏側、その4年後のロサンゼルス大会の様子、カレーラスの白血病との闘い、3人のライバル関係、壮大な商業イベントにまつわる金銭的な問題、など3人のオペラ・スターの人生が詰まった見ごたえのある内容です。 収録情報 曲目・内容 コンサート『3大テノール/世紀の競演〜ローマ1990』1. チレア:ありふれた話(フィデリコの嘆き)(歌劇『アルルの女』より)[カレーラス]2. マイアベーア:おおパラダイス(歌劇『アフリカの女』より)[ドミンゴ]3. プッチーニ:妙なる調和(歌劇『トスカ』より)[パヴァロッティ]4. レハール:君はわが心のすべて(喜歌劇『ほほえみの国』より)[ドミンゴ]5. デ・クレシェンツォ:つばめは古巣へ[パヴァロッティ]6. カルディッロ:カタリ、カタリ(つれない心)[カレーラス]7. ヴェルディ:歌劇『シチリアの晩鐘』より序曲8. デ・クルティス:帰れ、ソレントへ[パヴァロッティ]9. ララ:グラナダ[カレーラス]10. ソロサーバル:そんなことはあり得ない(サルスエラ『港の酒場女』より)[ドミンゴ]11. ジョルダーノ:ある日青空を眺めて(歌劇『アンドレア・シェニエ』より)[カレーラス]12. プッチーニ:星は光りぬ(歌劇『トスカ』より)[ドミンゴ]13. プッチーニ:誰も寝てはならぬ(歌劇『トゥーランドット』より)[パヴァロッティ]14. メドレー[カレーラス/ドミンゴ/パヴァロッティ] マリア〜トゥナイト〜太陽の土地〜シェリト・リンド〜メモリー〜〜キャッツ〜黒い瞳〜カミニート〜バラ色の人生〜マティナータ〜ウィーンわが夢の街〜アマポーラ〜オ・ソレ・ミオ15. ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ[カレーラス/ドミンゴ/パヴァロッティ](アンコール)16. プッチーニ:誰も寝てならぬ(歌劇『トゥーランドット』より)[カレーラス/ドミンゴ/パヴァロッティ](アンコール)ドキュメンタリー『From Caracalla to the World』(三大テノール カラカラ浴場から 世界へ) アーティスト(演奏・出演) ホセ・カレーラス(テノール)プラシド・ドミンゴ(テノール)ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)ズービン・メータ(指揮)ローマ国立歌劇場管弦楽団フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 レコーディング 収録:1990年7月7日、ローマ、カラカラ浴場(ライヴ)
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コリリアーノ待望の新作委嘱オペラ登場!! 『バッコスの信女』を翻案し『ドラキュラ』の要素を取り入れた恍惚と破滅の物語。 ギル・ローズ率いるボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト委嘱による コリリアーノの歌劇『叫びの主』の世界初録音! ★SACDハイブリッド盤。ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクトとギル・ローズが委嘱した、ジョン・コリリアーノ作曲、マーク・アダモk脚本の歌劇『叫びの主』が世界初録音で登場します! ★古代アテナイの悲劇詩人エウリピデスの『バッコスの信女』を翻案し、小説家ブラム・ストーカーの怪奇小説の古典『ドラキュラ』の登場人物で物語るこの作品は、性的欲望の力と、自身でコントロールできない欲望を他人のせいにして攻撃しようとする、「人間の欲求」を表現した全2幕のオペラです。 ★数々の賞を受賞している現代アメリカの代表する作曲家コリリアーノがオペラを発表するのは、1992年にメトロポリタン歌劇場で上演され世界的なセンセーションを巻き起こした『ヴェルサイユの幽霊』 (1991年作曲) 以来。2016年にPENTATONEレーベルからリリースされた『ヴェルサイユの幽霊』 (PTC-5186538) は、グラミー賞2部門を受賞しています。一方、作曲家、作詞家マーク・アダモは、歌劇『若草物語』 (1998年作曲) を含む過去4作の歌劇が全世界で何百回も上演されています。 ★豪華歌手陣にも注目!カウンターテナーのアンソニー・ロス・コスタンツォは、かつて市川海老蔵主演の『源氏物語』にも出演している世界的歌手です。最高のキャストで録音したコリリアーノ渾身のオペラ。間違いなく話題となる新作の登場です! ★PENTATONEレーベルが誇る技術チームによる録音で、DSDレコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。 ※日本語帯はつきません。 収録情報 曲目・内容 ジョン・コリリアーノ (1938-) :歌劇『叫びの主』 (全2幕) (脚本:マーク・アダモ) ディオニュソス:アンソニー・ロス・コスタンツォ (カウンターテナー) 特派員:ウィリアム・ファーガソン (テノール) アガウエー:リア・ブルジスキ (ソプラノ) アウトノエ:レイチェル・ブラウシュタイン (ソプラノ) イーノー:フェリシア・ガヴィラネス (メゾ・ソプラノ) ジョナサン・ハーカー:ディヴィッド・ポルティーロ (テノール) エイブラハム・ヴァン・ヘルシング:マット・ベーラ? (バス) ジョン・セワード博士:ジャレット・オット (バリトン) ルーシー (ウェステンラ) ・ハーカー:キャスリン・ヘンリー (ソプラノ) キャプテン:マシュー・ディバッティスタ (テノール) アーティスト(演奏・出演) ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト ギル・ローズ (指揮) レコーディング 録音:2022年11月/メカニクス・ホール、ウースター (マサチューセッツ州) プロデューサー:ギル・ローズ レコーディング&ポストプロダクション・エンジニア:ジョエル・ゴードン
「私を泣かせてください」、「オンブラ・マイ・フ」も収録!! BISレーベルが注目するカウンターテナー、 ニコロ・バルドゥッチ第2弾は ヘンデル、ヴィヴァルディなどのオペラ・アリア集 ★SACDハイブリッド盤。ナポリのカンタータとアリアを集めた『カストラポリス』 (BIS SA-2585) のソリストに起用されたニコロ・バルドゥッチ (1999-) のアルバム第2作。カストラート歌手ファリネッリの兄、リッカルド・ブロスキの歌劇《アルタセルセ》のアリア、エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニのロンドンで上演された歌劇《トラキアの王デモフォンテ》からティマンテの2曲のアリア、ヘンデルの歌劇《セルセ》の「オンブラ・マイ・フ」の名で親しまれているアリア、失われた歌劇《ティエテベルガ》のためにヴィヴァルディが書いたロターリオのアリア「私の胸の中に」などに序曲とシンフォニアを加えたプログラムを歌っています。「楽しそうにのびのびと歌う」 (「Opera Wire」) 。前作を企画したダン・ラウリンの指揮。「バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー」は、2008年ごろに設立された約20人の古楽器アンサンブルです。 収録情報 曲目・内容 『愛の痛み』〜カウンターテナーによるオペラ・アリア集 1. リッカルド・ブロスキ (c.1698-1756) :アルバーチェのアリア「私は波間に揺れる船のようだ」 (歌劇《アルタセルセ》第3幕第1場) エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ (1708-1775) : 2. ティマンテのアリア「哀れな子」 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第3幕第5場) 3. ティマンテのアリア「嵐が弱まることを」 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第1幕第4場) ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759) : 4. 歌劇《ジュリオ・チェザーレ》HWV 17 序曲 5. アルミレーナのアリア「私を泣かせてください」 (歌劇《リナルド》 HWV 7 第2幕第4場) 6. セルセのアリア「オンブラ・マイ・フ) 」 (歌劇《セルセ》 HWV 40 (第1幕第1場) 7. セルセのアリア「恐るべき冥府の復讐の女神よ」 (歌劇《セルセ》 HWV 40 第3幕第9場) アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) : 8. ファルナーチェのアリア「凍りついたようにあらゆる血管を」 (歌劇《ファルナーチェ》 RV 711 第2幕第6場) 9. オルランドのアリア「真っ暗な深淵の世界に」 (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第5場) 10. ルッジェーロのアリア「あなただけに、僕の愛しい人) 」 (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第12場) 11. シンフォニア (歌劇《狂えるファルナーチェ》 RV 728 第1幕) 12. ロターリオのアリア「私の胸の中に」 (歌劇《ティエテベルガ》 RV 737 第2幕第13場) アーティスト(演奏・出演) ニコロ・バルドゥッチ (カウンターテナー) バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー ダン・ラウリン (リコーダー、指揮) ソル・ドヒョ (テオルボ、バロックギター) アンナ・パラディソ (チェンバロ) レコーディング 録音:2022年3月7-11日/ヨンセレード教会、パーティレ (スウェーデン) 制作:ファビアン・フランク 録音エンジニア:エリーザベト・ケンパー
ワルターの全レコードを上廻る絶品であり、 これを聴かずしてワルターを語ることは不可能 (宇野功芳) ワルターの、《魔笛》の、最高の名演、 極上音質でUHQCD化 ★ワルターはその芸術活動の大半をオペラ公演に捧げた人でした。1951年に公の形でメトロポリタン・オペラに別れを告げたものの、56年、「モーツァルト200年祭に《魔笛》公演の指揮を」というビング支配人の熱心な誘いに、「《魔笛》はモーツァルトの遺言」と捉えていたワルターは快諾、念頭にあった「自らの芸術活動の遺言を残すこと」を考え合わせ、この歴史的公演のステージに復帰したのです。本公演は全米にこの名作の理解を深めてもらうため英語歌唱で行われました。台詞も英語になることから、ワルターとビングが配役・歌手の選考を行い、最終的にはほぼ全員がアメリカ人のキャストに。メットの新旧スター歌手が勢揃いしております。 ★歌手の単なる伴奏程度に終わっている指揮が多い中で、ワルターは違います。この歴史的名演の真価を日本で初めて伝え広めたのは宇野功芳氏でした。 (前略) ワルターは「魔笛」をモーツァルトの遺言と考えており、しかも56年3月3日といえばニューヨーク・フィルによる「ジュピター」 (3月5日) や「レクイエム」 (3月10日) のレコーディングの直前、彼の芸術の頂点を示した時期である上に、実演録音でもある。事実、これはワルターの全レコードを上廻る絶品であり、これを聴かずしてワルターを語ることは不可能とさえ言えるだろう。 (中略) 「序曲」からして、彼のステレオ盤、モノーラル盤とは別人のごときえぐり方である。生々しい響きとダイナリズム、激しい気迫、それはむしろ1928年のSP盤に近いが、同じようにアッチェレランドをかけ、若いころのワルターにしばしば見られるところの、せかせかした、あせるようなリズム (それはこの「魔笛」全曲のいたるところに聴かれる) を刻んでも、それがマイナスとなるよりはプラスに作用し、音楽に血肉をあたえる結果となっているのだ。 (中略) ワルターの「魔笛」ほどオーケストラがものを言っている演奏は他にあるまい。弦も木管も、あらゆる声部が歌いぬく。モーツァルトが散りばめたすべての旋律が人間の声のように歌い尽くされる。それに立体的で豊麗なハーモニーがつけられ、一方においては威厳に満ちた、激しいダイナリズムが対比される。フレーズも余韻に充ちて消えるかと思えば、スタッカートできっぱりと切られる。このように柔と剛、女性的なものと男性的なものが、少しも反発し合うことなく、見事に溶け合って、ワルターの表現をいよいよ多彩なものにしているのである。 (中略) ワルターのもう一つの特徴は、劇音楽に対する彼の才能の現われである。ドラマの持つ感情や意味を音楽化する力において、ぼくは少なくとも「魔笛」に関するかぎり彼以上の人を知らない。たとえばパパゲーノの「恋人か女房か」のアリアで重要な働きをするグロッケンシュピールが初めはごくかすかに、遠くから聞こえてくる。それが二番、三番と歌われるにつれて、しだいに強く、音色も明るく、まるでオペラ・ハウスの天上といわず客席の後方といわず、いたるところに配置されたグロッケンシュピールがいっせいになり出すかのごとき幻想にかられる。 (中略) さらに「二人の武士」のユニゾンを彩る、あのバッハ的な音のからみを、ワルターは何と厳しいアクセントで悲劇的に演奏していることだろうか。パパゲーノが笛を吹きながら歌う「首つりのアリア」がなんと速いテンポで、彼のせっぱつまった気持を伝えることだろうか。 (中略) 実際、「二人の武士」から「タミーノとパミーナの試練」、「首つりのアリア」「パ・パ・パの二重唱」を経て「終曲」にいたる部分は、「魔笛」全曲でも最も感動的な音楽の連続であるが、ワルターの表現もここを全曲の山として、身動きが出来ないほどの緊張力で一貫させる。「パ・パ・パの二重唱」のアッチェレランド、二人の恋人同志の愛の讃歌は、きわめて精神的に高いものとなって、聴く者をいや応なく、音楽の興奮の渦の中に押し流してしまう。そしてザラストロの登場、壮麗な合唱がアンダンテで歌われ、次いでアレグロに変る部分のオーケストラの前奏を聴けば、ワルターの絶好調を知るであろう。 (中略) 歌手はタミーノ、パミーナ、夜の女王の3人がかなり良いが、特筆すべき程ではなく、しかも英語で歌われている。だが目立って聴き劣りのする人もなく、全体にバランスがとれていることと、一人一人にワルターの指示が行き届いて、全員が同じように感情を豊かにこめて歌っているのが良い。英語も聞き進むに従って気にならなくなる。コーラスもオーケストラもむしろ平凡だが、すべてが完全にワルターの手足となり、まとまったチームとなって充実した演奏をくりひろげる。かえってスターが居ないだけに、ワルターの「魔笛」がいっそう純粋に味わえるのだとも言えるだろう。 『ブルーノ・ワルター〜レコードによる演奏の歩み』 (宇野功芳著 音楽之友社1972年刊) ★幕の間の休憩時間はともかく、幕中は途切れなしに収録されており、この頃の放送録音としては非常に鮮明な音質!高音域から低音域までしっかり伸びており、ノイズもきわめて少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤に勝るとも劣らない極上の音質が最新リマスターとUHQCD化によってさらにパワーアップ!ワルターの、《魔笛》の、最高の名演をご堪能ください。 ★なお本公演は英語歌唱ですが、台詞の場面も含む原語 (ドイツ語) の歌詞・対訳をトラックNoも入れてPDFファイルで弊社HP (WEBサイト) に掲載します。プリントアウトも可能です。 (ブックレットに記載するパスワードを入力してください) 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:歌劇《魔笛》全曲 (英語歌唱) /ワルター (1956) 【2UHQCD】 アーティスト(演奏・出演) メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 ブルーノ・ワルター (指揮) ルシーン・アマーラ (ソプラノ:パミーナ) ブライアン・サリヴァン (テノール:タミーノ) ロバータ・ピーターズ (ソプラノ:夜の女王) ジェローム・ハインズ (バス:ザラストロ) セオドア・アップマン (バリトン:パパゲーノ) ローレル・ハーリー (ソプラノ:パパゲーナ) ポール・フランク (テノール:モノスタトス) ジョージ・ロンドン (バス:弁者) ほか レコーディング 録音 : 1956年3月3日メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク (ライヴ) Produced by Epitagraph (原盤:エピタグラフ)
「現代最高のベルカント・テノール」のフローレスが 満を持して挑んだ「モーツァルト・オペラ・アリア集」 キュヴィリエ劇場ライヴ!! ★「現代最高のベルカント・テノール」の呼び声も高いフアン・ディエゴ・フローレスによるモーツァルトのオペラ・アリア集。1996年にペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルでセンセーショナルなデビューを飾り、史上最高のロッシーニ・テノールとして名をとどろかせてきました。2017年には満を持してモーツァルトのオペラ・アリア集を録音。本映像は、その後、ロココ様式の美しいミュンヘン・キュヴィリエ劇場で行われたライヴ映像です。18歳の時に、『魔笛』の合唱に参加してモーツァルトの作品に魅せられたというフローレス。牧歌的で美しいモーツァルトの初期のオペラ『牧人の王』から、最晩年のジングシュピールの傑作『魔笛』まで7つのオペラ作品からのアリア、そしてコンサート・アリアを収録。多彩なプログラムでモーツァルトの普遍的な芸術歌いあげます。そしてオケには、いま最も注目を集めている古楽系ヴァイオリン奏者であり指揮者としても活躍するリッカルド・ミナージ率いるラ・シンティッラ管弦楽団。チューリッヒ歌劇場を拠点とするラ・シンティッラ管弦楽団の豊富な歌劇場での演奏経験をもとに、情感豊かで躍動感に溢れた音楽作りは聴きどころ満載です。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:オペラ・アリア集 ・歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588〜アリア「いとしい人の愛にあふれた吐息は」(フェルランド)[第1幕、第17曲] ・歌劇「牧人の王」K.208〜アリア「太陽に面と向かって、雲は時折りこうしてひろがり」(アレッサンドロ)[第1幕、第4曲] ・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527〜アリア「あの人の安らぎが僕の安らぎ」(ドン・オッターヴィオ)[第1幕、第10曲a] ・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527〜アリア「わが宝をその間慰めに行って下さい」(ドン・オッターヴィオ)[第2幕、第21曲] ・歌劇「フィガロの結婚」K.492〜序曲 ・歌劇「後宮からの逃走」K.384〜アリア「私はお前の強さを頼み」(ベルモンテ)[第3幕、第17曲] ・コンサート・アリア「あわれ!夢かうつつか?〜あたりに吹きかうそよ風よ」K.431(425a) ・歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621〜序曲 ・歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621〜アリア「皇帝の主権にとって、親しい神々よ」(ティート)[第2幕、第20曲] ・歌劇「イドメネオ」K.366〜序曲 ・歌劇「魔笛」K.620〜アリア「この肖像は魔法のように美しく」(タミーノ)[第1幕、第3曲] ・歌劇「イドメネオ」K.366〜アリア「海の外にも、わしの胸の中にもうひとつの海があり」(イドメネオ)[第2幕、第12曲a] アーティスト(演奏・出演) フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)リッカルド・ミナージ(指揮)ラ・シンティッラ管弦楽団 レコーディング 収録:2017年、ミュンヘン・キュヴィリエ劇場(ライヴ) 映像監督:ハンス・ハドゥッラ、プロデューサー:ベルハルト・フライシャー
ルネ・ヤーコプス オペラ最新録音 「魔弾の射手」! ”隠者にはじまり隠者に終わる” 作品本来の姿がここに! 歌唱陣のフレッシュな歌声 セリフ部分も超充実の大注目録音! ★ヤーコプスによる『魔弾の射手』の録音の登場!冒頭の有名な序曲から、物語の世界にぴったりの美しくもメルヘンを思わせる霊妙な雰囲気の素晴らしい録音にまず心奪われます。そして、いつもながらのヤーコプスらしいこだわりをみせ、セリフ部分も充実。さらに、序曲の後に本来存在していた”隠者”の場面を復活させ、『魔弾の射手』作品本来の姿がここによみがえりました。歌唱陣と管弦楽の演奏がこれ以上なく生き生きとしています。超注目盤です。 ★魔弾の射手の物語は、以下のとおり・・・主人公は若く有能な狩人マックス。娘アガーテと結ばれるためには難しい射撃を成功させなければならない。マックスはライバルのカスパールにそそのかされ、悪魔に「魔弾」を鋳造させる。これは、6発は自分の思いのままに命中するが、最後の1発は悪魔の思うところに命中する、というもの。射撃当日、その7発目は最初なんとアガーテに命中したように見えた。が、彼女は「隠者に送られた花束」によって守られ、ライバルのカスパールが凶弾に倒れる。最終的にマックスとアガーテはめでたく一緒になる。・・・というもの。正直申し上げると、この「花束」に少々の唐突感があることは否めません。このアガーテを護った「花束」は、本来、台本作者のキントが、序曲の後に配した、隠者とアガーテの場面で登場していたもの。序曲のあとに、隠者の家をたずねるアガーテと隠者が歌う場面があり、そこで、隠者はアガーテにおまもりとして花束を渡すのです!ヴェーバーは、妻にして人気歌手のカロリーネ・ブラントを観客代表のように信用しており、彼女の助言にしたがって、序曲のあとに登場する隠者の場面をカットし、序曲のあとはにぎやかな射撃のシーンから始まるようにしました。本来は序曲のあとに隠者の家の静寂な世界があったのに。キントはこの台本の変更をしぶしぶ承知したものの、死ぬまで後悔していました。本録音は、この場面を復活させています!しかもヤーコプスは、音楽をつけて復活させています!ヤーコプスは、台本のみ存在しヴェーバーが音楽をつけなかったこの場面を復活させるにあたり、オペラのフィナーレで隠者が登場するときのメインテーマや、ほかの楽曲から旋律を転用しています。これがまた実に見事! ★理想的な管弦楽、充実した歌唱陣、そして従来カットされていた部分の復活からセリフ部分にいたるまでの綿密かつこだわりのプロダクション。『魔弾の射手』をお持ちでない方にも、さらに『魔弾の射手』を全種類お持ちの方にも新たなる決定盤かつ注目盤としてお手にとっていただきたい内容です! 収録情報 曲目・内容 ヴェーバー (1786-1826) :『魔弾の射手』 (全曲/全3幕) 初演:1821年6月18日、ベルリン王立劇場 台本:ヨハン・フリードリヒ・キント (1768-1843) 対話部分の再構築:ルネ・ヤーコプス (&レコーディング・プロデューサー・ディレクター/マルティン・ザウアー) アーティスト(演奏・出演) ルネ・ヤーコプス (指揮) フライブルク・バロックオーケストラ コンサートマスター:ペトラ・ミュレヤンス) ヴィオラ・ソロ:コリーナ・ゴロモス チェロ・ソロ:ステファン・ミューライゼン 打楽器:チャーリー・フィッシャー (ティンパニ) 、クリスティアン・ディールシュタイン 即興&効果音:ミコライ・リトフスキ チューリヒ・ジングアカデミー (フロリアン・ヘルガート、セバスティアン・ブロイング/合唱指揮) クリスティアン・イムラー (バス/隠者) ポリーナ・パスツィルチャク (ソプラノ/アガーテ) カテリーナ・カスパー (ソプラノ/エンヒェン) マキシミリアン・シュミット (テノール/マックス) ヤニク・ドゥブ (バリトン/キリアン) マティアス・ヴィンクラー (バス/クーノー) マックル・ウルラッハー (ザミエル/語り) ディミトリ・イヴァシュチェンコ (バス/カスパール) レコーディング 録音:2021年6月、コンツェルトハウスおよびアンサンブルハウス、フライブルク
「ベスト・ニュー・オペラ賞」受賞! ジャニーン・テソリの美と雄弁に満ちた感動的な音楽が魅力。 人種差別をテーマにしたアメリカ新作オペラ『ブルー』 ★ SACDハイブリッド盤。ワシントン・ナショナル・オペラの新録音はタゼウェル・トンプソンの台本とジャニーン・テソリの音楽で、今日のアメリカにおける人種差別をテーマにした現代オペラ『ブルー(Blue)』です。 ★『ブルー』は人種差別抗議活動中に同僚の警官に息子を殺されたアフリカ系アメリカ人警官の悲劇を描いた作品。黒人差別撤廃運動と強く共鳴するこの作品は、 オペラの舞台でアフリカ系アメリカ人の家族の生活の現状をリアルに描いた注目作で、2020 年に北米音楽批評家協会のベスト・ニュー・オペラ賞を受賞、またイ ギリス経済紙フィナンシャル・タイムズは「アメリカの人種差別に関する極めて注目すべき新作オペラ」と称賛されており、2021年にジョン・F・ケネディ・センター にてセッション録音されました。 ★音楽はリチャード・ギアが主演した映画『最後の初恋』の劇中音楽を担当するなど、現在のアメリカ音楽シーン各方面で活躍している作曲家ジャニーン・テソリ の書き下ろし。美と雄弁に満ちた音楽がこの作品のテーマの重要性を引き立たせます。 ★指揮ロデリック・コックスは、ミネソタ管弦楽団のアソシエイト・コンダクターを務めるアフリカ系アメリカ人指揮者。ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるチネケ!・オーケストラを振ったことでも注目されています。 ※日本語帯はつきません。 収録情報 曲目・内容 『ブルー』 ジャニーン・テソリ作曲、タゼウェル・トンプソン台本:オペラ『ブルー』(全2幕)(2019) 【グリマーグラス・フェスティバル委嘱作品】 アーティスト(演奏・出演) ワシントン・ナショナル・オペラ・オーケストラ ロデリック・コックス(指揮) ケネス・ケロッグ(バス/父) ブリアナ・ハンター(メゾ・ソプラノ/母) アーロン・クラウチ(テノール/息子) ゴードン・ホーキンス(バリトン/牧師) アリアナ・ベーア(ソプラノ/彼女 I 、集会参加者 I 、看護婦) カテリナ・バートン(ソプラノ/彼女 II 、集会参加者 II ) レアーナ・セルウェル(メゾ・ソプラノ/彼女 III 、集会参加者 III ) ジョシュア・ブルー(テノール/警察官 I 、男性集会参加者 I ) マーティン・ルーサー・クラーク(テノール/警察官 II 、男性集会参加者 II ) クリスチャン・シモンズ(バス=バリトン/警察官 III 、男性集会参加者 III ) レコーディング セッション録音:2021年6月/オペラ・ハウス、ジョン・F・ケネディ・センター
コロナ禍の制限の中で生まれた新時代のバレエハンブルク・バレエ団「ゴースト・ライト」 ★ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団による新作《ゴースト・ライト》。この作品は、コロナ禍における新時代のバレエとしてジョン・ノイマイヤーが新たに制作。残念ながら中止となりましたが2021年3月の来日公演の演目として予定されていました。この作品は、欧州での最初のロックダウンの後活動が再開された際に、ジョン・ノイマイヤーは厳しい感染対策を行った上で、所属ダンサー全員のためにこの新作を制作しました。コロナ禍における「ソーシャルディスタンス」を表現し、ダンサーを少人数に分け、その断片を組わせて作り上げられています。パンデミックを経験した恐怖、そして変化する人間関係、記憶と感情を反映しています。タイトルの「ゴースト・ライト」とは、公演が終わったときに舞台を照らすひとつのランプのこと。現在世界中の劇場が、この「ゴースト・ライト」に照らされた何も行われていない舞台のまま、次の公演を待っている状況であることを表しています。今回の収録では、フランスのピアニスト、ダヴィッド・フレイが演奏するシューベルトが音楽として使われており、ダンサーたちにインスピレーションを与えています。 収録情報 曲目・内容 ハンブルク・バレエ団/ゴースト・ライトバレエ《ゴースト・ライト》 音楽:シューベルト(楽興の時 D780、アレグレット ハ短調 D915、即興曲 D899、「幻想」ソナタ D894) アーティスト(演奏・出演) 振付・舞台美術・照明・衣装:ジョン・ノイマイヤー 「椿姫」「くるみ割り人形」 衣装:ユルゲン・ローゼ 出演: ハンブルク・バレエ団 シルヴィア・アッツォーニ エレーヌ・ブシェ アンナ・ラウデール 菅井 円加 ヤコポ・ベルーシ クリストファー・エヴァンズ エドウィン・レヴァツォフ アレクサンドル・リアブコ 、他 ピアノ:ダヴィッド・フレイ レコーディング 収録:2020年10月8・9・10日 バーデン・バーデン祝祭劇場、ライヴ
マリエ・ポドゥヴァロヴァー歿後30年記念。 1939年〜1950年のスタジオ録音完全収録! 未発表音源を含むポドゥヴァロヴァー全盛期の歌声をお届け! ★20世紀チェコを代表するソプラノ、マリエ・ポドゥヴァロヴァーが 2022年に歿後30年を迎えました。ポドゥヴァロヴァーは1937年から1978年までプラハ国立劇場で長いキャリアを積んだオペラ歌手。1938年にはヴァーツラフ・ターリヒ指揮でスメタナの『リブシェ』のリブシェ役、『ダリボル』のミラダ役、『二人のやもめ』のアネシュカ役など眩いばかりの輝きを放った歌声で注目されました。また、ドヴォルザークのオペラ『ルサルカ』やヤナーチェクの『イェヌーファ』などでも印象的な歌声を披露しています。当CDは1939年から 1950年にかけてのスタジオ録音全集で初CD化の貴重な内容となっています。なかでも1950年のポドゥヴァロヴァーの最後のスタジオ録音は未発表だっただけに要注目。フィビフの『メッシーナの花嫁』からの一場面でベアトリーチェを歌っています。 ★名エンジニア、ヤクブ・ハドラバによる2022年最新リマスタリング。原盤劣化のため一部お聞き苦しい箇所がございますが、非常に貴重な音源の復刻の意義からCD化を決定しました。またブックレットにはポドゥヴァロヴァーの写真に加えディスコグラフィも掲載。資料的価値十分の内容となっています。 収録情報 曲目・内容 CD1 チェコ民族復興期の歌曲 ●ヨセフ・オンドジェイ・ノヴォトニー (1778-1856) :「広い野原に立つりんごの木」 ●ヴァーツラフ・ヨセフ・ローゼンクランツ (1797-1861) :「生まれ故郷のボヘミアで」 ●ヘジュマン・スクシヴァン (1802-?) :「チェコ人は親切な国民です」 ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル (ピアノ) 録音:1948年/プラハ ●ドヴォルザーク:歌劇『ジャコバン党員』より第2幕「わたしたちは外国を彷徨しました」 ヤン・コンスタンチン (バリトン) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●ドヴォルザーク:歌劇『悪魔とカーチャ』より第3幕「何て館の中は寂しいのかしら」 プラハ国立劇場管弦楽団、ズデニェク・ハラバラ (指揮) 録音:1941年/プラハ ●ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』より第2幕「あなたの瞳には」 インジフ・ブラジチェク (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●ドヴォルザーク:歌劇『アルミーダ』より第2幕「おお、心よ、この動悸を静めておくれ」 プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●フィビフ:歌劇『メッシーナの花嫁』より第2幕「そうなのか?...ああ、どうして忘れたのだろう...」 プラハ国立劇場管弦楽団、ヤロスラフ・クロムホルツ (指揮) 録音:1950年/プラハ ●フィビフ:歌劇『メッシーナの花嫁』より第3幕「ドン・セザール!...ざまあみろ!」 マリエ・ポドゥヴァロヴァー (ソプラノ/ベアトリーチェ) 、マルタ・クラーソヴァー (アルト/ドンナ・イザベラ) 、イヴォ・ジーデク (テノール/ドン・セザール) 、アントニーン・ヴォタヴァ (テノール/ボヘムンド) 、ヤロスラフ・ヴェヴェルカ (バス/カエターン) 、カレル・カラシュ (バス/ディエゴ) 、ミラダ・イラースコヴァー (ソプラノ/パノシュ) 、プラハ国立劇場合唱団、ヨセフ・チェフ (合唱指揮) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ヤロスラフ・クロムホルツ (指揮) 録音:1950年/プラハ ●フィビフ:『シャールカ』より第2幕「私が美しいというのですか?」 プラハ国立劇場合唱団、ヤン・マリオ・オウドジェニーク (合唱指揮) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1944年/プラハ ●フィビフ:『シャールカ』より第2幕「あなたはなんと美しいのでしょう」 ヤロスラフ・グレイフ (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1942年/プラハ ●ヤナーチェク:歌劇『イェヌーファ』より第2幕「たまには」 プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1941年/プラハ ●ノヴァーク:歌劇『カルルシュテイン』より第3幕「喉が渇いたわ、私の愛しい人」 ズデニェク・オタヴァ (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、フランティシェク・シュクヴォル (指揮) 録音:1949年/プラハ ●ノヴァーク:歌劇『カルルシュテイン』より第3幕「私のカルレ!…私のエリシュコ!」 ズデニェク・オタヴァ (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、フランティシェク・シュクヴォル (指揮) 録音:1949年/プラハ CD2 ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第1幕「日が暮れてしまった」* プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1942年/プラハ ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第1幕「なんということでしょう、私の心は嵐に包まれている」 シュテパーンカ・イェリーンコヴァー (ソプラノ) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1942年/プラハ ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第2幕「私はどうずればよいのか?」 プラハ交響楽団、ズデニェク・フォルプレフト (指揮) 録音:1939年/プラハ ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第2幕「私はどうずればよいのか?」 プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1945年/プラハ ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第2幕「ああ、愛といういいようのない幸せ」 ヤロスラフ・ヤロシュ (テノール) 、プラハ交響楽団、ズデニェク・フォルプレフト (指揮) 録音:1939年/プラハ ●スメタナ:歌劇『ダリボル』より第2幕「ああ、愛といういいようのない幸せ」 ヨセフ・オタカル・マサーク (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1943年/プラハ ●スメタナ:歌劇『二人のやもめ』より第1幕「囚われの身となりし我が心よ...」 インジフ・ブラジチェク (テノール) 、マリア・タウベロヴァー (ソプラノ) 、ルジェク・マンダウス (バス) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●スメタナ:歌劇『二人のやもめ』より第2幕「私は一人で支配する」 マリア・タウベロヴァー (ソプラノ) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1941年/プラハ ●スメタナ:歌劇『二人のやもめ』より第2 幕「ああ、なんと残酷な憎しみが私の心を苦しめるのだろう」 インジフ・ブラジチェク (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●スメタナ:歌劇『二人のやもめ』より第2幕より「奥様」 インジフ・ブラジチェク (テノール) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●スメタナ:歌劇『二人のやもめ』より第2幕「ああ、なんて美しい日なのか」 プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1940年/プラハ ●スメタナ:歌劇『悪魔の壁』より第3幕「ああ、愛の神よ」 プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1943年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第1幕「永遠の神々」 プラハ交響楽団、ズデニェク・フォルプレフト (指揮) 録音:1939年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第1幕「永遠の神々」 プラハ国立劇場管弦楽団、オタカル・イェレミアーシュ (指揮) 録音:1945年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第1幕「この百姓ども」 プラハ国立劇場管弦楽団、カレル・ネドバル (指揮) 録音:1947年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第3幕「彼来る!」 プラハ国立劇場管弦楽団、フランティシェク・シュクヴォル (指揮) 録音:1949年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第3幕「ようこそ、名誉ある花嫁様」 プラハ国立劇場合唱団、ヤン・マリオ・オウドジェニーク (合唱指揮) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1944年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第3幕「ねえ、不屈のヴィシェフラドゥ (高い城) 」 スタニスラフ・ムジュ (バリトン) 、プラハ国立劇場管弦楽団、ルドルフ・ヴァサータ (指揮) 録音:1944年/プラハ ●スメタナ:歌劇『リブシェ』より第3幕「強力な神々」 マリエ・ポドゥヴァロヴァー (ソプラノ/リブシェ) 、ヤルミラ・マラー (ソプラノ/クラサヴァ) 、マルタ・クラーソヴァー (アルト/ラドゥミラ) 、ヨセフ・ヴォイタ (テノール/シュチャーフラフ) 、ヨセフ・クジカヴァ (ラドヴァン) 、ヤロスラフ・ヴェヴェルカ (ルトボル) 、プラハ国立劇場合唱団、ヤン・マリオ・オウドジェニーク (合唱指揮) 、プラハ国立劇場管弦楽団、オタカル・イェレミアーシュ (指揮) 録音:1945年/プラハ *=原盤劣化が激しく一部お聞き苦しい箇所がございます。 アーティスト(演奏・出演) マリエ・ポドゥヴァロヴァー (ソプラノ) レコーディング 録音:1939年-1950年/プラハ
ジョン・ノイマイヤーによる新作『ベートーヴェン・プロジェクト』 物語バレエとシンフォニック・バレエの融合 日本語帯・解説付き ★ベートーヴェンの生誕250周年を記念し、現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤーがベートーヴェンの楽曲を用いて初めて振付を行った「ベートーヴェン・プロジェクト」 (2018年初演) の映像がリリースされます。作品は3部からなり、ベートーヴェンの楽曲を基に、ベートーヴェン自身の心象を表現した作品。第1部「ベートーヴェン・フラグメント」は、ベートーヴェンの人生について描写しており、踊りの中に断片的に現れます。ベートーヴェン役のアレイズ・マルティネスの表現力に脱帽。第2部「インテルメッツォ」は、「プロメテウスの創造物」の音楽とともにギリシャ神話の世界を描き、アポロ役のエドウィン・レヴァツォフのしなやかな動きに魅了されます。最後、第3部「エロイカ」は、交響曲第3番「英雄」が全曲演奏され、才気みなぎるシンフォニック・バレエが展開されます。 劇中では日本人ダンサーの活躍も目立ち、第3部「エロイカ」の第1楽章で登場する有井舞耀。彼女は2019年にハンブルクを退団しヒューストン・バレエ団のドゥミソリストとして移籍していますが、今回はゲスト・ソリストとして古巣に帰ってきています。さらに類まれなる跳躍力と表現力で2019年にプリンシパルに昇格し注目の菅井円加も出演しています。 ノイマイヤーは本作についての製作意図についてこのように述べています。「ベートーヴェンの音楽を聴いて心に浮かんだ感情を振付に移し替え、彼の音楽に合わせて“ダンス”を作ること。事前の綿密な計画や物語や“作劇法的な構想”なしに、彼の音楽を即興的に解釈して、単純に動きを、そして動きの状況を創り出すこと。それと同時に、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンについて調査し、研究すること??彼の作曲家としての生活と私的な生活の事実を発見し、考察すること。」 生誕250周年の記念すべき年に、偉大なる音楽に魅了され、それに触発され完成された新たな芸術を目の当たりにすることになるでしょう。 また、本作は2021年3月にはロームシアター京都で日本初演される予定です。 ◆レコード芸術 2020年7月号 特選盤 収録情報 曲目・内容 ハンブルク・バレエ『ベートーヴェン・プロジェクト』 第1部「ベートーヴェン・フラグメント」 ・エロイカ変奏曲 ・ピアノ三重奏曲ニ長調Op.70-1「幽霊」 ・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3 ・弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132 第2部「インテルメッツォ」 ・プロメテウスの創造物Op.43 第3部「エロイカ」 ・交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」 アーティスト(演奏・出演) ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン/プロメテウス : アレイズ・マルティネス ベートーヴェンの理想/アポロ : エドウィン・レヴァツォフ ベートーヴェンの母親 : パトリツィア・フリツァ ベートーヴェンの甥 : ボルハ・バムデス ベートーヴェンの"遥かなる恋人に"/テルプシコール : アンナ・ラウデール ハンブルク・バレエ団 ピアノ : ミカル・ビアウク ヴァイオリン : エルミール・アベシ チェロ : テオドール・ルス 弦楽四重奏 : シャンツー・カロ=ステムラー (ヴァイオリン) ヘルムート・ヴィンケル (ヴァイオリン) ベンジャミン・リヴィニス (ヴィオラ) マリオ・ブラウマー (チェロ) ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 サイモン・ヒューイット (指揮) レコーディング 音楽 : ベートーヴェン 振付・照明・衣装 : ジョン・ノイマイヤー 舞台 : ハインリッヒ・トレーガー 映像監督 : ミリアム・ホイヤー 収録 : 2019年10月3、4日バーデン・バーデン祝祭劇場、ライヴ